自社採用も拡大中の株式会社GrowingWayが、社員にも候補者にも選ばれる組織を増やすためにWantedlyを提案する理由
こんにちは、ウォンテッドリーの吉種です。
「シゴトでココロオドルひとをふやす」
そんな人を増やすため奮闘している私たちですが、目指す世界観を広めているのはウォンテッドリーに所属する社員だけではありません。今この記事を読んでいるあなたも、Wantedlyを活用してくださる企業の皆さんもその一人です。
そして忘れてはいけないのが、私たちと共に採用に悩める企業への提案をしてくださっているパートナー企業の方々です。現在100社以上と協業していますが、パートナーとして活動することの魅力はなんなのか、月間新規契約数ギネスタイの販売実績を達成した株式会社GrowingWayの永山さんと大矢さん(以下、敬称略)に語っていただきました。
永山 洋介(Yosuke Nagayama)
2007年に大手人材会社に入社。アルバイト情報メディアの立ち上げ、組織構築、マネジメント経験を経て、女性向けメディアの事業責任者を歴任。2019年6月に株式会社GrowingWayを設立。タレントマネジメントと組織マネジメントで事業の競争優位性を作り、事業成果に繋げることが得意。
大矢 剛大(Yoshihiro Oya)
2015年に大手人材会社に入社し、飲食店から大手の企業のアルバイト採用の支援。2016年8月に転職し、中途領域のセールスとして採用や組織課題解決の提案を行う。その後、中四国エリアの組織長を担当。2019年6月に新卒で入社した時に出会った代表の永山と共に株式会社GrowingWayを設立。現在はビジネスサイドの責任者を務める。
熱量や自主性を持って働く人を増やし、活気に満ち溢れた社会に
2019年に「全員の力で挑戦し続ける最高のビジョナリーカンパニーを作ろう」と創業した
株式会社GrowingWay(以下、GrowingWay)。20名の社員の平均年齢はなんと25歳という若い会社ながら、多くの企業に組織力を強くするためのサポーターに選ばれています。そんなGrowingWayとWantedlyの出会いは会社を立ち上げ事業を加速させようという頃に遡ります。
永山「展開している事業の中に組織コンサルティング事業があるんですが、目指しているのが「社内外から選ばれ続ける組織づくり」です。選ばれ続けるためには、組織内のエンゲージメントが鍵になると考えていて、具体的には入社前と入社後のギャップをなくすこと。ギャップをなくすためには、入社前つまりは採用活動の段階で期待値を調整しなくてはいけません。それを実現するために、活用できるサービスはないかと探していた時にWantedlyと出会い、すぐに協働したいと連絡しました」
Wantedlyと出会った時、その世界観だけでなく実現するための流れとして掲げられていた
リクルートメント・マーケティング(以下、リクマ)の考え方にも、大いに共感したそうです。
永山「クライアントに提案するにあたって、自分たちでもしっかり運用した上で世界観もリクマの考え方も伝えていきたいと思いました。加えて、Wantedlyを通じて幅広いユーザーに自社の提供価値を伝えていけるのも、創業当時から組織づくりに力を入れている自社にとってもプラスだなと。もともと、FacebookやTwitterを通じて発信には取り組んでいましたが、届けられる対象が広がるのは魅力的でしたね」
ーーちなみに、自社で運用されていていい出会いはありましたか?
大矢「ありました!いま社員が20名(2020年2月時点)いるんですが、その半数にあたる10名はWantedly経由ですね」
永山「その20名という人数も、3カ年の事業計画の中で実現させる予定、これくらいで実現するだろうなという想定でしたが、実際は7ヶ月で実現してしまいました。嬉しいギャップですね」
ーーなんと!それはすごいですね!同時にホッとしました笑 自社で使っていたからこそ感じた良さも難しさもありましたか?
