皆さまは、「キャリアカウンセラー」というお仕事をご存知ですか?日本で広がる多様な働き方を背景に、2016年にはキャリアカウンセラーの国家資格も誕生。今注目される職種の一つなんです。Warisにもキャリアカウンセラーチームがあり、「自分らしく働きたい」「フリーランスとして自分の強みを生かしたい」という方に実践的なアドバイスを提供しています。
そこで今回は、キャリアカウンセラーチームの釜鳴さんに「Warisのキャリアカウンセリングの強み」「カウンセラーとしてのやりがい」について聞いてみました!
3年のキャリアブランクから人事の経験を生かしてWarisに就職
もともとは新卒で電気機器メーカーに入社し、事務の仕事をしていましたが、それ以上のキャリアは望めないと思い外資系医療メーカーに転職。そこからは人事一筋で12年間、新卒採用、中途採用、HRビジネスパートナーなど含めて担当しました。その後、出産のために退職して3年弱くらいのブランクを経験しました。仕事への復帰は、他社で採用代行業務の業務委託からスタートし、2014年にWarisに参画して今に至ります。
外資系医療メーカーの頃から中途採用を担当していたので、人材業界のことや多種多様な業種について知る機会はありました。ですが、キャリアカウンセラーとしてはWarisがはじめて。
それまでにも、面接ではじめて会った相手の考えや強みを引き出すコミュニケーションは心がけてきました。具体的に言うと、相手が話しやすいように場づくりをして、信頼関係を築きながら強みを引き出していくようなことです。そういった志向性はあったので、今のカウンセリングに経験が生かされている部分もあると思います。
キャリアカウンセラーチームのほかのメンバーは、自分自身のキャリア構築にも積極的でアクティブなメンバーが揃っています。みな人が好きで、物腰が柔らかく頼りにもなる素晴らしい人たちです。
私自身は今、週5日の時短勤務。ほかのメンバーも一部リモートワークやフレックスタイムを活用しながら子育てと仕事、Waris以外の活動を両立させています。
キャリアカウンセラーって何をするの?
現在、キャリアカウンセラーチームは3名体制で稼働しています。主な業務は、ご登録者への登録時のキャリアカウンセリングとお仕事のマッチング、お仕事の紹介です。それ以外に個別のフォローアップ、例えばレジュメのブラッシュアップから志望動機のアドバイスなど。また、稼働状況の変更に応じてお仕事を紹介したり、フォロー面談をしたりとご登録者周りの業務が7〜8割を占めています。
私の場合は週5日勤務のうち3日間ほどキャリアカウンセリングを行なっています。
そのほかの時間は、Waris全社視点での新しい事業や新サービスの企画、ご登録者の数値分析、キャリアカウンセラーチームの目標設計や進捗管理などを担当しています。
ご登録者の増加に伴って担当する人数も増え、カウンセリングの依頼も急増中・・・。ぜひ新しいパワーをお借りしたい!そんな状況です。
Warisのキャリアカウンセリング5つの特徴
1.業務委託〜正社員まで働き方に幅がある。だからその方に合った提案ができる
Warisでご紹介できる案件には幅があって、正社員や契約社員だけではないのが特徴です。ご紹介のメインは業務委託。業務委託の場合、求められる専門性やスキル、業務範囲により、「週5日、9時〜17時出社」のような枠にとらわれず、「週2〜3日、一部リモートOK」など、働き方やボリュームはさまざまですので、幅広い選択肢を提案することができます。
案件に幅があることで、ご経験や強みを活かすことをベースにしながらも、働き方やキャリア展望、志向性、企業との相性などの面からも、その方に寄り添った提案が可能になるのです。
キャリアカウンセラーとしてお話を伺っても、その方のご状況やご希望にフィットしない、キャリア上プラスとなるアドバイスが難しいなどと感じながらのご提案しかできないのは、正直何のために自分はこの仕事をしているのか、と考えてしまうのではないでしょうか。
Warisでは、お仕事紹介を通して、さまざまな価値観や可能性、選択肢を一緒に考えその方のキャリア、人生に少しでも前向きなご提案やアドバイスができることに、すごくやりがいを感じられます。
2.マッチングはスピード勝負。だけど決断するのはご本人。そっと背中を押す存在に。
キャリアカウンセリングの目的は、ご登録者とお仕事をつなぐこと。複数の仕事紹介サービスがある中で、期待を寄せてきていただいたことへ応えるために、スピーディなマッチングに努めることがカウンセラーの最大の役割です。
とは言っても、カウンセリングの目的が「スピード重視のマッチングありき」とはならないように、ご登録者のご経験、私生活、志向性を含めた背景を伺い、仕事に求める要件に優先順位をつけることを一番に考えています。
特にWarisには女性のご登録者が多いので、子育てとの両立で、週何日・何時間で働きたいとか、ライフステージに合わせたキャリアプランの希望など、プライベートなことまで詳しくお伺いするのがポイントです。
中にはご自身で優先度に気づいていないケースもあるので、カウンセリングの中でていねいに拾いあげて、フラットな視点を持って一緒に整理していくことを心掛けています。
3.フリーランスに特化したキャリアのアドバイスができる
