こんにちは、xincere採用担当です!
「厳しいと感じたら、その場ですぐに伝える」——
今、三橋さんが受託案件で大事にしていることです。
でも、最初からそうできていたわけではありません。
かつて無理だと分かっていながら、それを言えなかった経験があります。
今の動き方は、その後悔から生まれたものでした。
今回お話を伺ったのは
三橋さん:2026年1月より受託案件に参画。前半は開発とテストを中心に、後半は先方との折衝も担いながら、受託開発の現場に向き合う日々を送っています。
厳しいと思ったら、その場ですぐ言う
Q. 納期が厳しいと感じたとき、どう対応していますか?
「今の案件でも、厳しいと感じた時点で、上長にすぐ『少し厳しいです』と共有するようにしています。
実はこれ、以前関わっていた別の案件での経験がきっかけになっていて。その時は、先方が『10時間で対応してほしい』というスケジュールを一方的に組んでいたんですが、正直、その時点で『10時間じゃ終わらないな』と感じていたんです。でも、それを言わなかったんですよね。先方も『まあ目安だから』というニュアンスで伝えてきていたので、多少遅れてもいいのかな、という空気もあって。社内には『ちょっと厳しいかもです』となんとなくの共有をしていたんですけど、先方にはしっかりとは伝えていなかった。結局、作業は少し伸びてしまって。大きなトラブルにはならなかったんですが、あの時、無理だと思った瞬間に、理由も添えてすぐ相談していれば、先方の方でスケジュールを組み直してくれていたはずなんです。それを曖昧にしてしまったのは、本当に良くなかったなと思っています。
その反省があるので、今は厳しいと感じた時点で、できるだけ早く伝えるようにしています。以前は言えなかったことが、今はちゃんと言えるようになった、というのが一番の変化だと思います」
過去の後悔を、同じ形で繰り返さない。三橋さんにとって今の現場は、その意志を試す日々でもあるようです。
自分の言葉じゃなく、相手が知りたいことを話す
Q. クライアントとの折衝で気をつけていることはありますか?
「最初の頃、自分の視点で説明したり、自分の視点で作った資料をそのまま渡したりして、うまく伝わらなかったことがあったんです。そこで気づいたのが、先方が今何を知っていて、何を知らないのか、そのうえで何を求めているのか、というところを前提に置くことでした。
なので今は、コードの中身がどうこうという話ではなく、『こう動くとこうなります』とか『このインフラ構成だとこういう結果になります』というふうに、結果や挙動をベースに説明するようにしています。情報量もあえて抑えて、先方が気にしているポイントに絞った資料やスライドを作るようにしていますね。
最初は『求められている情報とズレている』と上長や同僚から指摘を受けることもあって、そこから少しずつ『この情報で合っているか』を確認しながら、精度を上げていきました」
「自分が説明したいこと」ではなく「相手が知りたいこと」を起点にする。言葉にすると当たり前に聞こえますが、実践するには痛い経験が必要だったのかもしれません。
できる/できないは、その場で正直に
Q. クライアントの要望と、実際に開発できる範囲にギャップがあったとき、どう調整していますか?
「ミーティングの場で、できるかできないかを、理由も含めてはっきり伝えるようにしています。例えば、先方からAWSの構築の様子をリアルタイムで見ながら進めたい、という要望が出たことがあって。時間的に難しいと判断したため、『録画という形で代替できませんか』と提案して、それで対応できました。
先方がリアルタイムで立ち会いたかった理由も、性能面の心配というより『その場にいた方が安心』という気持ちの部分が大きかったみたいです。後になって『これは事前に共有しておくべきだった』と気づく考慮事項が出てくることもあるので、そういう時は、詳細を詰めきる時間がなくても『こういう方法がありますよ』というコメントだけは残すようにしています」
断るのでも、無理に応えるのでもなく、代替案を差し出す。ここにも「先回り」の姿勢が表れています。
頼まれた以上を返す、という信頼のつくり方
Q. クライアントとの信頼関係を築くうえで、意識していることはありますか?
「求められている以上のことをすることで、『この人に頼んで良かった』と感じてもらえるようにしたいと思っています。スケジュールを組むときにバッファを積むようにしているんです。これは確実に納期に間に合わせるようにするためですが、当然、多少の時間が余ることもあります。そのようなときは、さらに関連事項を調べたり、頼まれた範囲を超えてわかりやすいスライドをまとめたりしています。そういう積み重ねが、信頼につながっている実感がありますね」
余裕を「手待ち時間」にせず、「もう一歩先」に使う。地味に見えて、実は一番効いている工夫かもしれません。
🤝 こんな方と一緒に働きたい 🤝
- 分からないことを、まず自分なりに調べてから確認できる方
- 相手の立場に立って、伝え方を工夫できる方
- 「厳しいかも」と思った時に、一人で抱え込まずに早めに共有できる方
- 頼まれたことの、もう一歩先を考えられる方
おわりに
受託開発の現場では、正解が最初から用意されているわけではなく、先方と一緒にすり合わせながら形にしていく場面の方が多いのかもしれません。
三橋さんの話から見えてきたのは、後悔をそのままにせず、次は同じ形で繰り返さないという姿勢でした。過去の反省を、今の動き方にきちんと持ち込んでいる。まだ手探りの部分も含めて、そうした積み重ねを楽しめる方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。