登場人物
・寺西 優夏(Yuna Teranishi)
青山学院大学文学部英米文学科4年。長期インターン生として3年次からFaber Companyへ。クライアントのLP改善の分析を担当。新しい景色や人との出会いが好きで、大学時代には13カ国を訪れる。最近のブームはダイエットを兼ねて週一で友人と通う岩盤浴。
・本多智美(Tomomi Honda)
1996年新潟県出身、2019年Faber Company新卒入社。Faberの人事担当。このストーリーでインタビューした人。スノーボードと山が好き。特技:田植え、稲刈り
Faber Companyのインターンシップに参加した理由について教えて下さい。
2023年のサマーインターンシップが出会いでした。元々就活ではデジタルマーケティング業界を志望していたため、業界の基礎知識やビジネスモデル、各職種の業務などを幅広く学びたいと考えていました。そんなときに新卒向けのスカウトツールで本多さんからスカウトをいただいて参加をしました。
当時のサマーインターンでは実際のサイトの分析して改善案をマーケティングのプロフェッショナルに提案をするという難易度の高い内容でしたが、純粋に「面白い!楽しい!」と感じたんです。皆さんの元で、私もデジタルマーケティングの知見を深めたいという思いが強まり、長期インターンシップを希望しました。
他の企業にはない魅力を感じたポイントはどこでしたか?
Faber Companyのインターンシップではとにかく実践的なマーケティング業務に携われる点に他の企業との特異性を感じてます。他の企業では、データ入力やテレアポなど特定の職種に固定されることが多いように感じますが、Faberでは個々の学びたいことに寄り添い、セールスから開発、カスタマーサクセス、新規事業まで幅広い選択肢を与えてくれる点に魅力が詰まってました。
また、デジタル業界の基礎知識やビジネスモデル、各職種の業務などを幅広く学びたいと考えていましたし、元々PC操作が苦手だったため、入社前にExcelやGoogleの拡張機能など汎用性の高いPCスキルの習得も目標としていました。
寺西さんは実際にどんな業務をおこなっていますか?
入社してから3ヶ月間はインサイドセールスチームに所属しました。展示会やセミナーで接点を持った企業のWEB担当者の方々に、お電話で自社サービスのご提案をおこないます。現在では、カスタマーサクセスチームに移り、ヒートマップ(※)分析を活用してクライアント様のLP(ランディングページ)の改善提案を担当しています。アップセルに向けたミーティングの提案電話や自社ツールの口コミ返信などを任せていただくこともあります!
※ヒートマップ(heatmap)とは…Webサイトに訪れたユーザーがページ内で取った行動のデータを、色の濃淡でわかりやすく表現したもの。
参考:https://mieru-ca.com/heatmap/what-is-heatmap/
実際の寺西さんの1日のスケジュールについて教えて下さい!
1日のスケジュールはこちらです!
出勤後、最初に社内Slackを確認してその日のタスクやスケジュールを整理します。その後、担当案件のヒートマップ分析を実施し、クライアント向けの分析レポートを作成。レポートが完成したら先輩社員にチェックを依頼し、フィードバックを受けてレポートをさらにブラッシュアップします。修正が完了したら再度確認をお願いし、問題がなければレポートを格納して次の案件に取り掛かります。お昼は先輩社員の皆さんとよく一緒に食べてます。他部署の方ともご一緒する機会も多く、この時間は普段テキパキと仕事をこなす先輩方の素の一面を知ることができる楽しい時間で、いつもあっという間に過ぎてしまいます!
今では寺西さんは社内で「提案資料職人」とよく耳にしますが、実際に身についたスキルや知識はどのようなものでしたか?
