株式会社スタメンの会社情報 - Wantedly
株式会社スタメンの魅力を伝えるコンテンツと、住所や代表・従業員などの会社情報です。スタメンは東京・名古屋に拠点を構えるITスタートアップ企業です。「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」を経営理念に、2016年に創業。その後順調な事業拡大により2020年12月に東証グロース市場に株式上場。現在は東証プライムを目指しています。 ...
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今回は株式会社スタメンにご協力いただき「マーケティング」「コミュニケーションデザイナー」のシゴトについてご紹介します。
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【ご協力いただいた企業】
■株式会社スタメン
HR Tech領域のサービスである「TUNAG」、クラウド型のIT資産管理・操作ログ管理ツール「Watchy」をはじめとした、複数のサービスを展開。主力事業である「TUNAG」は、豊富な機能を活用した組織課題解決の取り組み実績を元に「社内コミュニケーション活性化 」 「ビジョン浸透 」「カルチャー醸成 」「業務効率化」 などあらゆる組織の課題解決をサポートしている。
【ご協力いただいたスタッフさま】
■伊藤 頌太さん
スタメン入社後は、マーケティング部に配属され、広告運用、SEO、PR、イベント出展など多領域のマーケティング施策を担当。広告やSEOなど複数領域のリーダーを務めたのち、現在は東京本社のマーケティング部の部長に就任し、チームのマネジメントおよびマーケティング領域の戦略設計に携わっている。
■山田 美羽さん
2025年4月に株式会社スタメンに新卒入社。現在はコミュニケーションデザイナーとして、会社全体のビジュアル制作やブランド発信に携わる。
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ーー「マーケティング」「コミュニケーションデザイナー」としてどんなお仕事をされていますか。
山田さん:プロダクトの価値を効果的に伝えるブランディングや、営業活動を支援する資料作成、業務効率を高める社内の仕組みづくりなど、多岐に渡る会社全体のデザインを担当しています。入社して二ヶ月が経つ頃には、プロダクトを認知拡大するプロジェクトに携わりました。実際に過去に携わっていたメンバーとの会話を経て改善提案を行い、よりサービス価値を上げられるよう日々業務に取り組んでいます。
ーー「マーケティング」「コミュニケーションデザイナー」のお仕事を選ばれた理由について教えてください。
伊藤さん:大学時代は、応用経済理論を専門とするゼミに所属し、地方自治体や企業と連携した実践型のマーケティング活動に取り組みました。その経験から、どれほど素晴らしいサービスでも、相手に知ってもらえなければ使ってもらえないと考えるようになりました。これが、信じるサービスを本当に必要としている人に届ける「最初の接点」をつくれるマーケティングという仕事に惹かれた原点です。
とはいえ、就職活動ではマーケティング職やマーケティング関連企業に限定せず、自分が共感できる理念やサービスを軸に企業を選んでいました。その中で出会ったのがスタメンであり、TUNAGのサービス内容や理念に深く共感し、入社を決意。選考の過程でマーケティング職に興味があることを伝え、結果として配属が決まりました。
山田さん:コミュニケーションデザイナーに惹かれたのは、企画の初期段階から他部署と連携し、数字を意識した提案や、社内の声をもとにアイデアを形にするなど、幅広い業務に関われる点に魅力を感じたからです。ただ「つくる」だけでなく、“デザインの得意なビジネスマン”として、デザインの力を活かしながらビジネスに貢献できることがこの職種の特徴だと思いました。社内では日々、業務効率化に関する多くの意見が上がっており、そうした声に対して各部署にヒアリングを行い、優先順位を見極めながら、今本当に必要とされる課題に取り組んでいます。現場の声に耳を傾け、デザインを通じて業務改善をリードしていくことが、この仕事の大きな使命だと感じています。
ーー「マーケティング」「コミュニケーションデザイナー」のお仕事でどんな時にやりがいや楽しさを感じますか?
伊藤さん:マーケティングの魅力は、限られた予算や時間の中でも、小さな施策が大きな成果につながる点にあります。広告文のわずかな変更で反応率が大きく変化したり、記事構成を見直すだけでお問い合わせ数が改善されたりと、ユーザーの行動を左右するダイナミックさに強く惹かれています。具体的には、ターゲットを絞ったコピーが成果に結びつかず、逆に機能を抽象的に羅列したコピーが高い成果を出した経験から、この領域の奥深さと面白さを実感しました。仮説・実行・検証という明確なサイクルを通じて、自分なりの理論を築けることに楽しさを感じています。また、その工夫が事業の成長や組織への貢献に直結することも、大きなやりがいとなっています。
山田さん:コミュニケーションデザイナーは、単に「つくる」だけでなく、営業部門と連携しながら成果を追い、自らのデザインが受注や成果につながる実感を得られる仕事です。新卒でも提案がプロジェクトに反映されたり、主体的にプロジェクトを動かすことができる環境が整っているからこそ、自身の成長が会社の前進に直結する点が大きな魅力です。また、部署や役職を超えて多くの人と関わりながら意見を反映し、同じゴールに向かって進む一体感が仕事の楽しさにつながっています。数字としての成果が見えづらいデザイン業務の中でも、例えばイベント出展時のパネル制作がSNSのフォロワー増加につながる施策として成果が現れたように「目に見える手応え」が感じられる点も、やりがいの一つです。
ーー「マーケティング」「コミュニケーションデザイナー」のお仕事でどんな時に難しさを感じますか?
