こんにちは!
「英語で学ぶ学童保育」Kids Duoにてシニアゼネラルマネージャーを務めている田岡 彩と申します。
Kids Duoはやる気スイッチグループが保有しているブランドのひとつ、「英語で預かる学童保育」です。もしかすると、街中で黄色いバスを見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。幼児~小学生の子どもたちを下校後にお預かりしており、教室の中ではネイティブの先生たちと一緒に話したり、歌ったり、動いたり、英語環境の中で楽しく自然と学べる学童保育になっています。
現在私は、シニアゼネラルマネージャー(SGM)として18教室を管理、また直属のゼネラルマネージャーや教室長を統括し、各教室の運営・数値管理を行っています。
Kids Duoの教室長を目指したきっかけ
教室長をお任せいただいたのは2017年で、入社時は友人の紹介でアルバイトとしてバスの添乗員、そして次第に事務も兼務し半年ほど勤務していました。
もともと子供が好きだったこともあり「学童って面白そう」という興味とお手伝い感覚で和気あいあいと過ごしているうちに、当時の教室長から仕事のやりがいや会社の理念を聞くことがあり「いい会社だな」と感じるようになりました。
少しずつやれること、やってみたいことが増えてきてその中で教室長の推薦を頂き登用試験を受けて晴れて教室長になった経緯です。
入社当初は英語が苦手でした…。
Kids Duoは "英語で預かる学童保育" なので入社当時から「私英語しゃべれないけど、大丈夫?」と聞き返すくらい英語に関しては全くで、苦手意識もあったのですが、(今も完ぺきとは言えないですが)これまでの働く中で英語も勉強してきましたし日常会話レベルには話せるように成長したかな、と思っています。
言語の壁はあると思いますが、Kids Duoもやる気スイッチグループも、一番大事にしているのは "理念" で、その思いが一緒であれば理解できないことはないと思っています。スタッフと面談するときも筆談やボディランゲージを駆使しながら「あなたにこうなってほしいんだ」、「私にどうしてほしいか言って」とぶつかり合う中で熱意や思いは伝わりますし、マネジメントにおいては本人が "ちゃんと見てもらえているか" 、"将来不安にならないか" を日々の一声や面談を通して表せるようにしています。
まあ英語を話せるに越したことはないですが、実務面で言えばバイリンガル講師や本部スタッフに通訳で入ってもらうこともあるのできちんと伝えたいことは伝えられるようにできますし、そもそも同じ理念に共感できるものがあると言葉が伝わらなくても思いは伝わっています!
勉強にとどまらない、子どもたちの成長を感じられるお仕事
教室長は、常に目の前の子どもたちの成長に直接携われることができるお仕事だと感じています。教室長によって子どもたちはどうにでも変わるんです!だからこそ責任が重い。そしてその分の対価として喜びも大きいです。
少し前の話になるのですが、小学校1年生から通ってくれていたYちゃんという子がいたんです。ご家庭もお仕事で忙しく、初めての学童で不安も多い中、英語よりも安全面やお預かりという点を重視されていました。
Yちゃんは当時週5日通ってくれていたんですが、本当にシャイなお子様で、長い期間泣きながら当園したり、登園した後も隅で泣いていたりという状態が続いていたんです。そんなある時、いつも待っているはずのバスのお迎え場所にYちゃんがいないことがあり、みんなで大捜索。お母さまもお仕事中だったのですがすぐに連絡し、お叱りを受けながらもとにかくみんなで探した結果、家に帰っていたことが分かったんです。お母さまとしては「ちゃんと迎えにいってくれるという話だったのに、信頼できない」と大変ご立腹で、ただ一方でお母さまはお仕事が忙しく、お帰りになるまでYちゃんは家に一人ぼっちになってしまうこと、そしてYちゃんがとにかく心配で、「ご自宅に行ってもいいですか」とお母さまにお願いをしYちゃんのご自宅まで伺いました。ご自宅に伺うとYちゃんはやっぱり泣いていて「友達が出来ない」「英語が嫌い」と話していました。1時間以上2人で一緒に話したあと、お母さまもそのあとYちゃんと話されたようで、最終的には一旦続けてみると言ってくださりました。
今、Yちゃんは小学校6年生になりずっと続けて通ってくれています。友達もでき、英語の楽しさに気づき日々自信をつけ、スペリングビーにも参加、英検準2級も合格し、今はネイティブの先生たちとも自然に会話ができています!