永山「良さは今挙げたように予想を上回る反響、そして採用実績が出たことですね。これによって組織づくりも事業も前倒しでうまくいっていて、想定していたよりも拡大が加速しています」
大矢「やればやっただけ結果が戻ってくるので、コンテンツ制作の工数とかは必要になりますが、苦労という苦労は感じなかったですね。もちろん、初めての募集ページ、初めてのカジュアル面談、初めてのスカウトなど、取り組み始めは戸惑いも感じました」
ーー具体的にはどんな戸惑いがあったのでしょうか?
大矢「Wantedlyの募集ページは、広告媒体の求人ページとは違って条件などではなく自社の魅力を表現しなくてはいけないので、そこは戸惑いましたね。
あと、ダイレクトスカウトも他媒体で使っていた時は用意されたテンプレート文面で送っていたのですが、Wantedlyでは1人1人文面を作成していました。こんなに工数使っていて、ちゃんと結果出るんだろうかと思うこともありましたが、結果的にすごく良かったですね」
大矢さんがお一人で送っていたダイレクトスカウト50通、結果的には返信率25%、そこから3人の採用につながるなど、労を惜しまずに取り組んだ成果が出ています。
永山「カジュアル面談も今でこそ自分たちらしいものができたけれど、最初は戸惑いました。面接でない分、会社説明だけをしていてもダメだし、質問ばかりしていてもダメです。「お互いを知ることに徹する」「説明ではなく表現をする」という2点に取り組んで、クライアントにも伝えています」
企業側の「なりたい」「ありたい」と働く側の「なりたい」「ありたい」をマッチングさせる
ーー実際に提案するクライアントはどんな企業が多いですか?
大矢「従来のやり方で採用がうまくいかなくなっているケースが多いですね。なので、うまくいかない理由を一つ一つ説明していくことから始まります。市場の変化しかり、求職者の思考の変化しかりです。例えば、他の求人メディアだと条件検索がメインになっているから、資本的に体力のある大手企業との戦いになってしまうこともお伝えします」
永山「提案する相手も経営層の場合もあるし、現場部署の場合もあります。なので、経営層であれば数年後の組織・事業を考える部分をメインで伝えたり、現場部署の場合は採用計画やKPIに関する部分も含めたり、都度フックを変えて話しています」
ーー他のサービスと共に提案している中で、お客様からどんな反応がありますか?
大矢「ビジネスSNSとお伝えすると、「採用にSNS?」など使ったことがなかったり、よく分からなかったりでアレルギー反応を起こされることはありますね。
そういう時は、最近の求職者はSNSで情報収集をするようになってきたという話から、情報収集をしている求職者の中には就職活動開始前の潜在層も含まれているので、そこへリーチできるという話は興味を持たれます」
興味をもつお客様は共通の課題や期待を持っているのだそうです。
永山「やはり大手企業とも同じ土俵で戦えるという部分も大きいです。さっき大矢の話の中でも出て来ましたが、条件面でどうしても結果に結びつかないことがあると実感しているクライアントが少なくないので、良い反応をもらうことが多いです」
ーー提案時含めて、クライアントとのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?
永山「リクマの考え方も合わせて伝えていますが、それだけが一人歩きしてしまわないようにと考えています。リクマは従来の採用活動の前に潜在層にもリーチでいるような提供価値の発信、後にエンゲージメントも合わせた組織づくりの流れがあります。
従来の採用活動でうまくいかなかった企業が、Wantedlyを使って情報発信して採用がうまくいったとしても、入社後のエンゲージメントが高まらないと離職率が上がってしまう可能性もあります。なので、入り口の改善だけでなく、その先の受け皿を整備し社員が定着するところまで含めて、設計して伝えることを大事にしています」
社員の中にあるビジョンの種が、お客様を幸せにしたいというこだわりと結びつくから成果が花開く
ーーWantedlyPartnerになってから、社内に変化はありましたか?
