WDP's STORY vo.3 3店舗目は名古屋駅徒歩5分、230坪の超大型物件!室内BBQが生まれた奇跡の場所では倒産の危機も・・【ウッドデザインパークレジャック店】
みなさま、こんにちは。お久しぶりです。
ウッドデザインパーク株式会社 代表取締役の鈴木です。
Vol.2のウッドデザインパーク野間に引き続き、レジャック店も私が立上げ、店長をしておりますので
Vol.3も担当させてもらいます。
野間店のOPENと夏が終わり、落ち着く間もなく3店舗目の出店に着手しました。
↓2018年冬の忘年会。当時は全従業員でこれだけでした。今は300名を超える従業員になりました。
3店舗目のレジャック店というのは、名古屋駅近くの「名鉄レジャック」というビルに入っていた店舗で今はもうビルの解体で店舗としてはありません。
この店舗は3年という期間限定の出店でした。
一般的に3年で出店というのは工事費も回収できないのでどこの企業さんもしないのですが、
当時の私たちは本当に何も考えていなかったので「面白そう」という理由だけで出店を決めました。
山と海でBBQの店舗をOPENし、次は街だな!!!と空いてそうなビルに直接連絡して物件を見つけました(笑)
振返ってみると楽しい刺激的な思い出も沢山ありますが何度も倒産の危機が・・・
だって家賃がとーーーーーーーーーーんでもなく高いんですから。
坪単価も高いのに230坪あったんでね。そりゃ目ん玉飛び出るような家賃が毎月発生して私は胃が痛かったです。この時に初めて倒産というものを意識しました。
なんとか会社は生き延びました。そして多くの成長をいただきました。
6年前のことで記憶が曖昧な部分も多いですが振返ってみたいと思います。
居抜きの状態で物件を取得しました。
元々は個室居酒屋さんで400席を超える席がある超巨大店舗でした。
オープンで開けた空間が作りたいよね!ってことで初めの1ヵ月はずっと解体してました。
ビルの6階なので制限も多く、ゴミ出しもエレベーターで1日100往復ぐらいしながらみんなで作業してましたね。
壊しながらなんとなくの完成イメージを作り始め、
「都会のオアシス」を作ろうと決め、私と当時代表の亀崎さんで中国に飛びました(笑)
中国の浙江省の近くにあるイーウーという都市に行きました。
上海から車で4時間ぐらいの工業地帯の都市です。
照明を買ったり、
無駄な照明を買ったり。笑
写真が残ってないので伝えきれないですが、とにかく刺激的な買い付けの旅でした。
これをキッカケに私は3回ほど買い付けに行くようにもなりました。
今でも海外からの仕入れを毎月行っていますが、この時に中国にいったからこそ海外輸入も会社の強みになりました。
購入した造花。実際はこれの10倍以上あります。
工事中の内容は割愛しますが、工事期間も3ヶ月しかなく毎日総動員で作業にあたりました。
オープン当日もまだまだで3分前になんとか形にしてOPENさせました。
【ウッドデザインパークレジャック店】
なんとかOPENできた時は、ホッとしたのを今でも覚えています。
これは2019年3月7日、OPEN日の写真です。みんな若い(笑)
無事にOPENできましたが、実はこれは地獄の始まりでした(笑)
毎月〇〇〇万円の大赤字が続き、素敵な空間はあるけどお客さんが誰も来ない、という状態になってしまいました。3月にオープンして5月から私が正式に店長になり、捨てるものを捨て、室内BBQ1本で勝負することにしました。
実はBBQをやろうと場所を探していたにも関わらずオープン当時はコワーキングスペースみたいなものをやっていました。時代を先取りしすぎたかもしれませんが本当に誰も来ない日々が続き、大きく舵を切ったって感じですね。
ですが、当時の私はマーケティングや集客の知識は一切なく、なにも知らなかったので全て手探りでやれることを何でもやって少しずつお客さんを増やしていきました。
まずは写真を撮り直したり。
素人ながら「自分だったらどんな店に行くかな?」と考え変えていったのも覚えています。
テント席があると写真映えするかなとテント席を何種類か作ってみたり。
この時期に今エリアマネージャーとしてグランピング部門もまとめてくれている伊藤君が入社し、
ここからの反撃を一緒に作りました。
とにかくいろんなことをした結果、沢山のお客さんが来てくれるようになりました。
3.4月のなんと【20倍】の売上を6月に達成しました。
ものすごく忙しかったけど楽しくて嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。
毎週テレビの取材があったり、
芸能人も来たり、
グループ合同で大型イベントを開催したり、沢山の方に支えられ素敵な施設に成長していきました。
当時の仲間たち。
夏の売上で大成功をおさめ、更なる進化を見据え「ウエディング事業」に挑戦しました。
1次会でなくカジュアルな1.5次会や都心なので2次会需要なら勝てる可能性があると踏んでそちらで勝負をしました。
コンセプト決めから、写真撮影、当日の流れまで全員が未経験だったので相当苦労しましたが結果として初年度から多くの方にご利用いただきました。
実際の2次会の写真です。
ウエディング事業は飲食に比べると大変で準備も相当な時間がかかります。
しかし、人生の1度しかない貴重な時間を私たちのお店を選んでいただけた経験は貴重でした。
人が決定するには必ず理由があり、その理由を考え見つけ、作ることがマーケティングだと。
レジャック店は2023年の3月で閉店しました。
今はリニアの再開発に向けて、ビルの解体も終わっています。
ビルはなくなりましたが、あの場所で学んだことは私の中で一生残ると確信しています。
レジャックでの苦しみがあったから今の自分がある。
あの苦しみの経験後は辛いことがあっても「なんとかなる」と自然に思うようになりました。
人の成長が企業の成長。
個人の成長が会社成長の唯一の鍵であり、成長の重要ピースは「環境」である。
これにてVol.3 レジャック編終了です。
次はウッドデザインパーク野並編かな?では次回また会いましょう~
ウッドデザインパーク株式会社
代表取締役 鈴木大基