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『初めてホテリエなんだと感じた』だからこそ今、伝えられること

前編では、支配人補佐としての現在に至るまで、茂谷さんがどのような経緯を歩んできたのか?に焦点を当ててお伝えをしました。後編ではもう一歩踏み込み、信念をもって突き進む彼なりのホテルへの熱き想いや、今後のビジョンについてお伝えしていきます。

「今からでも新しい事が出来る」仕事の魅力


役職としては“支配人補佐”というものでありながらも、実際の業務内容は何かと聞かれると、本当に「マルチタスク」で「多岐に渡る」ものです。

例えばお客様の送迎、チェックインに始まり、時には旅のプランに携わるコンシェルジュのような役目を担うこともあれば、マーケティングのような事や人事活動、総務や経理、毎日レストランやバーに立つ…など。まさに1人でホテルに関する全てを行っているような状態と言えるんですよね。

前職では自分の部署から離れることもほとんど無かったので、それぞれの仕事をそれぞれ決められた方が行い、他の業務を知る必要も、知る機会もなかなかありませんでした。だからこそ、この温故知新で初めて「ホテリエなんだ」と強く実感する事が出来ています。今までやってこなかった事も出来る、「今からでも新しい事が出来る」のは、やっぱり面白いです。

また、こうしたマルチタスクだからこそお客様と接する機会も非常に多い為、その関わり方も距離感も“密”なものですし、その分お客様からの反応も良く、口コミなどから更に他のお客様が訪れる機会に繋がって行く事も多いです。そういった部分もモチベーションであり、やり甲斐でもあり、このホテルならではの魅力だとも感じています。

少数精鋭で育むチームワーク

この五島リトリートは、本当にチームワークが良い職場だと胸を張って言えますね。40人規模の少ない人員体制だからこそ全員の顔が見えますし、お互いがマルチタスクをこなす中で同じように汗をかき、助け合うことで、なんとかお客様の期待や要望に応えようとする姿勢にも繋がっていると思います。

もちろん、時には正義と正義がぶつかったり、チーム内でも衝突をする場面もあるとは思いますが、やはり個々の意識で大切なのは『他人の心は変えられないけれど、自分の心は変えられる』ということ。

自分の言葉や振る舞いを押し付けるのではなく、相手が求めていることは何かを汲み取り、それに対して本当に必要だと思う事を伝えるようにしたり。私自身も言動といった部分では一定の配慮や気遣い、相手への尊重を心掛けているつもりです。そうした事もまた、「自分が変わる」という意識のもとで行っています。

また全体に関して言えば、何か失敗が起きる時も“誰か”や、“その人”のせいにはせず、「起きたこと」が全員の問題として捉え、そうした失敗が起こらないための仕組みを考えていく姿勢や意識が、チームワークの良さにも通じていると思います。

今後のキャリアについて

支配人補佐から、次は支配人という役職を目指したい気持ちはもちろんのこと、この五島列島に貢献できる形でキャリアを考えて行きたいです。

というのも先日、離島の中学生が1人社会科見学に来た際、私が離島にスモールラグジュアリーホテルが作られた理由などを伝えたところ、後日、とても素晴らしいレポートを作って来てくれました。その中学生が今後、こうしたホスピタリティ業界に就くかどうかは分かりませんが、「もしも自分が今回のように“伝える”活動を続けていけば…」と。ある意味では教育の一貫のように、離島で育った方々が島から離れていくのではなく、私と同じように“自分たちの島の魅力を伝える仕事に就きたい”と思ってくれたら嬉しいな、と思ったんです。

もしもその上で「五島リトリートで働きたい」と言ってもらえることがあるのなら、それは何よりも大きな一つのゴールだと思いますし、そうなってもらえるためにも地域の伝道師として、何か伝え続ける仕事もしていければと思っています。

入社を考える方へのメッセージ

良くも悪くも、大きなホテルになればなるほどに下積み時代というのはあるものです。その点、温故知新は少数精鋭で意見も通りやすく、発言もしやすい。マニュアルに沿った運営では無い分、自由度も高く、現場主体、個々の考えのもとで動ける環境が整っています。だからこそ、若い方も経験が浅い方も、同じように活躍出来るチャンスがあるんです。

また、福利厚生も充実し整っているので、例えば資格取得や何か新しい事を学ぶためのバックアップもしっかりとしています。ぜひ、「自分で何かをしたい」「お客様や地域と関わりたい」といった気持ちのある方。失敗を恐れず「自分を高めたい」「自己成長したい」という意欲のある方に入社をしていただきたいですし、まさに最適な会社だとも思っています。

ライター所感

温故知新では、ホテルごとにコンセプトも違えばマニュアルも異なる。だからこそ、その地域ならではの魅力や光を取り入れながら、同時に働く人たちが入社に至るまでに積んできたそれぞれの経験や個々の魅力もまた反映されることで、チームワークの構築、並びに一つ一つのホテルの良さや個性が引き立つのだと改めて感じさせられた。

前職で茂谷さんが築いてきたお客様との関係性が今のホテル業務での日々にも繋がっている事や、「お客様のために」という精神を大切にしている事も、今後彼が描くビジョン、そして五島や温故知新の未来にも繋がっていくことだろう。

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