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「頼られる開発組織」を目指して。プロジェクトで得られた組織の変化とは?

こんにちは。開発グループゼネラルマネージャー(GM)の鶴飼です。
10月に入り、リニューアルやリプレイスなど大型プロジェクトが目白押しで、メンバー一同、慌ただしく過ごしています。
4月に入社した新卒メンバーも、だんだんと業務に慣れてきて、日々成長する姿に最近は頼もしさすら感じています。

今回のエンジニアブログでは「開発グループ3ヵ年計画」の中で、開発グループプロジェクト2期目について書きたいと思います。

「開発グループプロジェクト」とは

開発グループプロジェクトは、開発グループ所属メンバーを「役割」、「人財」、「採用」、「技術」の4チームに分け、それぞれのチーム目標と1期ごとの全体目標達成のために、チーム一丸となって動くプロジェクトです。

2016年6月末に終了した1期目の全体目標は「事業に全力コミットする組織」でした。
この全体目標を達成するために、どのような人材を採用・育成し、どのような技術を伸ばしていくかということを議論し、遂行していました。
1期目はスタート時期が遅く、かなり厳しい状況のスタートとなりましたが、時には週に2,3回のミーティングを設けたり、新卒研修のために遅くまで資料作成をしたりと、各チームが真摯に取り組んでくれたお陰で成功させることができました。

2016年7月から2期目がスタートし、各チームのリーダーを中心に目標設定とマイルストーン設置をしつつ、既に具体的なアクションを始めています。
2期目の目標は「頼られる開発組織」。各事業戦略において本当に頼られる存在として、開発グループがどのような組織体であるべきか?個々人がどのように動く事で頼られるようになるのか?目標を達成するために4チームに分かれて活動していきます。
その中で、他のチームや別の部署との共同作業なども予定されているようです。



「開発グループプロジェクト」を始めた背景

開発グループプロジェクトは、2015年10月から始まったプロジェクトです。
当時の開発グループには「事業にコミットしたい」という漠然とした意思はあるものの、「開発グループとしてコミットしたい」という意思はあまりなかったと思います。
そこで、前ゼネラルマネージャーと意見を交えながら、開発グループの中長期戦略として発足させたのが「開発グループプロジェクト」です。
開発グループの3年後の姿を想像し、どうありたいか、どうあるべきかを当時のリーダーたちと1日議論して作りました。
以前、新卒研修に関する記事がありましたが、これも開発グループプロジェクトの一環として行われたものです。

▼開発室初の試み!約1ヵ月の新卒研修を終えて新入社員が感じたこと
https://www.willgate.co.jp/blog/2502/
▼開発新卒研修の裏側 ~新卒に身に付けてほしい3つの力~
https://www.willgate.co.jp/blog/2559/



「開発グループプロジェクト」を始めてからの変化

このプロジェクトを始めたことで、開発グループには2つの効果がありました。
1つ目は、「通常の業務チームの垣根を超えたチームワークの醸成」です。
通常業務以外でチームを組み、共同作業を行うことは、他者を知り、己を知るためのよい機会になると思います。新しいプロジェクト、新しいメンバーで1つのことに当たるためには、かなりの労力が必要です。また、メンバー全員が同じ方向を向くようになるまでには、徹底的な議論をする必要もあり、時間がかかります。それでも徐々に相互理解が進み、共同作業をしていく中でチームワークや団結力が生まれ、プロジェクトが加速していきました。
最後にはお互いが補完し合いながら、成功までひた走れる経験をすることで開発グループというひとつの組織として強くなることができます。

そして2つ目は、「チームの役割と個々人の主体性の醸成」。チームワークの醸成が進む中で、「全体管理する人」、「フォローに徹する人」など、チーム内でも役割を分担しながら、与えられたパートに積極的に参加できるようになりました。
エンジニアの仕事は、個人でも完結できるものですが、個の能力は個以上には強くなれません。
個の高い能力を組織的に動かすことで、2倍・3倍の能力が発揮できるようになるのです。
そのような「チームとしての動き方」を新卒やリーダーにもPDCAを回していく中で経験させることができました。

2期目については、各チームリーダーを立候補で決めることにして、新卒2年目や新卒メンバーが主体的に活躍できるようにしています。
既に、活発に意見を言い合える議論の場ができていて、まだ、ヨチヨチ歩きのリーダーをメンバーがフォローしたり、提案の仕方・進捗の追い方などを教えたりするような相互協力関係もあるので、そういった部分でも開発グループプロジェクトは効果があったと思っています。



今後の展望

開発グループプロジェクトはまだ2期目を迎えたばかり。
とはいっても、もともと3ヵ年プロジェクトとして始まったものなので、2期目はちょうど中間地点でもあります。

全体を管理している立場としては、このプロジェクトを何とか「本当に意味あるもの」、「やって良かったと思えるもの」にしていきたいです。
3期目には「コミット集団からイノベーション組織へ」を目標に掲げますが、本当にイノベーション組織に近づけているのかなど、まだ見えていない部分も多々あります。
「ウィルゲートはテックカンパニーである」と胸を張って言えるようになるまで、何度でもPDCAを回し、個としても、組織としても成長していきたいと思います。


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