やりたい事を探すために挑んだ長期インターンシップ
「初日から、商談のアポイント獲得に挑戦しました。それまで社会人を相手に営業電話をかけた経験もなく、右も左も分からない中でのスタートでした。受話器を握る手が震えるくらい緊張したことを覚えています。」
インターンシップ初日の様子を語ってくれたのは、東京女子大学3年生の山口絢乃。大学では国際関係学を学んでいる。そんな彼女がWealthParkでインターンシップを始めたのは大学3年生の7月だった。
「最初の3ヶ月間は、インサイドセールスチームでアポイントの獲得やお客様との初回面談を担当しました。4ヶ月目にカスタマーサクセスチームに異動し、不動産管理会社様向けのシステムのマニュアル動画制作に注力しました。」
山口がWealthParkと出会ったきっかけは、ある人材会社が主催する就職活動セミナーだったという。
「同級生の多くが早期選考に直結する短期インターンシップを探す中、私は長期のインターンシップを探していました。どんな仕事がしたいのだろうか、どんな職種が合っているのだろうか、という疑問を解消したかったのです。そんな時に出会ったのがWealthParkでした。」
数ある会社の中から、WealthParkに惹かれた理由は何だったのだろうか。
「採用担当の方が『山口さんがやりたいことは何ですか?』と問いかけてくださったんです。私が希望を伝えると『それならばこの仕事はいかがですか?』と、私の興味関心から逆算して合いそうな業務を提案して下さいました。他の企業の場合、最初からインターンシップの内容や部署が決まっていましたが、WealthParkは違いました。WealthParkでの経験は絶対にプラスになると思い、選考を受ける決意をしました。」
社会に出ることが怖かった
インターンシップの面接で、WealthParkで働きたい気持ちが一気に高まったと山口は語る。
「インサイドセールスチームのマネージャーの方が『働くって楽しいよ』と目を輝かせながらおっしゃっていたんです。雷に打たれたような衝撃を受けました。」
なぜそれほどまでに大きな衝撃を受けたのか。山口は当初、社会人は「激務でいつも疲弊している」というマイナスのイメージしか持てず、社会に出ることが怖かったという。
「身近な社会人のロールモデルは父でした。毎日夜中の2時頃に帰ってきて朝方に出社する姿を見て育ったため、社会に出ることは怖いというイメージしか持っていませんでした。しかし『働くって楽しいよ』と言うWealthParkの社員さんに出会って、世界がガラッと変わったんです。その面接で、『私も夢中になれる仕事がしたいです!一緒の仕事をしてみたいです!』と伝えました。」
ここで1つ疑問が残る。社会に出ることが怖かった山口は、就職活動を見据えて長期インターンシップにチャレンジしようとしていた。一体どういうことなのか。詳しく聞いてみると、彼女のこだわりが見えてきた。
「人生で大事にしている教訓があるんです。それは『まずはみんなと同じ経験をしてみて、ある程度経験を積んでからやりたい事を見つける』というものです。その方がリスクが少ないですし、逆にやりたいことが見つかった時によりコミットできると思っています。どんな経験も無駄ではないと考えているので、まずは周りの人と同じように就職活動をやってみようと思いました。これは親から強制されたわけではないんです。私が育った家庭はとても自由で、大学に行かなくてもいいし、就職をしなくてもいい、自由に生きなさいという教育方針でした。怖いけれど社会に出てみるというのは、自分で決断したことです。」
「もがいた過程が成長そのもの」
選考に合格し、インサイドセールスチームで働き始めた山口。初日から受話器を片手にアポイント獲得を目指した。
「最初は緊張でお腹が痛かったですね。でも『やるしかない』と思い、意を決して電話をかけ始めました。インサイドセールスの仕事は、すぐに電話を切られてしまったり、厳しい言葉をいただく事もあります。私はその都度落ち込んでいましたが、マネージャーや他の社員さんは気持ちをすぐに切り替えて、次のアプローチをしていらっしゃっていました。その様子をみて、私も頑張るぞと勇気をもらっていました。」
徐々に仕事に慣れていった山口だが、ある時期を境に悩むようになったという。
「最初はリードがあるお客様に電話をかけていて、順調にアポイントも獲得できていました。しかし途中から新規開拓を担当することになり、取れるアポイント数が一気に減ったんです。電話口で厳しい言葉をいただく回数も増えました。仮にアポイントが取れたとしても、その後メールの返信がこなくなって面談が流れてしまう事も多々ありました。私は誰のために頑張っているのだろうか、私は成長できているのだろうか。そう悩むようになりました。」
