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世界30カ国を回った末見つけた「世界を変える」が笑われない場所──新規事業開発の本質

Xvolve 新規事業責任者:Watabe Riku2024年に慶應大学卒業。
在学中に世界30カ国をバックパッカーとして放浪。
大学卒業後、Xvolveへジョイン。
現在新規事業責任者としてリードプロダクトの事業戦略及びプロダクトマネジメントを担っている。


「世界を変えたい」。就活の場でそう語ったら、多くの人は笑うかもしれません。現実を見ろと言われるかもしれません。けれど、Xvolveには、その言葉を真剣に受け止める仲間がいます。世界を変える挑戦と、それを支えるビジネススキルを同時に磨ける環境。今回は、新卒1年目ながら新規事業の責任者を務める渡部さんの物語を通して、Xvolveという場所がどのような可能性を秘めているかをお伝えします。

「世界征服」から「世界を変える」へ

渡部さんの挑戦の原点は、小学生時代に遡ります。当時、彼は『三国志』に夢中で、「自分も中華統一のような偉業を成し遂げたい」と考えていたそうです。その思いが原点となり、彼は高校卒業後、2年間の海外生活に踏み出しました。
オーストラリアでの1年滞在を皮切りに、アフリカ、アジア、ヨーロッパなど30カ国を巡った渡部さん。各地の暮らしや社会課題に直面する中で、特に中国で見た貧困の光景が彼の価値観を大きく揺さぶりました。
「貧困って本当にあるのか、自分の目で確かめたかったんです。でも実際にその現実を目の当たりにして、衝撃を受けました」。中国で物乞いをする人々の姿を見た時、「世界征服なんて言ってる場合じゃない。目の前の課題だけを解決しても意味がない。根本から世界を変えなければ、本当の解決にはならない」。
こうして彼の夢は、「世界征服」から「世界を変える」というビジョンへと大きくシフトしていったのです。


就活は夢を語る場じゃないのか?

「いつか自分も世界を変える」。この夢は、渡部さんにとって幼い頃からの原動力でした。しかし、就職活動の中でその思いを口にすると、「現実的じゃない」と一蹴されることばかりでした。

「面接では、企業が求める模範解答を用意してみましたが、心の中ではずっと“世界を変えたい”という思いを抱えたままでした。でも、それを素直に話せる会社はなく、周囲とのギャップに違和感を感じていました」と渡部さんは振り返ります。建前の答えを返しても、自分の本心とはかけ離れていると感じるばかりか、逆に「本当の自分を語ろう」と挑むと、面接官を困惑させてしまうこともあったといいます。
「ある面接では思い切って『世界を変えたいんです!』と正直に伝えました。でも、返ってきたのは面接官の戸惑いの表情で、『それで、具体的にはどうするの?』と聞かれて、自分でも上手く答えられなかったんです」。そのとき、渡部さんは自分の中で抱えていた夢と現実の間に、大きなギャップがあることを突きつけられました。


「具体的なビジョンがないまま『世界を変えたい』と言っている自分に、正直焦りを感じました。そのときから『そもそも世界を変えるってどういうことなんだろう?』と自問するようになったんです」。
渡部さんは答えを探す中で、ベンチャーキャピタル(VC)にも興味を持ちます。「世界を変える企業を支えるVCの存在を知り、そのスケール感に惹かれました。でも、自分の中で『それを支えるだけで満足できるのか?』という思いが強くなって、最終的には『自分で生み出す側に回りたい』と考えるようになりました」。

こうした迷いや葛藤を抱える中で出会ったのが、Xvolveでした。

Xvolveとの出会い

Xvolveにジョインした当初、渡部さんにとって「世界を変える」という言葉はまだ抽象的で、具体的なイメージには結びついていませんでした。しかし、業務を通じて新規事業に取り組む中で、その意味が少しずつ現実味を帯びてきたといいます。

「Xvolveでは、『世界を変える』という思いを真剣に語り合える人たちがいました。その中で、『自分のやりたいことを具体的な形にできる場所だ』と確信しました」と語る渡部さん。

最初の1~2ヶ月は、ビジョンについて議論を重ね、自分自身の考えを深める時間でした。そして、新規事業の立ち上げや運営を任される中で、現在では新規事業の責任者として、プロダクト戦略、マーケティング運用、KPI管理、メンバーマネジメントなど、多岐にわたる業務に取り組んでいます。


世界を変えることの本質

「『世界を変える力』には、本質を見抜く思考力、他者を惹きつけるカリスマ性、行動に移す実行力、そしてそれを支える仕組みが必要です」と渡部さんは語ります。Xvolveには、それらを実践的に学びながら身につけられる環境が整っています。

Xvolveでの経験を通じて、渡部さんはスタートアップ経済や新規事業の立ち上げを経験する中で、「社会課題の解決」と「ビジネス」の本質的な共通点に気づいたと言います。「ビジネスの根本は、『課題を解決すること』です。その欲求は、社会課題を解決しようとする動機と本質的に一致しています」。

この考えを体得したことで、「ビジネスを作ることこそが、世界を変えることに直結する」という実感を得た渡部さん。課題解決のフレームワークを駆使し、ビジネスと社会貢献の垣根を越える視点を養うことが、Xvolveでの挑戦の醍醐味だと語ります。

「もし今、もう一度中国に戻ったら、当時とは全く違う行動をすると思います。かつては、目の前の貧困にショックを受けるだけでしたが、今なら課題を丁寧にヒアリングし、それをどうにかして永続可能なビジネスモデルに繋げる方法を考えるでしょう。ビジネスの力を使えば、根本から解決するための仕組みを構築することができると思います」。

仲間とともに歩む

「今Xvolveでやりたいことは『世の中をもっと楽しい場所にする』ことです。目を輝かせながら生きる人を増やしたいんです」。そのために必要なのは、「チャレンジができる環境」と「夢を語れる仲間」だと渡部さんは言います。

「Xvolveには、自分のビジョンを真剣に語り合える仲間がいます。お互いのアイデアを聞き、共感し合いながら進んでいく感覚が楽しいんです」。毎日が新しい挑戦の連続で、飽きる暇もないと笑います。




夢を語る勇気が「世界を変える」

「世界を変えるなんて無理」と思うかもしれません。「大人になれ」と言われるかもしれません。けれど、渡部さんが証明するように、一歩踏み出せば、その道筋は見えてきます。Xvolveは、ビジネススキルを磨きながら、社会課題を解決するという大きな目標に挑戦できる場所です。

「自分には無理だ」と思わず、まずは自分の思いを言葉にしてみてください。そして、あなたの思いを分かち合える仲間を探してください。その第一歩が、Xvolveかもしれません。

Xvolveで、あなたの「世界を変える」挑戦を始めませんか?


執筆:野村有希
大手企業からIPO前後のスタートアップまで、人事領域を中心として活躍中。
現在GovTech領域のSaaSプロダクトを抱えるスタートアップにて役員をやりながら、人事アドバイザリーとしても活躍中。延べ3万人以上の面接を経験し、特に採用領域に強みを持つ。
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