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一度夢を失ったから気づいた。もっと知ってほしい“前向き”の大切さ

2019年現在、採用コンサルタントとして活躍する横澤武大。前職は制作会社の番組ADでした。そこで一度夢に破れた彼がたどり着いたのは、スキル向上のために挑戦できるフィールドを選ぶこと。今も挑戦を続ける彼のこれまでに迫ります。

ずっと夢だったTVの仕事。しかし突き付けられたのは厳しい現実だった


僕は幼い頃から父親の影響で、休みの日に映画に連れて行ってもらっていた。小学生の頃は、テストで良い成績をとるたびにご褒美として映画鑑賞をおねだりするほど、根っからの映画好き。

単に見るのが好きということから、同じ感動を多くの人に届ける側に回りたいと思い、大学は映像制作を専門とした学部へ進学。

学べば学ぶほど、さらにつくり手側の考えや価値観、メッセージの深さに共感し、「映画やドラマ制作のディレクターになり、自分が感じた感動を与えられる人になりたい」と思うようになった。

そして、当たり前のように制作会社のADとして新卒入社をした。入社してからは、いろいろな現場で番組づくりの楽しさや難しさに触れ、監督に怒られたりしながらも、いつかは自分の番組を持つことを夢に描いていた。

しかし、入社してから待ち受けていたのは、決して甘くはない現実だった。

朝5時に集合、休憩もほとんどとれずに昼飯はセットの裏でコンビニで買ったおにぎりを食べる。20時くらいに当日の撮影と片付けが終わったかと思うと、そのまま映像の編集が始まり、気づけば朝を迎えるなんてことが毎日のように続いた。

もちろん、こういう現場では、多忙で数日間帰れないことや体力的にきついこと、罵声が飛び交うことなどはある意味当たり前で、入社前にも理解しているつもりだった。

けれど、実際に経験してみると自分が思い描いていたよりも正直キツかった。そのうち体力の限界とともに、それを凌駕するだけの夢は立ち消えていった。

夢を失ったときに気づいた。夢探しを辞めること



前職を退職して、仕事を探していた時に出会ったのが天職市場だった。前職で映像制作に携わっていた経験が活かせる会社に転職したいと思い、メディアや広告にまつわる企業を探している時に知ったのだ。

いくつか同じような会社の面接を受ける中で、天職市場に一番感じたことは成長できる環境があるということ。当時、私の面接担当者だった加藤一平さんが言ってくれたことが一番胸を打った。

「夢がなくても、探すことに力を入れるんじゃなくて、見つかるまで自分に力をつけることに集中する。もし夢が見つかった時、すぐにできる力を自分につけておくようにする。それが夢を実現する今一番の近道だよ。そして、その力は勇気をもって挑戦したり、失敗したりした分だけ身につけることができる。天職市場には挑戦を後押しする環境があるし、きっとそれが今、横澤さんに必要な環境だと思う」

夢のために頑張るからこそ、力を発揮できると思っていた僕にとって今まで考えたことがないものだった。

夢ではなく、力をつけることを前向きに捉えていくことは、徐々に僕自身の気持ちも前向きにしていった。社内を見学した時に、同期となるメンバーを見ても、明るい表情やテキパキと動くその印象に、正直僕は劣等感を抱いていた。

けれど、だからこそもっと自分も成長できるんだと感じた。前向きな気持ちの変化だった。

成長できる環境、前向きに挑戦を後押ししてくれる先輩がここにはいる――。それが、天職市場への入社理由だった。

前向きに挑戦することを、顧客企業様にも伝えていきたい



2019年現在、天職市場で担当している仕事は採用コンサルタント。企業担当者から課題をヒアリングした後、採用手法を提案し、解決していくことが役割。

仕事をしていて感じるのは、採用コンサルティングを行ったからといって必ず良い人材獲得ができるわけではないということ。

提案した手法を実現し、効果が出るようにしていくためには、顧客企業の採用担当者の力が不可欠だ。中には、新しいことや変化に対してネガティブな考えをお持ちの担当者も多い。

「採用市場は“人材会社”や業者に任せておけばいいんでしょ?」という感覚がまだまだ染みついている。

この現状に対して僕は物を売る営業ではなく、担当者を勇気づけ、伴走者として採用成功に向けて“一緒に挑戦する”ように心がけている。かつて、自分自身が迷ったときに前向きに行動することで変われた経験を活用して、採用手法を変えることで良くなっていく自社採用の未来形をイメージしていただいている。変わることへの不安は、徹底的にサポートするという意思表示で解消してもらっている。

僕自身そうだったけれど、動く前に感じていたリスクは、動いてみると思っていたほど気にならなくなる。

そして、採用担当者自身が徐々に次にやりたいことや課題点を見つけていくようになり、前向きにトライしていく姿勢を見る瞬間が、今はやりがいになっている。

そういう意味では、前職での全力で夢に向かって玉砕した経験すらも、今の僕からしてみたら、“良かったこと”として刻まれている。そうできたのも、今の挑戦があるからに違いない。

目まぐるしい変化を好む人に、全力で勧めたい



天職市場に対して僕が感じているのは、「ここは失敗を恐れなくていい環境だ」ということ。ここでは「前向きな失敗はどんどんしろ」と言われる。逆に「保守的に、やらないで失敗はするな!」と教えてもらう。

前向きな失敗は、行動という経験をともなう。だからこそ、「何がいけなかったか?」、「どう変える必要があるのか?」を考えることができ、経験値になる。

一方で、やらない失敗は、そこから後悔しか生まれない。やったらどうなったのか?という結果も推測の範囲を出ることができず、経験値にならない。天職市場が前向きな失敗をどんどんさせるのは、社員一人ひとりの経験値が組織や会社の経験値となって、顧客へ還元できるようになるからだ。

僕も入社してから3年間で、両手両足では収まらないくらいの挑戦と失敗をしてきた。でも、そのすべての経験が糧になって今の自分がある。

採用マーケットに関する知識、アドテクに関する知識、採用サイトやHP、アクセス解析に関する知識など、業界に属していれば手に入れられる知識はもちろん手に入る。

けれど、天職市場はそれだけじゃない。仲間や組織で成果を出すためのマネジメントや、新サービスを開発段階で提案して企業様の反応を見ることなど、多くの力を身につけられる。

人より早く成長したい。新しいサービスがどんどん出てきて目まぐるしく変わる環境が好き!そんな人と仲間として仕事をしていきたい――そういった方はぜひうちの門戸をたたいてみてほしい。

天職市場が目指すのは、多くの求職者が天職に巡り合い、多くの企業が自社にマッチした人材を採用できる、本質的な採用マーケットづくりをすることだ。

そしてそれは、今の僕の夢になりつつある。

映像制作と採用支援、かたちは違えど、発信者の考えを尊重し喜びを生み出すことに変わりはない。僕の挑戦はこれからも続く。

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