ある日、その悩みをマネージャーに正直に伝えた山口。すると、意外な言葉が返ってきたという。
「『成長というのは結果論ではないんだよ。獲得アポイント数が10から15に増えたから成長できたというのは違うと思っていて、もがいた過程が成長そのものだよ』という言葉をいただいたんです。それまでの自分にはなかった考えで、視点が変わりました。その言葉に救われて再起し、当初の予定の3ヶ月間を走り切りました。」
お客様に寄り添ってサポートをしていきたい
インサイドセールスの仕事をやりきった山口だったが、あることが気になっていたという。
「セールスの仕事にはやりがいを感じていました。しかし、セールスはアポイントや契約を取るところまでが仕事です。私はアポイントを取ったお客様の『その先』が気になりました。継続的にお客様に寄り添って成長を支援したいのかもしれないと思い始め、社員さんに相談してみたんです。WealthParkの方々は目的から逆算して考えてくださいます。『そのような仕事をやってみたいのであれば、カスタマーサクセスチームで仕事をしてみませんか?』というご提案をいただきました。
異動後に山口は不動産管理会社様向けのシステムのマニュアル動画制作に取り組み始めた。
「従来は、テキストマニュアルで不明点を解消いただいていましたが、お客様がより理解しやすいよう動画を作ることにしました。上司に頼んでお客様とのミーティングに同席させていただき、お客様が疑問に感じるポイントをリサーチしたり、理解度を探ったりするところから始めました。そして各機能の詳しい使い方やデータの連携方法の解説動画を制作していき、完成後は複数の動画を1つの体系的なシステムにしたり、実際に動画をみてもらった方への理解度アンケートを作ったりしました。」
カスタマーサクセスチームでの5ヶ月間で、山口はあることを確信したという。
「お客様に寄り添うこと、伴走して成長を支援することが好きだと確信しました。私は、自分の知識や得たことを周りの人に共有したり、一緒にやっていこう!と巻き込みながら動くことが好きなんです。昔から学級委員長をやるようなタイプでもあったので、もともとそのような気質があったとのだと思います。」
WealthParkのインターンシップを経て、ITコンサルタントの道へ
約8ヶ月間で、2つの業務を担った山口。WealthParkのインターンシップを終えた今、何を思うのだろうか。
「やりたい事を見つけたり、自分の適性に気づくことができました。当初の目的を達成することができましたね。そして、テクノロジーの面白さに気づくこともできました。実は当初、ITへの苦手意識があったんです。しかしWealthParkでの仕事を通して『テクノロジーって面白い!』と思えるまでになりました。WealthParkのプロダクトは提供して終わりではなく、提供したものが次々とアップデートされていきます。プロダクトが進化していくことに面白さや可能性を感じたんです。」
お客様に寄り添うことの楽しさ、そしてテクノロジーの面白さに気づいた山口は、2023年の4月からITコンサルティング会社に就職予定だ。
最後は、インターンシップを終えた山口から、WealthParkに興味を持っている方々へのメッセージで締めくくりたい。
「インターンシップを検討している方には、怖がらずに挑戦してみて下さいと伝えたいですね。やりたい仕事が決まっていなくても、私のようにやりたいことを見つけるために挑戦してもいいと思います。そしてWealthParkのインターンシップは社員さんと机を並べて取り組む『リアルな仕事』です。私の他にも複数名の学生が働いていましたが、どの方もアルバイト感覚は一切なく、全力で仕事にコミットしていました。
社員として入社を目指す方には、WealthParkはやりたいことから逆算して仕事のチャンスをいただけるので、『明確なビジョンを持ち続けること、それを伝えていくことが大事』と伝えたいですね。
ここまで色々とお話ししてきましたが、WealthParkは魅力あふれる会社です。ハイレベルで素敵な方々しかいないですし、刺激的な環境だと思うので、興味のある方はぜひWealthParkの門を叩いてみてください!」
インタビュアー
渡邉あす香|Asuka Watanabe
愛知県出身。大学卒業後に人材会社に入社。
企業のITエンジニア採用支援に5年間従事した後、2020年にフリーのライターに転身。
現在は、就転職や採用関連の記事を中心に執筆している。
https://www.facebook.com/asuka.watanabe.129