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本質を追求するマーケター。「価値を届ける」ためにスキルを積んできた瀬尾さんのキャリアとは?【カスタマーマーケティング部:瀬尾啓太さん】
今回はカスタマーマーケティング部に所属する瀬尾さんにインタビュー!
YOLO JAPANのマーケティング部を牽引する瀬尾さんに、これまでのキャリアや仕事・仲間への向き合い方について話を聞きました!
瀬尾さんがマーケターになるまでの経緯を教えてください!
もともとは「ものづくり」が好きで、設計職としてキャリアをスタートしました。技術を突き詰める面白さを感じる一方で、「いずれは作るだけでなく、販売して届けるところまで一貫して関わりたい」という想いがありました。
実際に設計の現場で仕事をしていく中で、「コストを重視したい」「品質を最優先にしたい」など、顧客ごとにニーズがまったく異なることに気づきました。そこから、「顧客が本当に求めている価値とは何か?」という問いが自分の中に芽生え、それがマーケティングへの興味に繋がりました。
当初は独学も考えましたが、「実践の中で学ぶ方が圧倒的に早い」と思い、あるマーケティング本の出版社に直接コンタクトを取り、面接の場をいただくことに。その一歩から、マーケターとしてのキャリアが始まりました。
瀬尾さんの”こうと思ったら動く”というのは直感に従う行動特性は昔から特徴との事ですが、瀬尾さんの直感は「鋭い嗅覚」に繋がっていると感じます。ただ、直感で動くと途中で投げ出す人もいる中、そうはならなかった理由はありますか?
行動のきっかけは直感的でも、「一度足を踏み入れた以上、そこで成果を出したい」という強い意志があります。興味だけでは強みにはなりませんし、適性は後から育つものだと思っています。好きなことも、苦手なことも含めて向き合い続ける中で、ようやく手応えが得られてきた感覚があります。
>突き詰め続けているからこそという事ですね。未経験から飛び込んだマーケティングの世界ですが、最初の仕事や印象に残っている事はありますか?
最初の2か月ほどは先輩のアシスタント業務から始まり、その後は投資ジャンルでの広告運用やセールスレターやメールマーケティングを担当しました。実際に売上が大きく伸びたときは、単に“伝えた”ではなく、“伝わった”という感覚があり、とても印象に残っています。一方的に伝えるメッセージではなく、相手に感じ取ってもらえた・・・という嬉しさがありました。
その後、2社を通して異なるマーケティング経験をされたという事ですが、その時の事を教えてください!
今まで無形商材のマーケティングを行ってきたため、より多様なマーケティングスキルを磨くため、あえて有形商材に挑戦しました。無形商材との大きな違いは、「競合との距離の近さ」。たとえばセミナーなど無形の場合は差別化しやすいですが、有形商材はカテゴリーで括られがちなので、明確な差別化が難しい。
だからこそ、「誰に・何を・なぜ届けるか」の設計が重要で、セグメント分析や潜在ニーズの可視化に力を入れました。この経験が、自分のマーケティングの幅を広げてくれたと感じています。
その後はコンサルティング会社へ。背景には、自分の経験がどの業界でも通用するのか試したいという想いと、良い商品やサービスを持っていながら届け方に悩む方々を支援したいという気持ちがありました。
さまざまな業界の案件に関わる中で、マーケティングのテクニックは常に変化する一方で、根本にあるのは「人の心理」だと再認識させられました。
また、広告運用・動画コンテンツ・メールマーケティング・CRM設計といったファネル全体を見渡しながら、リード獲得からナーチャリングまで一貫して設計・実行してきた経験も、この時期に大きく積み重なったと思います。
瀬尾さんの試行錯誤を繰り返しながら、本質的なマーケティングを追求する姿勢にはプロフェッショナルを感じます。しかし、その後、その瀬尾さんが所属していた会社が倒産してしまったとのこと。当時、私も日経新聞の朝刊でそのニュースを目にし、大変驚いたことを記憶しています。瀬尾さんはどんな心情でしたか?
社内は混乱していましたが、自分は意外と冷静でした。人生には思いがけないことも起きるものだという感覚をもともと持っているからだと思います。
ただ、クライアントへの申し訳なさはかなり…大きかったです。信頼して任せていただいていたにも関わらず、突然の出来事で広告運用の途中で止まってしまった。それだけは本当に心残りです。
個人的には達観しつつも、クライアントに対する思いも含めてとてもつらい経験だったと思います。その後の転職活動でYOLO JAPANに入社されることになりましたが、入社を決めた理由は何でしたか?
