表彰されることはうれしいものです。
今回は、ウイングのメンバーが参加する研究チームがユニシス研究会様の「2019年度研究活動審査結果 審査委員特別賞」を受賞しました!
【ユニシス研究会とは】
1953年3月14日、現ユニシス研究会の始まり。IT関連のユーザ会としては、日本で一番長い歴史
。産業別、技術別の研究部会を立ち上げ、・・・そこで生まれる成果は、定例発表会の開催や機関誌で会員のみならず広く公開され、・・・情報処理の研究者や報道・出版関係者の間で、貴重な文献として高く評価されていました。(ユニシス研究会公式サイトより)
70年近い歴史を持つ研究会。なんだかすごそうです。
ウイングと他社との合同研究が特別賞を受賞!
今回はウイングのエンジニアだけではなく、株式会社メビウス様、オーエムネットワーク株式会社様のエンジニアと共同での研究活動である点も意義のあることでした。
それぞれが得意なスキルノウハウを持ち寄り、成果を出すことができました。
研究をリードしていただいた2社の方には、感謝申し上げます。
研究テーマ「スマートグラスでスマートなシステムテスト」
今回の研究では、システムテストにおいて、スマートグラスを利用したテスト証跡取得アプリを開発し、システム開発を行うエンジニアの作業負担を軽減することをテーマとしました。
ハンズフリーでストレスフリーになると幸せだなあ。
写真はこの研究に参加した、新卒入社3年目のエンジニア・後藤です。
開発したスマートグラスのアプリでは、AI音声認識を活用した音声入力操作によって、内蔵カメラによるハードコピーやコメント記録ができます。
システムテストの際は、テスト仕様書等をもとにテストを実施すると同時に、行ったテストの証跡を手作業で取得していく(画面ハードコピーやコメント入力)必要がありますが、このアプリを利用すれば、スマートグラスをかけて話しかけるだけでテストの証跡が取得できるので、テストを行うエンジニアは、テストを行うことに集中できるというメリットがあります。
受賞理由は『システムテストを、スマートグラスを使って効率化を追求するという発想が素晴らしく、また、研究活動を効率よくやっていた点を評価しました。』とのことです。
スマートグラスでシステムテストの作業負担軽減
今回、ハンズフリーでの音声・動画記録、画面上でのデータ参照ができるスマートグラスの特長を活かすため、検証が可能なシステムテストを対象とした研究テーマとしました。
スマートグラスを利用したシステムテストの証跡取得用アプリケーションを開発し、実証実験では事前に作成したテスト仕様書に従って本アプリケーションを利用したシステムテストを実施し、従来方法との比較。
研究活動メンバー以外のソフトウエア開発・テスト業務従事者にも実証実験を行い、使用感等のヒアリングを行いました。
その結果、従来方法に比べて作業時間は短縮できませんでしたが、システムテスト実施中の手作業に よる証跡取得作業が不要になり、従来のシステムテストストレス緩和を実感できました。
この実証実験から得られた知見により、今後のデバイス発展やテスト証跡の在り方を見直すことで、ストレスフリーなシステムテストを実現できる展望があることが解りました。
なお、実証実験:開発者インプレッションのまとめとして、
報告書作成の自動化があれば実用化できそう
テスト操作の一連の流れが取れる動画がよいのでは
背景色や明るさは任意で変更できるとよい
テスト項番を指定できるのは便利だった
操作に慣れるまでに時間がかかりそう
等の意見をいただきました。
受賞したウイング社員の感想
最後に、合同研究に参加し特別賞を受賞した、ウイング・後藤の感想を紹介します。
社外の方々と協力して研究活動を行うことができ、とても貴重な経験となりました。
研究活動が終わった現在もメンバー同士連絡を取り合うなど、交流が続いており、研究活動を通じて人脈を広げることができました。
以前の業務経験(スマートグラスでの仲卸取引業務効率化の実証実験PJ)を研究活動に活かすことができ、たくさんの方々に興味を持っていただけたことや、3人という少ないメンバーで最後まで研究活動をやり遂げられたことなどを 評価していただけたことを大変嬉しく思います。」
ウイングで新しいITにチャレンジしませんか
今回登場した後藤は新卒3年目での活躍(研究参加時は入社2年目でした)。
ウイングでは社歴や年齢に関係なく、チャレンジできる環境が整っています!
通常業務はもちろん重要ですが、ウイングでは社会人、エンジニアとしての研修を行なったり、どのようにすると顧客や市場が喜ぶだろうか、について考え、新しいITを活用していこうとすることも推進しています。
これからデジタル化がますます進んでいきますが、多くの人の働き方を変えられるIT仕事はやりがいにあふれています!
ウイングの仲間となって、新しいITにチャレンジしてみませんか。
ぜひ、お待ちしています!
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