伊藤さん: マーケティングは多くの広告宣伝費を投資し成果を出す部門であるため、事業部の期待に応えられないときに強いプレッシャーを感じます。市場の変化などで、これまで有効だった施策が機能しなくなることもあり、仮説を立てて改善に努めても、思うように数字が動かない場面もあります。特に、自分なりに工夫を重ねた上で結果が出ないときには、まるで長く暗いトンネルの中にいるような感覚に陥ることがあります。それでも試行錯誤を繰り返しながら成果を追い続ける姿勢を意識するようにしています。
山田さん: スピード感のある環境の中で、多くの責任を担いながら成果も求められる点に難しさを感じています。新卒であっても「動かす側」として期待され、自分の提案がすぐに反映される分、その影響の大きさにプレッシャーを感じることもあります。しかし、そのプレッシャーがあるからこそ、自分の行動が成果に直結し、成長を実感できるというやりがいにもつながっています。専門知識が足りないと感じる場面があっても、分からなかったことはその日のうちに解決することを心がけています。また、スキル向上のために知識を共有する時間を定期的に先輩に設けていただき、学び続ける姿勢を忘れずに業務に取り組んでいます。
ーーキャリアビジョンの発見に役立ったことを教えてください。
伊藤さん: 自分の視野やキャリアの可能性を狭めないよう意識して行動しています。具体的には、興味深い事業を展開する企業の採用インタビューや会社説明資料にも目を通し、その企業がどのような価値を提供しているのかを学んでいます。また、施工管理やDX推進、人事や営業など、さまざまな分野で働く友人や知人の話を聞くことで、業界や職種の理解を深め、自分の将来について多角的に考えるようにしています。
山田さん:キャリアを築くうえで役立ったと感じるのは、「会社の中身を知ろうとする姿勢」です。就職活動中は、条件面だけでなく「どんな人が、どんな想いで働いているのか」を重視し、人を軸に企業を見る視点を大切にしてきました。就職活動中、様々な情報を知る中で「この人と働きたい」「この考え方が好き」と感じられるかを基準に企業を探していたことで、自分の言葉や想いを大切にしながら面接にも臨めたと感じています。就活をキャリアのスタートと捉え、「自分がどうありたいか」「どう成長したいか」を明確にして行動した経験が、現在の働き方や価値観にも深く結びついています。
ーー今後のキャリアビジョンについてもお聞かせください。
伊藤さん: 正直なところ、まだ明確なキャリアビジョンが定まっているわけではありません。ここ数年は、さまざまな業務に挑戦させていただき、目の前の仕事にがむしゃらに取り組んできたというのが本音です。ただ、その中で、自分の得意・不得意や、好き・嫌いといった傾向が少しずつ見えてきた実感があります。今後は、得意かつ好きな領域での知見をさらに深めつつ、不得意だけれど好きな分野や、得意だけれど苦手意識のある分野にも向き合いながら、マーケティング全体のスキルを高めていきたいと考えています。マーケターとしては、「このサービスいいな」と本気で思えたときに、それを多くの人に広められるだけの実力を持つ人になりたいです。ただし、マーケターという枠にこだわりすぎるのではなく、自分自身の可能性を広く捉えてキャリアを考えていきたいとも思っています。
山田さん:まずはデザイナーとしてのスキルを磨き、「プロ」と胸を張って言えるレベルを目指しています。日々の業務を通じてできることや挑戦の幅が広がる中で、チームや会社にもっと貢献したいという思いがより強まっています。そのため、デザインと掛け合わせた、他の分野への挑戦にも前向きに取り組んでいきたいと考えています。将来的には、「デザインもできちゃう〇〇」と言われるような、自分ならではの強みを持った働き方を実現することが目標です。具体的には、人事・広報・営業といった他職種にも関わりながら、職種の枠を超えて活躍できる人材を目指しています。
ーー最後に、キャリアビジョンの発見に向けて奮闘されている学生さんに向けて、メッセージをお願いします!
伊藤さん:キャリアビジョンは、すぐに見つかるものではないと思っています。中には「これだ!」と早い段階で明確にできる人もいますが、多くの人は時間をかけて模索し、途中で方向が変わることも少なくありません。だからこそ、「自分は何がしたいんだろう」「どんな姿を目指したいんだろう」と考えながら、記事を読んだり、人の話を聞いたりすること自体が、とても大切で価値のある行動だと思います。そういった積み重ねの中で、気づかないうちに視野が広がったり、新しい発見があったりするものです。行動しているからこそ見えてくる景色があると思うので、まずはそんな自分を「頑張ってるね」と認めてあげてほしいです。焦らなくても大丈夫。少しずつでも、自分が納得できるキャリアを選んでいけることを願っております。
山田さん:キャリアビジョンを発見するまでには長い道のりがあるかもしれません。そんな中でも私が学生時代に大切にしていたのは、どんなことも自分の経験に変えるという姿勢で挑戦を積み重ねることでした。「できることは何か」を常に考え、小さなチャンスを大きな成果につなげる意識が、就職活動での自信にもつながりました。就活中は「本当にやりたいことが何か」と迷うこともありましたが、「働く時間を幸せにしたい」「誰かの役に立ちたい」という想いが、キャリアの原動力となっています。迷いや不安の中で、周りと比べて焦ってしまうこともあるかもしれません。しかしそんな時こそ、じっくり自分の正直な気持ちに向き合うことで、本当に目指したい道や将来像が見えてくると思います。自分の想いは自分が一番大切にしてあげることを心に留めておくといいかもしれませんね。
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いかがでしたか?
2024年5月からお届けしてきた「JOB Talk!」は、今回の記事をもって最終回となります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!