極端なケースではあるのですが、「すぐにでもフリーランスとして働きたい」と言う登録者さんに、今の職場でやり残したこと、チャレンジできることがないか?あえて現職に残る可能性をお伝えしたことも。
その方はフリーランスの広報を志望されていましたが、一社経験のみで、業界全体への視野が狭かったり、経験業務の幅が限られていたため、ご本人にも懸念がありました。すぐにベンチャー企業の経営者を相手に一人で立ち回ることができるかというと、難しい局面が出てくると思われますし、実際に紹介できる案件も限られ、今フリーランスとなるには早すぎるのでは感じました。
そこで、社内に新規のプロジェクトがあると言うので、その仕事をリーダーとしてやり切ることで得られるスキルとその後の可能性をお話ししました。そのほうがフリーランスとして、将来こんなチャンスもあるし、たくさんお仕事をご紹介できますよと。登録者さんも「この仕事にそういう意義があるんですね。まだやれることがあったんですね」と視点が変わられ、モチベーションが高まったようでした。
また別のケースでは、「リモートワークのお仕事がしたいからフリーランスになりたい」という方がいらっしゃいました。そうは言っても、立ち上がりからフルリモートの案件はなかなかありません。
そこで、「最初3カ月は出社してクライアントとの信頼関係を築いたあと、基本リモートで稼働できるお仕事ならこんなにありますよ」とご提案しました。条件を譲歩いただくことで早くお仕事が決まるので、結果的にフリーランスとしての成果がでて希望の条件につながるという好循環が生まれるんですね。ご要望を聞くばかりではなく、企業側の視点も加えながら率直なアドバイスを伝え、登録者さんの背中を押していくこともあります。
社員からフリーランスへ転向後に、どんな活躍の場があるのか、継続できるような選択肢があるのかなんて分からないし、希望と同時に不安もあると思うんです。フリーランスのキャリア事例を豊富に持っている私達だからできることだと思っています。
4.妊活〜保活の時期、保育園を見つけた後の就職まで長くお付き合い
もうかれこれ3年ほどお付き合いしている登録者さんがいます。はじめは不妊治療と両立できるお仕事を探すためにWarisに登録されたのがお付き合いの始まりでした。
そのあと出産されたのですが、次は「保育園が見つからない」とお困りでした。保活のアドバイスなども通じて無事に保育園が見つかったものの、最初は両立が難しいこともあるため柔軟な働き方のできる案件を探しましょう。と仕事探しの優先軸を決めました。
このご登録者のように、女性の場合は妊娠・子育てなどライフイベントに伴って仕事に求める要件が変化していくものですが、その都度、要望に応じた提案も可能です。そういった意味で「一人のご登録者の人生に長く寄り添える」。このこともWarisだからこそできるキャリアカウンセラーの仕事の魅力と感じています。
Warisでは基本的に一人のご登録者に、ご登録から一貫して同じキャリアカウンセラーが担当します。正社員の転職とは違い、契約期間が終了してふたたびご紹介可能となったらまた次のご希望にあった案件をご紹介する。といった具合に長いスパンでお付き合いが続いていくこともよくあります。
5.ご登録者に一番近い存在。一人ひとりの「Live Your Life」を応援できる
ご登録者がWarisで最初に会うのもキャリアカウンセラーですし、Warisの中ではご登録者の一番近くにいる存在かもしれません。そのぶん、お仕事が決まったときの感謝のメッセージや紹介したお仕事へのフィードバックを受けやすいです。登録者さんから「背中を押してもらえたことで、一人では見つけられなかった仕事に出会えました」「仕事が楽しい」といったお声をいただくと本当に嬉しいですね。
まさにWarisのミッションとして掲げる「Live Your Life」の実現をお手伝いできていると実感できますし、自分らしく働く人を応援することはキャリアカウンセラーたちの原動力にもなっています。
主体的なキャリアを考える人が増えている今、キャリアカウンセラーの意義とは?
働き方が多様に変化していく中で、自分らしいキャリア、働き方を主体的に考える方が増えています。多様化する要望を受け止めて、その方が前向きに進んでもらえるように背中を押す。キャリアカウンセラーも時代の変化とともにあり、そういった意味で意義を感じます。
またWarisでは、再就職を目指す女性のインターン就業やマッチングの機会を創出する「Warisワークアゲイン」事業も行なっていますが、企業側にも再就職人材やフリーランスなど新しい枠組みの中での人材活用に取り組む勢いが感じられます。
今後、キャリアカウンセラーの存在は、もっともっと働き方が変わっていく未来においてさらに重要性を増すのではないでしょうか。
フリーランス転向、ワークライフバランスの実現、キャリアチェンジなどより自分らしい働き方の実現を主体的に取り組む方をサポートしたい、自分自身も自分らしく働きたいと考えている方なら、Warisのキャリアカウンセラーにやりがいを感じていただけると思います。幅広いお仕事紹介を通じて、キャリアカウンセラーとしても成長できる環境があります。また、Warisはまだまだ少人数の組織であるため、当事者意識を持って取り組め、会社への貢献度や社会へのインパクトもダイレクトに感じることができます。
一人でも多くの方々の自分らしい働き方を応援していくことを目指して、一緒にチャレンジしてくれる方をお待ちしています!!