【AIで“働く”を変える】大和が挑む、AIを全員の武器にするプロジェクト
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こんにちは。大和株式会社の熊井です。
今回は当社のAIに関する取り組みについて、ご紹介したいと思います。
ここ数年で、生成AIは実験的な技術から実務レベルのツールへと急速に進化しました。
ChatGPTやGeminiにClaude、PerplexityやGensparkなどの登場によって、文章生成・情報検索・要約・アイデア出しから資料作成といった作業が劇的に効率化され、非エンジニアの業務でも日常的にAIが使われるフェーズに突入しています。
市場規模も拡大を続けており、各国の企業は「AIを活用できる人材の育成」を急務としています。
もはやAIは一部の技術者だけが扱う“特別な道具”ではなく、誰もが使いこなすべき“共通スキル”へと変化しています。
こうした状況下で、エンジニアには単にAIで「開発」するだけでなく、チームや組織にどうAIを浸透させるかを考える視点が求められています。
その第一歩として私たちが始めたのが、「誰もがAIを使いこなせる会社」を目指す社内プロジェクトです。
目次
「誰もがAIを使いこなせる会社へ」その第一歩
社内AIチームが誕生。その役割とは?
エンジニアだけじゃない。AIは全員の武器になる
AI×大和の未来に、あなたの力を
「誰もがAIを使いこなせる会社へ」その第一歩
2025年5月23日、当社は初の「AI利用アイデアコンテスト」を開催しました。
「アイデアを自慢して楽しもう。うまくいけば予算がついて実現!」
日々の業務を効率化するアイデアから、新規サービスの素案、社内チャットボットの提案まで、幅広いアイデアが集まりました。
応募作品はAIが新規性・実現性・技術的完成度・社会的インパクト・実用性・継続性・プレゼン力の7指標で評価。
最優秀賞と優秀賞には、社内で大きな労力を要していた業務の効率化に関する提案が選ばれました。
これらのアイデアが実現することで、社員がより創造的な業務に集中できる未来が期待されています。
受賞者は、2025年8月の期初All Hands(全社ミーティング)にて表彰され、受賞コンテンツが全社に共有されました。
社内AIチームが誕生。その役割とは?
AI利用アイディアコンテストをきっかけに、8名の有志による社内AIチーム「AI室」が誕生しました。
社長、役員、コンサル、エンジニアなど、多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されており、入社1年未満の若手社員も含まれています。
「AIに興味はあったけど、どう活用すればいいのか今一つ分からなかった。
今回のコンテストが、背中を押してくれるきっかけになりました。」(エンジニア 3年目)
現在、AI室のメンバーはChatGPT、Gemini、Genspark、Perplexity、Difyなどのツール活用を学ぶ外部トレーニングを受講中。使い方だけでなく、「どのように社内に広めていくか」「開発現場でどう活用するか」という視点も重視しています。
「初回のトレーニングから知らないツールばかりで驚きました。
こんなこともできるのか!という発見が多く、とてもワクワクしています。」(コンサルタント 7年目)
AI室の役割は、単にAIを“使える人”になることではありません。
誰もがAIを日常業務に取り入れられるように、現場に寄り添いながら学びを届けていく“社内伝道師”としての存在です。
AI室では、まずは各ツールの機能や特性を知り、「この業務はこのツールを使うと(組み合わせると)効率化できるのではないか」という候補を洗い出しています。この先は当社1Q(10月末)までにAIツールの社内リリースまたはAIを活用した業務効率化手順の公開を実現するよう活動を進めていきます。
「AI活用のハードルを下げ、誰でも使いこなせる会社へ」──その第一歩が、いま動き始めました。
エンジニアだけじゃない。AIは全員の武器になる
当社が目指すのは、AIそのものや汎用的AIツールを開発することではありません。また、「一部のエンジニアだけがAIを扱う」会社を目指すものでもありません。
既存の優れたAIツールをどう組み合わせ、最大の効果を生み出すか。
社内問い合わせ対応、各種管理業務、サービス提供フローなど、幅広い領域での導入を視野に入れています。
「ここにAIを導入したい」という声が上がれば、即座に検討が始まり、実装へとつながる――。
そんな環境を整えています。
特に社内問い合わせ対応の改善には大きな期待が寄せられており、
「情報を探す時間を減らし、考える時間を増やす」ことで生産性向上を目指します。
当社は、AI導入のためのトレーニング予算を社員一人ひとりに割り当て、「AI活用を当たり前にする」ための投資を惜しみません。
AI×大和の未来に、あなたの力を
当社が求めているのは、AIの専門知識を持つ人だけではありません。
もちろん、AIに関する知識や経験がある方は大歓迎です。
ですが、それ以上に大切なのは、「変化を楽しみ、自分で変えていく意志」です。
- 新しい技術にワクワクできる方
- 課題を見つけ、改善したい方
- 自由な環境で挑戦したい方
そんな方にこそ、私たちの仲間に加わってほしいと考えています。
フルフレックス・フルリモートという柔軟な環境と、
「声を上げれば誰かが拾い、会社が動く」風通しの良い文化が、あなたの挑戦を支えます。