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「枠にはまらない働き方」ホテル業界で見つけた自己実現の道 | Cuvée J2 Hôtel Osaka 上村 健輔

自分は接客だけがやりがいではないんです。裏で何かを作ってることも楽しくて……

と語ってくれたのは上村健輔さん。現在は、Cuvée J2 Hôtel Osakaで月に一度開催するイベントの企画と、温故知新全体のブランディングを兼任している。

“接客をすること”だけが仕事のやりがいでは無いという上村さんが温故知新に入社してから、瀬戸内リトリート青凪、Cuvée J2 Hôtel Osakaという2つのホテルで過ごした3年半を振り返る。

地域の人の気持ちがわからなかった学生時代

新卒で温故知新に入社して、最初は愛媛県にある瀬戸内リトリート青凪に希望を出して配属されました。

大学では観光学を専攻、地域創生に興味があり、就活の初期は地域創生コンサル会社への入社も考えていたのですが、私は横浜出身で、大学も東京だったので、コンサルをするもなにも「地域の方々の気持ち」がわかりませんでした。

このままでは、頭でっかちなコンサルタントになるだけだな……という漠然とした不安があって、まずは自分が地域にいきたいと思いました。

そんな思いを持ちつつ就職先を探していて、見つけたのが青凪だったんですよね。
当時の支配人のTwitterをフォローしていて、面白そうな会社だなと思って温故知新に入りました。

地域とホテルを繋ぐイベントをやりたかった

まず1年目は地域の人と繋がりを持ちたいなと思い、ホテルの取引先に全部行かせてください!とお願いしました。みかんの収穫のお手伝いに行ったり、酒蔵の見学をさせてもらったりしていたんですが、そこでたまたま、酒造さんとお付き合いがある酒販店の方と仲良くなりました。

愛媛県は酒蔵が全国的にも多い方なんですが、あまり世間に知られてないんです。それがすごくもったいないなと思いました。

ホテルに来るお客様と愛媛の酒蔵を繋ぎ、青凪がハブとなって愛媛の酒が全国に広がっていったら面白いだろうなと思って、日本酒のイベントを2回企画しました。


上村さんが中心となり企画を進めた、"Discover Ehime Sake at 瀬戸内リトリート青凪"

今回、瀬戸内リトリート青凪から全国の日本酒ファンへ愛媛の日本酒の魅力を発信する企画の第一弾として、利き酒イベント「Discover Ehime Sake at 瀬戸内リトリート青凪」を実施いたします。
当日は愛媛県内の酒蔵協力のもと、直接蔵元からこだわりを聞きながら特別なお酒を試飲ができるほか、地元のシェフ達によるこの日限定のおつまみも愉しめます。(温故知新 公式Instagramより引用)

現在の上村さんの業務

Cuvée J2 Hôtel Osakaの開業に手を挙げて、今は大阪でお仕事をしています。希望することで、若手社員でも開業メンバーとして参画できるのは温故知新の特徴です。
J2は11のシャンパンメゾンとコラボレーションしたオフィシャル・シャンパンホテルで、毎月、1つのメゾンにフォーカスしたイベントを開催しています。

そこで私はそれぞれのシャンパンメゾンとの窓口を担当しています。各メゾンとの打ち合わせを毎月行い、イベントの内容を決めていきます。

2月にはシャンパーニュを片手にサックスとピアノの生演奏を楽しめるイベントを開催

また、4月からは温故知新全体のブランディングの業務とJ2のイベント業務を半々で行っており、今は温故知新のブランドブックの作成とブランドムービー撮影に取り組んでいます。ホテル内でのお仕事と、全社に関わるブランディングのお仕事に並行して携わらせてもらっているような形です。

