こんにちわ。人事の高島です!
そろそろサマーインターンも終わり2025年の就職希望者の仕事体験エントリーも増えてきている今日このころです。今回は、「新卒入社で入社してくるメンバーはどんな人がいるんですか?どのような思いで地ブラに入ってきたんですか?」という面接でもよく聞かれるご質問にこたえるべく、新卒入社で活躍中のメンバーをご紹介します!
【プロフィール】地域ソリューション事業部 上原知也
神奈川県横浜市出身。地域ソリューション事業部にて地域観光の企画コンサルティング営業として活躍中。内定者インターンを経て新卒入社。現在は主に沖縄エリアを担当。
■日本の地域課題を前に「まずは力をつけよう」と決心した高校時代
英語が好きだったことや異文化にも興味があり、国際系の高校に通っていて、英語科目も多かったですし、交換留学でアメリカ1週間や、スタディツアーでベトナム1週間、修学旅行ではマレーシアにも行きました。
周りの友人たちは海外の流行を取り入れてる人が多く、自分自身も憧れを持っていた一方で、その前に「まずは日本のことをどうにかしないといけないんじゃないか?」とも思っていました。地域の伝統産業や文化が無くなっていく姿や、少子高齢化による地域衰退の課題も感じていたので、日本のことを広めるなど、日本のために力を使った方がいいんじゃないかと漠然と危機感を抱いていました。
そんな想いもありモヤモヤしていたので、周りは大学受験へと目を向けているのに、「もっと自分の興味がある分野の知識を吸収したい」と本を読みふけっていたので大学受験に失敗。高校卒業前に1名で地方に旅に出ました。僕は神奈川の出身なので、地方の実態をもっと生で見たい気持ちがずっとありました。それでヒッチハイクで2週間かけて広島に行って宮島を観光したり、京都ではシェアハウスにしばらく滞在したりしました。ここで広島に行ってることが、後に広島にオフィスがある地ブラに繋がってるのは少し運命を感じますよね!笑
実際に地域に滞在して話を聞いてみて、地域課題は様々な方向にあると感じられたものの、逆に今の自分では地域で何かできる知識も経験も無いと実感しました。そこでまずは大学で色んなことを学んで力をつけようと思い、慶應大学の総合政策学部(SFC)に入学しました。
留学先の1つ、大学時代のスペインで撮った1枚
■就活をやり直し、「地域のために仕事がしたい」と再認識
SFCでは必修科目が少なく、自由度も高かったのでデザインやプログラミング、まちづくり関係に近いところだと建築学など色々な分野を横断的に学んでいました。学外の活動としては、専門学校の広告宣伝部のアルバイトでチラシデザインを手伝ったり、インターンも1年ほどWEB制作会社にいて、スキルや知識をつけられることが楽しかったです。
他にも、大学一年の2月にスペイン語の語学留学で1ヶ月ちょっとスペインに滞在したり、色んな経験をしました。受検勉強でスパンが空いたことや、大学で興味を持つことの幅が増えたせいか、その頃はなぜか地域活性をすぐに仕事にという想いはまだ強くなってなかったんです。
WEB制制作を行うインターンは実務や新規プロジェクトにも参加させていただけるいい環境で、他にも10社程、説明会など参加し就職活動をしましたが、そのインターン先の会社で内定がでたのでそこに決めようと思っていました。
しかし、社長との面談で、本当にここだという覚悟や強い想いがまだ感じきれないと言われ、その言葉をきっかけに、業界なども一度フラットに見て、自己分析しなおしえて考えてみようと思い、4年の春から就活を再開しました。
最初の就活では、自分のやりたいことや成し遂げたいことに直結する仕事を新卒のうちから見つけるのは、難しいんだだろうと思っていたので、まずは何か知識や力を付けられることや風通しの良さなど会社の環境を軸に探していました。
しかし、せっかくこのタイミングでやり直すならやりたいことをもっと掘り下げて考えようと自分と向き合い直したところ、以前から想いを持っていた、地域に関する課題に取り組む仕事を探してみようと思いました。
IT業界やマーケティングなどの力を付けたとして「自分はそれで社会のどんな課題の何を解決したいんだったっけ?」と考えた時、ヒッチハイクの時に感じた地域への想いを思い出し、「地域のために」というキーワードが改めて浮かびました。
■地域課題にがむしゃらに立ち向かえる仕事環境に惹かれて
地域への想いを再確認し、企業を探し出した際、各地域の良さも改善するべき点も多様だと感じていたので、地域一つ一つにしっかり向き合っている事業モデルを探していました。
また、地域の伝統や文化を残したいという漠然とした思いがあった中で、「ブランディング」は重要だと思っていたので「地域、ブランディング」などのキーワードを入れていれて探していました。そこで社名の「地域ランディング」という言葉が目に入ってきて地ブラに応募しました。
地域事業といっても他社ではDXやITでという部分を打ち出されてることが多く、ツールやWEBパッケージを売ることで本当に地域課題の長期的な解決に繋がるのかと疑問に感じていました。
そんな中で、「がむしゃらに。泥臭く、地域を走れ。」という地ブラの採用キャッチコピーや、仕事内容を知れば知るほど、実際に地方にしっかり足を運んで地域に入り込み、伴走することで地元の人と密にやり取りしていくことのできる環境だと感じて、それはまさに自分の関わりたいカタチだと思いました。
地域には毎月顔を出しますが、社内ではオンラインミーティングも多く活用しています。オフィスの会議スペースは、浅草らしい景色が自慢です!