そして一番の成長は、 "自分の意見を伝えられる力" が身についたことだと思います。つい先日、Yちゃんとお母さまとお話しすることがあったのですが、中学校受験のため塾に通っているとのことで、Kids Duoとの両立大変なんじゃないか、週回数減らしたら?とお母さまがYちゃんに言ったところ、「卒業まではKidsDuoで頑張りたい」と言ってくれたそうなんです。
そこまでKid Duoを好きになってくれたのは嬉しいですし、なにより自分で考えて出した意見をしっかりと伝えられるようになった成長がとてもうれしく感じました。勉強や受験だけでない、将来の人生を切り開く糧を身に着けることができたんだと思っています。
どの仕事でも、どの環境でも通用するポータブルスキルの会得
高橋社長もよく仰っているポータブルスキルは教室長のお仕事こそ身につけられるものだと思っています。
入会面談、保護者面談、子どもたち、スタッフ等、とにかく会話をすることが多いので、話す能力は特に身につきます。営業力にもつながるものだと思いますが、特に面談内では短時間で相手の信頼を勝ち得る必要があるので、本音を聞き出すヒアリング力、相手に信頼信用を感じてもらえる会話力が鍛えられます。
次にマネジメント力。Kids Duoって、いろいろな国の方がいるので考え方や文化が違う感覚、もちろん人によってスキルも異なりますし、新卒~70歳の方もいらっしゃるほど年齢層は幅広く、それぞれの段階や立場に合わせたマネジメント力が問われます。
そして最後に、一つの教室を任されているという経営者としての意識、数値意識や目標達成意欲が求められます。得られるものは本当にたくさんあります!
そして今、私はSGMとしてお仕事をしておりますが、教室長として築いてきた成功体験・失敗経験をもとに、成功したことをメンバーには伝えるようにしています。例えば、教室のメンバーを新しく採用したいと思ったとき、また新規の入会数を獲得するために販促を打ちたいと考えたとき、やはりエリアや時期によって仕掛け方は違うんです。入会面談でお話をする際、ご家庭の状況やタイプが異なると提案の仕方も異なります。いろいろな場面で様々な選択肢がある中、どれが近道か、どうしたら解決できるかはやはり自分の教室長としての生の経験や直接対面してきた課題に対して乗り越えてきた知見を必要とされます。
日々教室長のメンバーが直面している課題に対して適切なアドバイスができること、一緒に解決ができることが今の業務では大切になるので、教室長として身につけてきた経験やスキルがあるからこそ、今の仕事ができていると実感します。
Kids Duoを民間学童ナンバー1へ!!
私の今後の目標はKids Duoを民間学童ナンバー1にすることです。「学童といえばKids Duo」「英語といえばKids Duo」と広く認知していただけるブランドにしていきたいと考えています。
やる気スイッチグループには個別指導学習塾のスクールIEというブランドが他にもあり、歴史も長く、オリコン、日経MJでも話題になるほど功績が大きいですが、同様にKids Duoも皆さんにとって唯一無二の存在になってほしいと思っているんです。そのためにはブランド力の底上げ、教室長含むメンバーの力が必要になってきます。
Kids Duoは現在200教室超えており、いろいろなバックボーンの方々が勤務していますが、皆がみんな理念に通ずる思いを持っていると心から思っています。子どもたちの将来のため、今より更に良いものを創り上げていくため、それぞれの思いを一つのベクトルに合わせてみんなで一丸となって成し遂げたい。それが私の今の目標です!
Kids Duoの教室長を目指してくださる皆さんへ
考え方×能力×熱意で成果、結果は変わると言いますが、"考え方" はいかようにも変えられると思っています。最初の入り方は何でもいいんです。「子どもが好きだから」でも「興味があるから」でもどんなきっかけでもよくて、ただそこから一つのことにしっかりと打ち込めるかどうかが大事だと思います。
理念に共感して「とにかくやってみよう」「どうすればできるか」を土台に、自分の考え方をプラスにすることで "考え方×能力×熱意" の掛け算は倍々に膨らんでいくので、信じてやるべきことを愚直にやる気持ちを大切にしてほしいと思います。
上にもお話したように、教室長はすごく忙しいです。でもどの分野であっても忙しくない人はいないです。だからこそ、忙しいを理由にするのではなく、その中で自分しかできないことを見つけて、考えて、行動に移せる力を私たちは求めています!