ビジネスマナーからWEB関連知識やPCスキルなど、実践的な知識を日々溺れるほどに得ています(笑)特に、ヒートマップ分析業務を通じて鍛えられているのは、「データに基づいた地に足のついた仮説構築力」です。主観的な意見ではなく、定量的なデータを活用して事実を整理し、論理的に問題の根源を特定する作業は、難しい一方で今後も役立つ思考プロセスだと感じています。
ただ元々は知識ゼロからのスタート。インサイドセールスチームにジョインしてから約2週間、業界知識も自社プロダクト知識も浅く、全くアポイントメントを取ることができずに悔しい日々を送りました。原因を探ったところ、お客様のニーズとご提案の間で適切な繋がりができていなかったのです。この状況を打破するために、徹底的にヒアリング能力を鍛えました。お客様の役職や業務内容から抱えている課題や責任範囲を推測することに集中し、あくまでも「お客様の問題解決・目標達成の手段として」ツールの提案を行うアプローチに切り替えたんです。結果、アポイントメントの取得率が向上することができました。
営業は単に商品を売ることではなく、お客様の課題と自社製品の特性を結びつけて、双方にとって有益な、Win-Winの関係を築くことだと気づくことができた本当に良い経験でした。
よく乗り越えましたね!更に自分自身の成長を感じた点を教えてください。
最も大きな変化は、「働くこと」へのイメージが劇的に好転したことです。
大学生活を「人生の夏休み」と称して存分に楽しみ、社会人に対しても自由な楽しさがなく、ただ日々の生活のために長時間働くという暗いイメージを抱いていました。十分な休みもなく、海外旅行など夢のまた夢。だからこそ、今の大学生活を最大限に楽しむことが重要だと思っていました。
しかし、Faber Companyで働き始めてからはそのイメージは一変しました。常に緊張感のある雰囲気を想像していた職場は、実際には会話や笑い声が絶えない温かいものでした。暗い顔でPCに向かう姿を想像していた社会人の先輩方は、実際には真剣な眼差しで仕事に向き合い、生き生きとした表情でプライベートも充実している方ばかり。「社会人も楽しいよ!」と笑顔で語る先輩方の姿を日々目の当たりにし、単に生活のために働くのではなく、自分の成長や夢を追求しながら働くことの素晴らしさを知りました。今はこれからの社会人生活が楽しみで、ワクワクする気持ちでいっぱいです!
社内の雰囲気や上司・先輩との関係性について教えてください。
魅力はたくさんありますが、一番はまさに「人の温かさ」だと感じています。インサイドセールス時代、アポがなかなか取れない時でも、常に周りの社員の皆さんが「今の電話、ここがよかったよ!」という肯定的なフィードバックや的確なアドバイスをいただきました。初めてアポが取れた時には、一緒に手をたたいて喜んでくれて、感動して涙が出そうでした。現在所属しているカスタマーサクセスチームの皆さんもとても優しくフレンドリーで、プライベートの人生相談もお願いしてます(笑)人として尊敬できる方々に囲まれて働くことで、私自身も人間として成長できると感じています。
また、私は分からないことがあるとすぐに訊いてしまうタイプですが、皆さんそんな私のSOSの前に「うまくいってる?大丈夫?」と声をかけてくださるほど、常に気にかけて下さっています。日々フィードバックの時間を多くいただけるので、不安なまま業務を進めることがなく、贅沢なほどに先輩方の知見を吸収できる環境です。
そしてなにより、業界の最前線で活躍する方々から直接フィードバックを受けられるのは、マーケティングプロフェッショナルが集まるFaber Companyならではの貴重な経験だと考えています。普段はセミナーの講師として多くの企業の前で話しているような方々の隣で、その豊富な知見を間近で学べる機会は、私にとってお金を払ってでも得たいほどの価値です!
今の経験が今後のキャリアにどのように影響すると思いますか?
ビジネスマナーやマーケティング用語など、本来であれば入社後に学ぶ多くの知識を実際の業務を通じて実践的に習得することができるため、有利な位置づけでキャリアをスタートすることができると考えています。また、クライアントから絶大な信頼を得ている方や、子育てと仕事を両立しながら成果を上げる方、異例のスピードで経営層に昇進した方など、さまざまな観点でのロールモデルに出会えたことは、今後の自分自身のビジョン形成において大いに役立つと確信しています。
私はいつか海外を旅しながら働くことを夢見ていましたが、それは所詮夢物語であり、実現は厳しいと半ば諦めていました。しかし、長期インターンシップを通じて多くのビジネスマンの働き方に触れる中で、私の夢に近い生き方をしている方々が多くいることが分かりました。もちろん険しい道にはなりますが、今ではその夢を強く抱き、前向きな気持ちで新卒のスタートを切ることができます。多様な働き方や生き方に触れることができるのも、長期インターンシップならではの利点だと思います。
※マルタ共和国留学中に訪れたBlue Grottoでの1枚
最後にこれからインターンシップを考えている人に対してメッセージをお願いします!
「何かを始めるのに遅すぎるということはない」とよく言われますが、実際には動くのは早ければ早いほど良いということをお伝えしたいです。私は大学二年生の初めから長期インターンシップに興味を持っていましたが、「まだいいや、まだ」と何かしら理由をつけて後回し。実際に始めたのは大学三年生の秋でした。もし大学二年生のあの時点で始めていたら、もっと多くの人に出会い、より多くの経験や知見を得ることができていたと思うと悔しく感じます。後回しにしている間は、チャンスを逃している時間です。
記事を読まれている方が、あの時の私と同じ状況なら、「今こそ動くときだ!」と背中を押せたらと思います。
※インタビュー写真は、本社が入居するWeWork神谷町トラストタワーにて撮影