永山「入社前から自社の世界観を伝え、入社してからWantedlyの世界観とリクマについて伝えているので、社員は理解しています。その上でクライアントへの提案を通じて自分の口で語るという経験をすると、自分で説明することで理解がさらに深まって、社内に対して提案をしてくれる社員も出てきました。言うなれば、浸透が促進されて世界観の濃度が高まっている状態ですね」
自社だけでなく、もちろんクライアントにも変化は生まれていて、嬉しい言葉をいただくこともあるのだとか。
大矢「私が担当したクライアントは、広告媒体を使ってきて単発で掲載して反響がないということを繰り返していました。そこでWantedlyの運用を一緒に始めて、1名採用できました。
広告媒体で掲載しても反響がないと前向きにトライしようという気持ちが弱まっていって、Wantedlyを始める前の社長さんは「自分が描く世界観を伝えること」を諦めてしまっていたんです。私がコンサルし始めてWantedlyを運用していくにつれて、「大矢くんに出会って、もう一度チャレンジしてみたいと思った」と言ってくれたんです。再び世界観を伝えていこう思ってくれたことはもちろん、それを私に出会ったことがきっかけだと言ってくれたのは本当に嬉しかったですね」
ーークライアントと向き合う営業・コンサルタント冥利に尽きますね。そうした前向きな気持ちになってくれる、なんというか「やる気スイッチ」が入るきっかけはどんなものがありますか?
大矢「もちろん成果が出ること、例えば閲覧数や応募数が伸びることはやる気に繋がりますね。あとはWantedlyの募集ページやフィードページも私たちが作成することがあるんですが、通常の求人と違ってコンテンツになっているので、それ自体に魅力を感じて愛着を持ってもらうこともやる気になっています。愛着が生まれると、応援シェアをしていこうという気持ちにもつながっていくので」
ーー拡散シェアをしようという発想はクライアント側から自然に出てくるんでしょうか?
大矢「最初の提案の際にリクマの話をして、その流れでその重要性についても伝えているので、ここで以前お話ししていた応援シェアをしましょうと提案します。納得して取り組んでくれることが多いですね」
クライアントのやる気につながるだけでなく、正しく提供価値を伝えるためのカジュアル面談の提案内容にも自由な発想がひかります。
大矢「飲食系のクライアントであれば、説明をするだけでは魅力が伝わりきらないこともあります。どう「表現」するかを考え、候補者には必ず自社の店舗で食事をして味も接客も体感してもらう。これも魅力を伝える方法かなと。
他にも造船所を持つクライアントのカジュアル面談は、必ず造船所内の見学をセットにしてリアルを体感してもらうという提案をした社員もいました」
カジュアル面談という概念に戸惑うクライアントにあることを必ず伝えると、面談にでる経営層や担当者のポジティブな意識を引き出せているのだそうです。
永山「本当は面談にでる全員にレクチャーして同席し、フィードバックまで行いたいんですが、現実問題なかなかそこまではできていません。そこで担当者などに伝えて社内に共有してもらっているのが「見極めの施策だけでなく、惹きつけの施策も行なっていきましょう」ということです。面接では見極めの施策がメインになるので、惹きつけの施策という概念を伝えるだけで、自分なりに「表現」しなくてはという意識が生まれるので、内容が変わってくるんです」
ーーここまでお話を伺ってきて、冒頭で伺った目指す姿が具体的にイメージできてきました。そんなお二人が考えるWantedlyPartnerとしての今後の展望・野望はありますか?
永山「大きく強いセールス組織を作ることができるのが当社の強みなので、リクマの考え方を多くの人に伝えていきたいと思っています。リクマの本質を理解して採用力と組織力のバランスをしっかり考えられる組織を増やしていきたいですね。
自社としても、「社内外から選ばれる組織づくり」の提供をもっと向上させるために、ヒューマンキャピタルマネジメントの分野で自社のツールを開発を更に進めていきます。興味を持ってくれる方とはぜひ一緒に仕事していきたいです」
永山さん、大矢さんありがとうございました!
私たちの世界観の浸透にはまだまだ協力してくださるパートナーが必要です。
パートナーになったばかりの企業さまが、安心してサービス理解を深められるプログラムもご用意していますので、ご興味を持たれた方は是非、こちらからお問い合わせください!