フロントエンド専門のWeb制作会社であるFLAT。少数精鋭のチームであるFLATは、代表含めほとんどがエンジニア。だからこそ、徹底してエンジニアの働きやすさを追求する制度と環境があります。
今回は、FLATの目標・評価制度、リモートやフレックスといった社内制度について、FLATで活躍する2人のエンジニア、伊藤さんと亮さんに伺いました。
伊藤:エンジニア
約半年の独学を経て、2019年12月に業界未経験でFLATへ。 現在は主にコーディングとJavaScript, React, TypeScriptを担当し、フロントエンド領域全般の技術向上に努めている。
佐藤亮介:LP制作会社で1年半ほどマークアップエンジニアとして勤務し、2020年9月よりFLATへ。主にマークアップ, JavaScript, React, TypeScript, WordPressを担当。
目標はエンジニア本人が決める
——まず、目標設定や評価制度について聞かせてください。FLATでは、個人目標をどのように設定しますか?
伊藤:目標設定については、多くの点でエンジニア本人に任されています。もちろん上司と相談しながら目標を決めていきますが、学習する技術や目指すポジションなどはエンジニア本人の興味や得意分野を最優先に考えて設定する方針です。
もともとFLATには、個人の興味や得意分野を重視する文化があるため、目標や評価においても、その点が重視されています。
亮:FLATではOKRという評価制度を導入しており、会社の目標と個人目標とはそこで紐付いています。個人の成長を目指した目標に加えて、会社やチームの成長に必要な項目も目標に入れます。そして半期に一度、個人目標とチーム目標の達成具合を評価するシステムです。
会社目標と紐づく項目は、その時々でチームに必要な事柄から設定されます。たとえば、チームメンバーが増員する時期には、ワークフローの仕組み化やナレッジのマニュアル化などが目標になります。最終的にタスクの何%消化できたといった定量的な側面から、チームへの影響のような定性的な面まで多角的に評価されます。
亮:OKR方式の特徴でもありますが、FLATの会社目標(Objective)自体は、抽象的に設定されています。メンバーは、その目標を達成するために自分たちが何をできるか、どう貢献するかを考えて、個人で具体的な目標に落とし込んでいきます。裁量が大きく設定するのが難しい側面もありますが、会社・チームへの貢献と個人のスキルアップ・キャリア形成のバランスが取れる目標設定のシステムだと感じています。
全員がスキルアップすることで、個人の負荷を減らす
——亮さんは、前職でもエンジニアとして働かれていましたよね。前職と比較して、FLATの仕事の進め方の特徴は何だと思いますか?
亮:全体的な特徴としては、やはり個人に任される裁量が大きいことだと思います。仕事の進め方やコードの書き方なども個人に任されています。
FLATには、裁量権を求めて入社するメンバーも多く、全員が自分で考えて行動できます。一方で、チーム内のコミュニケーションも活発なので、各個人の知識や経験がチーム全体に共有され、常に効率化・アウトプットの良質化を進めていけるのがFLATの強みであり特徴だと感じています。
伊藤:FLATはフロントエンド専門会社とあって、個人の専門性も高まりやすいんですよね。だからこそ、個人に多く裁量を与えられる。
ただ、その一方で、チームとしてのワークフローをある程度まとめる仕組み化も進めています。これは、過剰な属人化の防止と教育のためです。
スキルの高いエンジニアの仕事の進め方をマニュアルにまとめ、チームの基礎とすることで、組織としての生産性をあげ、個人にかかる負荷を減らす。新しく入社したメンバーもそのマニュアルを読むことで、自然とFLATのワークフローがわかる。基本をマニュアルにまとめれば、そのマニュアルをもとに個人が自分に合うように改善しながら仕事を進められます。
個人のスキルや興味を活かしつつ、属人化しすぎない仕組み作りをFLATでは進めているんです。
——属人化しすぎない仕組みづくり、マニュアル化のほかに行われていることはありますか?
伊藤:FLATにはフィードバック文化があります。たとえば、メンバー同士でコードの相互レビューを行っています。スキルが高いメンバーと学習中のメンバーでコードレビューを行うことで、教育を進められればと考えています。また、チームメンバー全員がコードレビューできる体制を整えることで、チーム内で適切に負荷分散ができるような状態を目指しています。
亮:属人化しすぎない仕組み作りといえば、毎朝の進捗会もその1つです。FLATでは毎朝、進捗会という今日やることや現状のタスク進捗、悩みや課題を共有する会があるんです。個人の状態がチームで共有されるので、業務で何か困っているときはすぐにサポートが得られます。学習中のことで分からないことがあれば、ここで相談したりフィードバックをもらえたりすることもあります。
伊藤:これらの仕組みによって、チーム内でコミュニケーションをとる機会が多いのも嬉しいポイントですよね。チームで話す場所が用意されていることで、コミュニケーションにかかる心理的ハードルがかなり下がってると感じます。その結果、FLATはチームの雰囲気が良い状態が続いています。
亮:チーム全員のタスク状況や持っているスキルが共有されているので、仕事しやすいんですよね。困ったとき、誰に相談したらいいか分かるので。このように、FLATでは、負荷分散・教育コストの削減・属人性の排除にかなり力を入れています。空いた時間で、コーディングやスキル学習を進められるので、個人の興味や得意分野を追求しやすい環境だと思います。
フレックス制度・ハイブリッドワーク・勉強会。エンジニアが働きやすい環境がとことん考えられている
——ほかに、働きやすいと感じる制度はありますか?
亮:FLATにはフレックス制度が導入されており、その日の予定や業務量にあわせて出社時間を調整できます。また、週2リモートのハイブリッドワークの制度も個人的には働きやすいと考えています。
リモートだと出社しなくていいので、勉強したり休養したりする時間を取れるのがメリット。その一方で、チームメンバーとのコミュニケーションが取れず、モチベーションが下がってしまう影響もあります。出社だとコミュニケーションが取りやすくモチベーションも保ちやすいですが、やはり体力は使いますし勉強や休養の時間は取りにくい。
その点、ハイブリッドワークであれば、出社日は業務に集中的に取り組む、リモート日は出勤時間を学習に充てるなどと臨機応変に使い分けられるのが魅力だと感じています。
伊藤:僕が働きやすいなと感じる制度は、勉強会ですね。社内の勉強会が業務時間内に定期的に行われており、メンバーが自由参加できるものになっています。
また、勉強会で取り扱う内容も特徴的で、学習だけで終わらないように最終的に会社としてのアウトプットにつながる内容が勉強会のテーマになっています。
そのため、勉強会に参加することで、メンバー自身の知識量が増えてスキルアップにつながるほか、業務の効率化にもつながります。インプットとアウトプットをセットで行うことで、スキルアップしやすい環境になっているんです。
伊藤:また、社員のスキルアップのため、副業も許可されています。社員のなかには、友達からの依頼を受けたりするメンバーもいます。
代表のサトウ自身がエンジニア出身なので、エンジニアの求める制度と環境が整えられているんですよね。制度にもエンジニアファーストの姿勢が染み込んでいて、それがFLATの働きやすさにつながっていると思います。
FLATの社内制度やサトウの思いについては、ほかの記事でもお話しています。ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
FLATは、一緒に働くメンバーを募集しています。
募集職種の確認・応募はこちらの公式サイトやWantedlyで行っていただけます。
コーディング/フロントエンドを一生の仕事にしたい方、
新しい技術に挑戦し続けたい方、
FLATに少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう。