N/S高インターンシップフェア by Wantedlyを開催 | Wantedly, Inc.
10月下旬に、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校の生徒に向けたインターンシップマッチングイベントを開催しました。10社の企業と約190人の生徒が集まったイベントの様子をご紹介します!...
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ウォンテッドリーでは、学生さんにより良いキャリアを知っていただくためのイベントを企画・運営しています。2024年10月には、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校の生徒に向けたインターンシップマッチングイベントを開催しました。
今回は、イベントをきっかけにOさんをインターン生として受け入れられた株式会社movelにインタビューを実施。高校生インターンの募集を始めたきっかけや高校生インターンを受け入れるメリットについて伺いました。
■株式会社movel
InstagramやTikTokを中心としたSNSマーケティング支援や、SNS向けのコンテンツ制作を行う。大学生を中心とした平均年齢21.5歳の80名の若手クリエイターが在籍。
【ご協力いただいたメンバー】
■川田さん
エンタメ領域企業のグループ長として、ドラマや映画など俳優・タレントを起用する作品の支援をメインで担当。人事も兼任している。
■赤松さん
コスメや自動車メーカー、小売業界など多岐にわたる企業のInstagramやTikTokの運用支援の営業フロントを担当。人事採用担当も兼任。
ーー高校生インターンを受け入れた経緯や理由を教えてください。
川田さん:企業様や採用向けに「Z世代しかいない会社」という紹介をすることが多く、創業当初から大学生を中心とした学生たちの力を借りて企業を大きくしてきました。高校1年生から働いてくれていて、大学3年生となった現在では主力として活躍しているメンバーもいるので、早めに高校生と一緒に面白いものを作ることができたら、事業が成長する上でもっと伸びしろがあると考えたため高校生インターンを受け入れることにしました。もう1つの理由としては、シンプルにSNSのトレンドは高校生や若い子の方が知っているからです。高校生の多くはSNSをずっと触っているので、僕より高校生の方が色々と知っている気がします。
ーー高校生をインターンに受け入れる際にハードルは感じませんでしたか。
川田さん:当社は代表が大学在学中に創業したこともあり、大学1年生も高校3年生もさほど変わらないと考えていたので、障壁はあまりなかったですが、過去には高校生の保護者側が不安に感じられて一緒に面談に来られたことはありました。今では高校生インターンが増え、認知が会社全体に広まったこともあり、喜んで入ってきてくれる高校生が多いです。
ーー高校生とのカジュアル面談の雰囲気はいかがでしたか。
川田さん:私たちはSNSが好き・何かを作ることが好きであれば、採用基準を満たすと考えています。我々が採用させていただく側ではありますが、面談の際に格好の指定をしていませんし、持ち物も履歴書程度です。面談は社長が担当しているのですが、好きなことや趣味、推し活などについてざっくばらんに色んな話をさせてもらっているようです。盛り上がりすぎて「好きなことしか聞いていなかった」ということもあるくらいです(笑)Oさんの場合は、しっかりと履歴書のデータをWEBで送ってくださっていて、そのあたりはN高の生徒だからこそ持たれていたスキルなのかなと感じました。
ーー高校生インターンを受け入れる際に準備されたことはありますか。
川田さん:うちの会社はそれぞれに備品を貸与する形をとっておらず、グループごと・案件ごとにiPadやiPhoneを用意しています。それらを出社するタイミングで貸し出して、退勤するときに戻してもらう形です。高校生に限らず、インターン生には「企業様の情報を取り扱っているので、自分のデバイスには入れないで」「情報漏洩をしてしまうと損害賠償のお金がかかるよ」とお伝えしています。
ーー高校生インターンを受け入れて良かったことを教えてください。
川田さん:良かったことは2つあって、1個目は高校生ならではの視点が得られたことです。高校生が入ってくると、高校生活の中で何が流行っているのかというトレンドを知れるので、知見が広がったように感じます。もう1個は、高校生が入ると他の大学生インターン生が先輩の自覚を持ってくれることです。自らが学んだことを高校生に教えて、アウトプットをすることで、大学生自身の知識として、より刷り込まれているようです。Oさんの場合は、学校でもSlackを使っているようで、業務でSlackを使う際にも返事が早かったり、やり取りがスムーズだったりして、助かっています。
赤松さん:N高さんならではだと思いますが、Oさんはネットのトレンドに敏感で、VTuberやYouTubeなどの知識を仕事でも活かしてくださっています。トレンドをキャッチアップして、口頭やSlackで共有してくださるので、力になってもらっています。
ーー今後、高校生インターンとどんな取り組みをしたいですか。
川田さん:若い子たちの知見はもっとたくさん集めていきたいと思っています。「何が流行っていて、何が好きで、何にお金や時間を使うのか」という部分を集約したいので、今後は座談会を開いていきたいと思ってます。新しい商品開発や現行のプランに対して「若い子を呼ぶためにはどうすれば良いか」というヒアリング会はすでに実施しているのですが、高校生インターンを増やすことができれば、高校生だけで座談会を実施することも可能になると思います。
赤松さん:Oさんは現在、コスメ系やファッション系の制作業務のほか、ネットのトレンドを生かした投稿案件を作ってくださっています。今後は、好きなことや趣味に近い業界でのお仕事にも、ぜひ挑戦してもらいたいと思っています。
ーー高校生インターンに興味がある高校生や企業の方に、一言お願いいたします。
赤松さん:高校生がインターンに入ってくれると、既にいる大学生のインターン生が先生役となり、高校生に仕事を教えることになるので、教え方や自分の担当している案件をさらに深く知るきっかけになっていると思います。下の代を入れることによって、上の代も育つと思うので、高校生を採用することは、いろいろな企業にとって、良いことだと思っています。その基盤作りとして、まずは大学生インターンの環境を整えた上で、次のステップとして、高校生インターンの受け入れを検討すると良いと考えています。
川田さん:企業のSNSマーケティング領域は、若い子の感覚に今すごく注目をしていると思いますが、若い子たちはそのニーズに気付けていない現状があります。そのため、当社にインターンに来てくださる方には、普段SNSで見続けているTiktokや趣味で制作しているものが武器になることを伝えています。若い子から習おうと考える企業さんは増えているので、武器を尖らせることで、企業に入っても新卒1年目から活躍できるようになると思います。高校生のみなさんには、今、若者のうちにできる習慣や体験こそが武器なんだよと伝えてあげたいですね。
イベントをきっかけに高校生の皆さんにもインターンシップの機会が提供でき、大変嬉しく思います!
ウォンテッドリーでは、今後も高校生インターンシップのマッチングを随時行なってまいります!