Collaboration Seminarの第三弾として 「インターンシップに参加してみよう!先輩が語るインターンシップのリアル」 を実施しました。
今回は、株式会社EXPACTの北岡さん(現役インターン生)と、Plug and Play Japan株式会社の日下さん(元インターン生)にご登壇いただき、お二人の経験談をもとに、インターンシップのアレコレについてお話いただきました。
本レポートでは、セミナーの一部を抜粋してお届けします。
▼登壇者プロフィール
EXPACT株式会社 北岡 沙也伽さん
大阪大学4年生。学生時代は2年間休学をし、カナダTamwood Collegeにてマーケティングのディプロマ取得、ニューヨーク現地企業WEBチームにて長期インターンシップを経験。 2023年5月よりEXPACT参画。主としてリサーチ業務、メディア業務、ファイナンス業務に従事。 卒業後は日系証券会社投資銀行部門に入社予定。
Plug and Play Japan株式会社 日下 裕陽さん
2023年一橋大学卒業。Plug and Play Japan 株式会社に例外的に新卒として入社。複数のJETRO案件や自治体案件、海外連携案件に携わり、数十社のスタートアップを支援してきた。
ーー本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずはお二人が所属されている企業についてご紹介いただけますか?
北岡さん:弊社は『スタートアップと共に「社会にインパクトを与えたい」』というミッションを掲げて活動しています。企業の「最初の一歩」のサポートを目的に、成長ステージにあわせて、ファイナンスからブランディング、HR、EXITまでをワンストップで支援しています。
日下さん:Plug and Playは、世界最大級のイノベーションプラットフォームです。弊社では、世界中の都市で年間60以上のテーマ別アクセラレーションプログラムを開催する「アクセラレータープログラム」、550社以上の企業パートナーのイノベーション戦略を支援する「コーポレートイノベーション」、年間250社以上のスタートアップへ投資する「ベンチャーキャピタル」という3つのビジネスを展開しています。
ーーありがとうございます!それでは、本日のテーマに移ります。まずは、インターンシップの探し方について教えていただけますか?
日下さん:ワンキャリアやオープンワーク、外資就活などのアプリを活用して、大手やエンタメ系の企業を中心に就活していました。実は就活を2回経験していて、1回目は大手企業に内定をいただいていました。私の周りは「大企業にいく」という風潮が強かったのですが、就活を終えたときに「自分は周りに流されていたのでは?これは本当に自分がやりたかったことなのだろうか?」と不安になり、再度就活をすることを決めました。私はエンタメが好きで、業界課題を解決したいと思っていて、出版社やゲーム会社を中心に募集をみていました。いろいろな企業の方とお話をしたのですが、私と同じような志を持っている方がすでに業界にはいるものの、それでもあまり業態構造が改善されていないことに気が付きました。そこで、アプローチを変えようと思い、スタートアップ業界に興味を持ち、Wantedlyでいろいろな募集をみていた際に、Plug and Play Japanの募集を見つけました。その当時は新卒は募集していなかったのですが、どうしても働いてみたかったので、新卒入社を前提でインターンシップをさせてほしいとCEOにメッセージを送って、今に至ります。
北岡さん:インターンシップを探す際のツールとしては、主にWantedly、ゼロワンインターン、Xの3つを使っていました。募集は圧倒的に東京のものが多く、地方のものを探すのが結構大変だったのですが、常に細かく各サイトをチェックして、気になるものがあれば都度応募をしていました。あと、これはちょっと強引なやり方ではあるのですが、たとえば気になる企業があって、インターン生を募集していなかった場合は、SNSのメッセージ機能を使って「貴社でインターンやりたいです!自分はこんなことができます!」といった内容のメッセージを送ってみると、意外と返信をいただけて、次につながることがあります。 インターンシップを探した際に大事にしていた軸は2つあって、1つ目が 自由な働き方ができること です。3年生の4月からインターンシップ先を探し始めたのですが、その先には就活も控えていて忙しくなることが分かっていたので、柔軟な環境で働けるような環境を重視していました。 2つ目が、 金融関連の仕事であること です。私はスタートアップをファイナンス面から支援することに興味があり、将来は金融関連の仕事で頑張りたいな、と思っていたので、金融業界に絞って募集を探していました。
ーーインターンシップと学業との両立は大変そうなイメージがあります。お二人はどのように両立されていたのでしょうか?