上村さんが制作に携わったブランドフィルム。
温故知新のブランドブックは、現在Kindle楽天Koboで無料公開中です。

上村さんから見るCuvée J2 Hôtel Osaka

元々決まっていることのみを着実にこなすことが得意です、という方には、もしかしたらマッチしないかもしれません。
一方で、自分で戦略から実施まで1から10まで考えてやっていきたい、という考えをお持ちの方には非常にマッチしていると思います。
もし現在の職場で、物足りなさや漠然とした不安や焦燥がある方にとっては、めちゃくちゃ楽しい環境だと思います。

トライアンドエラーができること。これが僕にとって凄い魅力です。

Cuvée J2 Hôtel Osakaのスタッフはみんなポジティブで、良いことも大変なことも含めて、物事を前向きに考えられる人が多いですね。目の前に起こったハプニングに対しても「どう楽しむか」といった感じです。

J2は良くも悪くも「これから作っていける余白があるホテル」なのでとにかく挑戦ができる。
自分がやってみたいことをとにかくやってみることができるというのは開業したてのホテルだからこそなのかなと思います。

「とりあえずやってみよう、どうやるか一度考えてみて」と言われ、その先で躓いたら「じゃあ次を試してみようか」という考え方が温故知新の社風なのかなと感じます。

-今後Cuvée J2 Hôtel Osakaにどんなアプローチをしていきたいですか?

J2を多くの方に知ってもらう為に、枠に捉われない考えを持ちたいと思っています。

日本文化の中でシャンパーニュはエレガントで敷居が高い、みたいなイメージが残っており、シャンパンホテルはお酒を飲まない方からは、まず確実に旅先から除外されてしまいます。
まずはどうやってホテルまで来てもらうか、敷居が高い印象をどう崩していくか、というのが一つ課題だと思っています。

会社員でありながら、自ら未来を創造する

5年後の自分の姿を考えた時に、”会社に所属する”と”自分自身の仕事を持つ”という2つの軸で仕事がしたいと思っています。温故知新ではホテルのイベント企画から始めさせてもらい、少しずつ会社全体に関わるようなお仕事をさせていただけるようになってきました。

会社組織に所属することのメリットは、個人では難しい規模のお金や人が必要なプロジェクトに取り組めることだと思います。この軸をもっと突き詰めていきたいという思いがあります。

もうひとつの軸として、自分自身の仕事を持ちたいと思っています。
それは「コーヒー」です、昔からすごく好きなんです。

愛媛県の青凪にいる時は、休みの日に場所を借りて、コーヒー屋をやっていたんです。
これも地域創生がやりたいという部分に関連しているんですが、地域に入っていくきっかけが欲しかったんですよね。地域の仲間に入るにはその土地に住むか、そこで商いをするしかないと思いました。

松山から30kmくらい離れた内子町という街があるんですけど、そこは文化庁から保存地区にも指定されるような古い街並みで、そこで週2日くらいコーヒー屋をやっていました。お店自体は一旦畳んだんですがコーヒーブランドを捨てたわけではないので、この軸を今後もっと広げていきたいなという思いがあります。

次はJ2でこんなイベントをやりたいんです......

と次のイベント企画について話す上村さんは今日一番の笑顔を見せる。
温故知新は、やりたい仕事が降ってくる環境では無いかもしれないが、やりたい仕事を自分で作れる環境がある。

自分の道と、会社の道が重なったならばともに歩く。
上村さんと温故知新の関係は、会社と社員という枠の中で最も健全な関係かもしれないと考えさせられるインタビューだった。

現在、Cuvée J2 Hôtel Osaka をはじめ、温故知新では様々なポジションで新たな仲間を募集しています。

  • イベント企画に興味がある方
  • ホテル運営に携わりたい方
  • ブランディングや広報に関心のある方
  • 地域創生に貢献したい方

など、幅広い分野でのキャリアにチャレンジできます。

自分の持つスキルと情熱を活かして、ホテル業界で新しい価値を創造したいと考えている方は、ぜひ温故知新へご応募ください。皆様のご応募をお待ちしています。

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