■この仕事がしたい、一緒に働きたいと思える先輩に出会えた採用選考
選考を振り返って印象に残ってることとしては、「あんなに長い人事面接は他ではないよねー!」と新卒入社メンバーの中では有名な話なのですが、初回の人事面談でかなり時間を使って寄り添って話を聞いてもらったことです。この仕事に向いてるところはもちろん、「こういう部分はもっと入社したら必要になるし、ベンチャーだから大変な思いもするけれど、それをしっかり身に着けていく気持ちはあるか?」など覚悟を問うてもらうことが多かったり、フィードバックをたくさんしていただきました。
さらに実際の仕事に近い業務体験も選考に含まれていて、仕事の一部を体感することができました。上辺だけの楽な仕事はしたくないと考えてたので、やりがいとあわせてそれに伴う相応の苦労も伴ってくることもイメージすることができ、改めて成長できる環境だと感じました。
オフィスで社員さんのランチ会に参加した際は、入社前にこんなにたくさん聞いていいのかな?という位色々と教えて下さり、いい部分ばかり言う会社もある中で、僕のことを思って大変なことなども事前に伝えてくださったので、きっと裏が無くていい人が多い会社なんだろうなと思えました。
メンバーみんなの個性が多様でありながら、「地域のために動く」という共通した思いを持っているのもいいと感じた部分です。事業会社なので成果は大事ではありますが、純粋に地域に関わることを楽しみに働いている方々を見て、自分もこうなりたいと思えましたし、この仕事をこの人たちとやりたいという気持ちが湧きました。
■内定者インターン時代から、日本の各地に訪問
内定後は在宅とオフィス出勤併せて週3程度、1日数時間程内定者インターンとして営業の先輩のアシスタントとして提案書やリサーチを中心に仕事に入らせていただきました。他の学生インターンと一緒に地域の方を招いてのオンラインセミナー「Machibiya」の運営の進行にも関わりました。
秋以降は各地域で実証実験として行うモニター体験なども手伝わせていただくこともでき、内定者ながら、関西、北陸、栃木の出張にもいかせてもらいましたし、北海道では代表の吉田さんの同行もさせていただきました。
その他、ちょうど観光体験プランを自社サイトに掲載されたいというお客様がいて、もともとやっていたWEB制作の知識を活かしたサポートができる場面もありました。内定者インターンでかなり社内の業務にも関わらせていただいていたので、社内の雰囲気など大きなギャップはありませんでした。
仕事の範囲や責任が増えてきて、改めて決まった答えのない難しい仕事であり、成し遂げようとしていることの大変さを痛感しています。でも、簡単な仕事をしたいと思って入社したわけではないので、むしろ自分にとっては頑張ろうと思える原動力だと感じているため、色んなことに挑戦して早く成長していきたいです。
4月の入社後からも、引き続き沖縄エリアをメインに担当させてもらっています。インバウンドに向けた商品プロモーションの部門と連携をしたり、同じチームの先輩が担当されている他の地域の案件のサポートで違う地域に出張することもあります。元々、海外にも興味があって、もっと日本のことを知ってもらいたいという想いがあったのでインバウンドにも関われてやりがいを感じています。
自治体や行政の仕事は、4月から次の3月までという年度のサイクルで案件に向けて動いていくことが多いので、新卒で入社した春から夏にかけては行政や自治体の提案書作成などデスクワークが多いですが、地域への挨拶や視察なども含めて、出張はだいたい毎月1回は現地に行っています。
地域案件の企画営業の仕事では、地域課題に向けて地域のデータや実際の声などリサーチを基に分析し、ターゲット設定や仮説を立てて観光体験の企画をしていきます。プロジェクト全体では人員管理や予算管理をしたり、販売プロモーションを他の部門と相談して作ったりなど、多岐に渡るプロジェクト事項の管理をしています。まさに地域プロデューサーとも言える仕事です。
先輩の担当する蓼科のモニターツアーのサポートで代表の吉田たちと蓼科山に視察にいった時の1枚
■自分が赴くことがプラスになると信じて、地域の方と本気で向き合う
ベンチャーで一人一人が能動的に動き続けないといけない環境なので、吸収できることが多いと思いますし、とにかく早いうちから地域の現場のフロントの打席に立って動くことが多いので、経験を積むことができます。
