1
/
5

【社員インタビュー】自ら起ち上げた事業を拡大するために、 リーダーとして心がけていること

大学院卒業後、作家を目指した時期もあり、30歳を超えて社会に出たときには自身の想像を超えた苦労や挫折を経験したと話すヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社 SES営業部・部長の藤林さん。

会社の成長部門を担うリーダーとして、「SELFing」シートを通じて、個々の良い部分を発揮し、チーム全体で成長したいと心から願っている。

「まっとうな人間」になりたい

当社は、システム開発やウェブマーケティングなど、ITによる企業支援を行っています。そうした中で私は、エンジニアを必要とする企業と案件に適したSEを引き合わせる、SES(システム・エンジニアリング・サービス)事業に携わっています。人材を扱うこの事業の起ち上げに、私自身も深く関わりました。それだけに思い入れは深く、会社を支える将来のメイン事業に育てていきたいと考えています。
 「SELFingシート」には、3年後の目標として「人材系営業本部本部長」と記しました。そのためには、売上げの拡大、メンバーの増員、新規サービスの起ち上げという、3つの柱が欠かせません。簡単ではありませんが、やるしかないと腹をくくっています。
 というのも、私がいつまでも現状のポジションにいると、チームメンバーが出世できません。また新卒社員は、人生で一度しか使えない「新卒カード」を私のもとで使うのです。メンバーの人生に責任を持ち、成長をサポートするには、まず私自身が成長していく必要があると考えました。

もともと私自身はなまけもので、何をやっても長続きしない飽きっぽい性格です。だからこそ、明確で具体的な目標を立て、「SELFingシート」に記入することの必要性を感じたのです。理想はそれほど高くありません。ただ社会人として「まっとうな人間」になりたいだけです。

「藤林さんがいてくれて助かった」

大学院を経たものの、その後でいろいろ遠回りをしていたため、社会[原1] に出るまでに人よりずいぶん時間がかかりました。自分では頭が切れる方だと思っていたのですが、実際に社会に出てみると何もできませんでした。こんなにも自分は無能だったのかと、愕然としました。本来ならもっと若いうちに体験する挫折や苦労を、30歳を超えてから味わったのです。
 そんなとき、ある案件でお客さま企業に常駐することになりました。お客さまは、専門のエンジニアではない私をプロジェクトメンバーの一員として迎え、仕事を教えてくださりました。お役に立てている実感がまったくないにもかかわらず、お客さまからは「藤林さんがいてくれて助かったよ」と感謝の言葉をいただきました。そのとき初めて、自分の居場所を見つけたような気持ちになりました。
 「藤林さんは、受けの面が広いね」とお客さまから評されたのですが、その意味するところは「人間力がある」ということかもしれないと考えました。ならば、それを自分の売りにしよう。もっと人間力を磨き、社会に役立つ人間になろう。そう決意して、ようやく私は社会人としてのスタートを切ることができたのです。

当初はまったく営業トークができなかったのですが、そのお客さまに認められたことで自信が芽生え、だんだん仕事をうまく回せるようになりました。人材を扱う営業にとっては、挫折や苦労、人生の遠回りすらも財産です。社会に出るタイミングは遅かったものの、いま振り返れば過去の時間も無駄ではなかったのかもしれません。

一人ひとりが異なる武器を持ったチーム

いま私はリーダーを務めていますが、理想とする「まっとうな人間」になれたとは思っていません。そこに近づくため、「SELFingシート」に記した目標への努力を積み重ねていくだけです。シートの作成は自分を見つめ直す作業です。普段から明確に目標を設定できている人は少ないと思うので、この機会に自分と対話してみてほしいとメンバーにも伝えています。

私の理想とするチームは、メンバーの一人ひとりが異なる武器を持っていることです。なんでも一人でやれる万能選手は、会社員向きではないと思います。会社とは、それぞれ得意なプレーの違う選手が集まって、お互いに補い合いながら成長していくものではないでしょうか。メンバーの結果がなかなか出ないときは、本人が気付いていない良い部分、言い換えるならその人にとっての武器を見つけ、それを一緒に磨いていきたいと考えています。もちろん私自身も、自分の武器を磨き続けたい。そしてリーダーとして、メンバー全員がうまく力を発揮できるようにチームを導きたい。3年後の目標達成に向けて、自分一人だけでがんばるよりも、そちらのほうがおもしろそうですからね。

▼インタビュー動画もご覧ください。

<ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社・会社概要>
デジタル化がますます加速する中、企業が抱える課題の解決をデジタル活用でサポートしております。具体的には、DX関連のサポート全般、Webサイトやアプリなどの企画・制作、コンテンツ制作、システム開発、分析・保守・運用、ソーシャルメディア運用、SEO/SEM対策広告代理業など幅広く展開しております。
課題抽出から戦略立案、システム開発、デザイン、運用まで、規模や業界を問わずワンストップで提供します。

※2022年1月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
肩書き・役職等は取材時のものとなります。

ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like Eri Asahidani's Story
Let Eri Asahidani's company know you're interested in their content