転職活動において、「良い価値を誠実に届けていく会社で働きたい」という事を考えていました。
マーケティングの本質はうまく言って“買わせる”のではなく、価値を正しく伝えて、手に取った人の未来がよりよくなるきっかけを作ることだと思っています。
その本質的なマーケティングができると思ったのが、YOLO JAPANに入社を決めた理由です。
実際にYOLO JAPANに入社していかがでしたか?
まず驚いたのは、マーケティング専門職が少ない中で、ここまで事業を前進させてきたメンバーの熱量です。今では広告運用、CRM構築、SEOを意識したコンテンツ設計など、幅広い領域を自ら考え、実行しています。
特に印象的なのは、在留外国人というマーケティング経験の少ないターゲットに対して、ステレオタイプな考え方ではなく、ユーザーの行動データと心理的理解をもとに仮説検証を繰り返している点です。定量・定性の両面から深くユーザー理解を進められる環境に、大きなやりがいを感じています。
IPOに向けた短期的成果と、中長期的ブランド構築のバランスをいかに取るかも、日々チャレンジしています。
特に顧客分析においては、在留外国人向けのマーケティングが初めての経験であるため、これまでの常識にとらわれないアプローチを心がけています。「求人が多いから現場系の仕事を掲載しよう」「仕送りニーズがあるから給与が高ければ良いだろう」といったステレオタイプな考え方ではなく、ユーザーの行動を徹底的に捉えることを重視しています。
日本に来る理由、目的も人によって様々だからこそ、日々検索されている検索キーワードやヒートマップ、バナーのクリック率など、あらゆるデータから定量的な分析を行うとともに、社内の外国籍メンバーへのヒアリングやイベントでのユーザーインタビューといった定性的なデータからの分析を大切にしています。単に言葉の表面的な意味をとらえるのではなく、サイコグラフィック(心理的な情報)を深く理解することで、外国人材のニーズに深く寄り添う戦略を立てるようにしています。
また、YOLO JAPANのマーケティング全体に対して難しさを感じている事は、短期的な売り上げと長期的な視点のバランスです。
IPOを控える中で、日々の売上や短期的な成果は重要です。ただ、YOLO JAPANブランドを強固にして中長期的なユーザー獲得、クライアント獲得につなげていく事も大切だからこそ、今あるリソースでどのように短期的な売り上げを上げながら長期的な施策に向けた種まきができるかというのは常に意識しています。
課題も沢山あると思いますが、瀬尾さんをはじめとしたマーケティングチームがとても頼もしいです。瀬尾さんが入社されてからよりメンバーがイキイキとスキルアップしているように感じています。メンバーとの信頼獲得・関係性構築の秘訣はありますか?
正直、特別なことはしていないです。ただ、仲間の努力や想いにきちんと応えたいという気持ちは強く持っています。
苦手なことに目を向けるよりも、その人が前向きに仕事と向き合える環境づくりに力を注ぐようにしています。そうすることで、自然と力を発揮し、成長スピードも上がると感じています。
YOLO JAPANには、物事への取り組み姿勢や判断基準をしっかり持っている「優秀なメンバー」が多い。そんな仲間と働けることを、日々ありがたく思っています。
最後に、瀬尾さんの目標はありますか?
YOLO JAPANのブランドを、在留外国人の方々にとって「まず登録しておくべき存在」として浸透させていきたいです。住まい・仕事・生活サポートなどを網羅する“生活のインフラ”として頼ってもらえるよう、マーケティングの力で貢献していきたいと思います。
個人的には、先のことはあまり決めていません(笑)。変化がある方が人生は面白い。あとで振り返ったときに「色々あったけど、楽しかったな」と思える人生が理想ですね。
黙々とPCに向かいながらも、周りからは「瀬尾さん、瀬尾さん」と頼られる瀬尾さんの一面が届けば嬉しいです!
個人的には、Slackでの優しさに溢れるコメントや、日報の表現センスがとても魅力的だと感じていました。何か意識されているのか尋ねてみると、「本をたくさん読むので、そこからキーワードや言い回しを拾ってきたりしますかね」とのお答え。読書によって培われた言葉のセンスが、瀬尾さんの人柄をより一層引き立てているのかもしれません。
色々な社員が活躍するYOLO JAPAN。興味を持たれた方は是非ご応募お待ちしております😊