日下さん:もしアルバイトをされている方がいらっしゃれば、まずはアルバイトと学業が両立できているかを確認してみてほしいです。もしできているようでしたら、アルバイトの日数を減らして、その空いた時間をインターンシップに充ててみると良さそうかな、と思います。あとは、私の周りには単位を早めに取りきってインターンに集中できるような環境を整えている人も多かったですね。
北岡さん:学業、就活、インターンシップの3本立てで活動していたので、結構忙しかったですね。先輩に「就活は数を打て!」と言われていたので、短期含め、結構いろいろなインターンシップに挑戦していました。個人的に両立できたコツとしては、 計画を立てること 、 再現性のあるプランを立ててひとつずつこなしていくこと 、 体力をつけること の3つかな、と思います。忙しくなってくると、タフさが求められるシーンもあったりするので、フィジカルとメンタル双方の力をつけることが大切だと思います。
ーーインターンシップに参加して良かったことはありますか?
日下さん:大きく3つあって、1つ目は、 たくさんの社会人の方の話を聞くことができること です。社会人の皆さんと話をしてみると、自分も将来こんな風になるのか、という部分が見えやすくなって、実際に私も自分の未来像が見えやすくなりました。 2つ目は、 本選考への材料が増えること です。企業の強みや弱みは、中期経営計画書をみればわかることが多いですが、企業の内側の部分を見ることで、ミクロな視点を持てるようになり、それをもとに自分だったらこうするなというシナリオを組んでみて、面接で話をしていました。おそらく熱意は面接官の方に伝えられていたように思います。3つ目は、 自分が入社するかもしれない企業の雰囲気を事前に確認できること ですね。実際に働いてみないと見えてこない部分もあるので、インターン生として事前に雰囲気を確認できたのは良かったな、と思っています。
北岡さん:私も3つあって、1つ目は、 学生のうちに働くイメージを持てた ことです。インターン生でも責任がある仕事を任せてもらえたことで、実際の社会人と同じような経験ができたことが大きいですね。あとは、仕事はひとりではなくチームで行うものだ、ということを理解でき、就活をする際のひとつの指標にできたのも良かったように思います。 2つ目は 就活に役立った 点です。インターンの経験を積んでいることで、仕事に対する熱意を感じ取ってもらえる事が多かったように感じます。 3つ目は、 高めあえる仲間と出会えたこと です。弊社のインターン生は本当に優秀な方ばかりで、自然とモチベーションが高まりました。
ーーインターンシップに参加して大変だったことはありますか?
日下さん:これも大きく3つあって、1つ目は とにかくESを作成するのが大変 、ということです。ESには、ある程度基本の型(自己紹介、学生時代に力を入れたこと)があると思うので、ひとつベースとなる文章を準備しておいて、応用できるようにしておくと便利です。 2つ目は 自分の力不足を感じる時 ですね。志が同じ仲間を見つけて、一緒に頑張るのがオススメです。 3つ目は、 余暇時間が減ってしまうこと ですね。正直これは仕方がないことなので、いかに限られた時間を有効活用するか、ということを考えていました。
北岡さん:私は大きく2つあって、1つ目は 研修がなかったこと ですね。私が現在行っているインターンがフルリモートで実施できる、ということも関係しているのですが、自分で学びながらコツを掴んで業務を進めていかないといけないのが大変でした。 2つ目は、 自分が興味のあることを積極的に発信していくこと でしょうか。自分がやりたいことを明確に伝えていかないと、上司もどのような仕事を任せたらよいのか、という判断がつきにくいように思います。インターンシップは、正直大変なこともありますが、参加することで得られる学びやメリットのほうが多いので、ぜひ挑戦してみてください。
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