普段から地域誌や担当地域の情報も常に見ていますし、営業では様々な方と関わるので相手の立場に立った考え方やヒアリング力などのコミュニケーション力や調整力が必要です。コンサルティング業務では地域がどうあるべきか?という全体像を描いた上で、様々な方向にブレイクダウンして設計したり、課題を基に仮説を立てる論理的思考力も必要です。
地域課題の解決方法に正解はない中で、情報を集め、整理し、試行錯誤して状況をいい方向に持っていけるよう考えぬく力も求められます。先輩が、お客さんから受けた情報を素早くキャッチして論理的に整理して要件定義してる姿を見ると自分ももっと知識や経験を積まなければと感じます。
日本各地の地域の現場に寄り添い、地域の方が喜んで下さって貢献できたと思える時がやりがいなので、自分が地域に行くことがプラスになると信じて、少しでもその地域をよくしていけるように本気で向き合うことを大切にしています。
■三社祭に隅田川花火。浅草らしさが溢れる行事に参加
各地に常駐してるメンバーがいるので、朝会や日報のトピックも地域性に富んでいる話題がよく出て、プチ「ケンミンSHOW」みたいで楽しいです。仕事面でも各地の動向やインバウンドが戻ってきて観光客がこんなところに来てるなど、各地域のリアルな情報を知れるので勉強になっています。
浅草オフィスに出社すると誰かが出張のお土産のお菓子を配ってくれたり、業務以外でも気にかけて声をかけて下さったりみなさん優しいです。最近、担当地域に移住された方も多くて、直接会う機会が減ったのは少し寂しい時もありますが、研修や社内行事が多いので、2~3ヶ月に一度は浅草に集まってメンバーで顔を合わせる機会があるので、そういう時は盛り上がります。
地ブラの文化として、浅草のお祭りや町内清掃など地域の活動への参加に力を入れていることも特徴的だと思います。新卒メンバーは行事の企画や研修の準備、朝会の進行なども担当します。
今年は、皆で三社祭に半纏(はっぴ)を着て吉田さんやスタッフのお子さんたちと神輿を担いだり、隅田川の花火大会では隅田川がよく見えるオフィスのフロアを開放して花火を皆で観ました。こういう地域に深く関わる機会が多いのは、地ブラのいいところだと思います。
初めて参加した三社祭では、吉田さんやスタッフのお子さんなども参加してみんなで神輿を担ぎました!
■メンバーとはどのようにコミュニケーションをとっていますか?
地ブラでは、コロナ禍を経て行事などはリアルなものに戻していっていますが、出張中でも在宅でもオンラインで業務を進められるよう環境が整っていて、今後も両方活用していく体制です。
僕は通勤に1時間以上かかることもあり、普段は在宅も活用して週3位は浅草オフィスに行って直接横で先輩に質問しながら仕事をしていますが、忙しい時も報告や相談は積極的にしあおうという雰囲気があるので、在宅でもオンラインミーティングやチャットで気軽に聞ける環境があります。
幅広く関わらせていただいていますが、先輩や代表の吉田さんにも出張やお客さんとのオンラインミーティングに同席いただいたり、迷ったことがある時は必ず相談しながら進めています。先輩たち以外にも、社内でアシストしてくださるパートさんやインターン生など、自分が仕事を依頼をしたり、1年目からマネジメントに関わることも多いです。サポートに入ってくれている学生インターン生は、自分が一番年齢も近いですし僕自身がインターンを経験しているということもあり、学びになればいいなということなどは細かくフィードバックするように心がけています。
■地域の人に寄り添い、これからも日本に貢献していきたい
就活の中でこれが本当に自分のやりたいことなのか?など迷うことが多い人もいるかと思います。個人的にはまずは自分の目標としている姿を漠然とでもいいので考えてみて、それに向かって成長できる環境であるかや、なりたい将来の姿に向かっていけるのかを1つの判断軸として持つことをお勧めします。
僕は地ブラを選ぶ時に、ビジョンや事業についてもちろん共感しましたが、この観点でも地ブラだなと思えたので入社を決めました。そして、地域をキーワードにされている方には、色んな関わり方があるので、どのように地域と関わっていきたいかをしっかり、イメージしてみてもらいたいと思います。
地ブラは、僕のように東京に普段いながらも、地域の現場に実際に行って、地域の人と密に会って話して、寄り添って意見を聞いて反映させられる仕事なのでやりがいを感じられています。
僕自身も、少しでも関わらせていただく地域へ貢献していけるよう頑張り続けたいと思いますので、共感いただける方と一緒に働けたら嬉しいです!