ウォンテッドリーは、Wantedlyのリリース10周年を記念し、巨大フォトアルバム『あの頃、私は』を渋谷にて公開しました。
巨大フォトアルバム『あの頃、私は』について
キャリアに関する考え方の変化と、「夢中」への注目の高まり
自分の将来像から逆算してキャリアを構築していく、という「キャリア・アンカー理論」的な考えは、これまでキャリア形成において主流の考え方でした。
しかし、社会の不確実性の高まりに伴い、成立しづらいケースも増えてきました。
一方、偶然の出来事や出会いを機会として活かすことで、思いもしなかった形でキャリアが築かれていくという「プランド・ハップンスタンス理論」の注目も高まってきました。
キャリア構築においても、それぞれの価値観やスキルに合った多様な形が生まれ始めています。
また、2022年5月に経済産業省が公表した「未来人材ビジョン」において、「夢中を手放さず一つのことを掘り下げていく姿勢」が、次の社会を担う若い世代に対して求められることとして言及されました。
Wantedlyが大切にしてきた「夢中になれる仕事」との出会いが、さらに重要性を増してきたと言えるかもしれません。
巨大フォトアルバム『あの頃、私は』企画背景
キャリア構築のあり方が多様になっていること。自分自身が夢中になれることを大切にしながらキャリアを構築する重要性が高まっていること。
これらの時代背景を受け公開した、巨大フォトアルバム『あの頃、私は』では、今を夢中に生きる「誰か」の「あの頃やりたかったこと」と「これからやってみたいこと」を対比しながら、夢を叶えることだけにとらわれない、一人ひとりにあったキャリアのあり方を問いかけます。
自分自身が仕事として夢中になれることを見つめ直したり、自らが真に望む形にキャリアを構築していくきっかけになってほしい、という考えから本企画は実施に至りました。
巨大フォトアルバム『あの頃、私は』ご紹介
この巨大フォトアルバムで、真っ先に目に入ってくるのは、「あの頃やりたかったことはなんですか?」という問い。
そして、今の時代を夢中に生きる誰かの、「あの頃やりたかったこと、これからやってみたいこと。」が、当時の写真とともに綴られています。
この作品を見たはたらく全ての人たちに、「あの頃の自分」に思いを馳せてもらいながら、自分の「これから」を考えるきっかけにしてもらいたい。
この巨大フォトアルバムには、そんな思いが込められています。
いまの時代を夢中に生きる6名の、あの頃やりたかったこと、これからやってみたいこと。
建設コンサルタント(62)
あの頃
私は当時、東北本線の近くに住んでおりまして、よちよち歩きをする前から、その叔母が、通過『汽車道』に連れて行ってくれて、電車を見送っておりました。とてもお世話になった叔母でした。「たかちゃん(仮名)は、大きくなったら何になりたいの?」と聞かれ、「たかちゃん(自分のことをこう呼んでおりました(笑))は、電車の運転手になる!」と常々言っておりました。「じゃ、たかちゃんが運転手になったら、とっちゃん(叔母の名前)のことを電車に乗せてね!」と言われ、「うん!とっちゃん(叔母)を乗せてあげる!!」と言って、叔母を喜ばせておりました。
これから
安心・安全な橋梁、道路を設計することができれば、通行する人々の安心・安全を守ることができ、ひいては、笑顔を守ることに繋がるでしょう。
正に、50年以上も前から抱いていた『電車の運転士になって人々の安心・安全そして笑顔を運ぶ』という夢が、安心・安全な橋梁、道路を設計することにより、人々の笑顔を運ぶという私の夢に繋がっております。正に夢が叶えられつつあります。まだ夢半ばですが、残りの人生を私の50年来の夢の実現に向けて、邁進して参りたい所存です。
コミュニティマネージャー(28)
あの頃
イルカの調教師と、TV番組の制作(ディレクター)。完全にドラマか映画の影響で、イルカが大好きだったので、動物と心を通わせる調教師さん(水族館にいる人)に憧れていました。よく見ていたバラエティー番組を自分で創って、人を楽しませたい!という思いから志望していました。
これから
採用・HR領域も長くなってきて、採用の実務からコミュニティ運営までとても充実した日々を過ごしています。ただ、キャリア・採用の仕事をしていると、日本人特有の自己肯定感の低さ・就活の昔ながらの意味不明なルールに縛られ、「生きたいように生きる」を体現している人って少ないなと感じます。今後は誰もが働きやすく、生きてて楽しいと思える国を作れるように、なにか貢献できる仕事や事業を生涯やっていきたいです。
元力士、介護事業経営者(45)
あの頃
野球が好きで野球部に所属しており、TVでプロ野球を観るのも好きでした。読売ジャイアンツの元選手の父に指導していただいた経験もあり、プロ野球選手になりたいと思うようになったのだと思います。
これから
墨田区には両国国技館があり「墨田区と言えば力士の町」という認識が少なからずあると思いますが、引退後の力士が就職できたり開業できるようなレールを敷くことができれば、現役力士だけではなく引退後の力士も活躍できる本当の意味での「墨田区=力士の街」を作れるのではないかと考えています。これを実現できれば、お世話になっている墨田区に恩返しできるのではないかと考えています。
マーケター(34)
あの頃
小学校5〜6年生の頃は、ドッグトレーナー・盲導犬訓練士になりたい気持ちが強く、ドッグスクールに通ったり、本を買って勉強したり、職業体験に行ったこともありました。転勤族で、小学校5年生で転校し、当時飼っていた犬が私の親友であり、犬という存在について沢山考えた時期だったからです。
これから
女性の就労率が上がり、女性の管理職比率向上に取り組む企業も増え、女性の社会進出が進んでいる!と思い込んでいましたが、実態はまた違った現実がありました。子育てというライフイベントで、自分以外にもきっと同じことでつまずいている人、仕事を諦めた人がいるだろうと気づき、
“性別・年齢に関係なく、働きがいをもって働ける世界を実現したい”
と思うようになりました。
グラフィックデザイナー(32)
あの頃
子供の頃から絵を描くことや何かを作ることが大好きでした。子供の頃は図工の時間が一番好きだったと思います。一つの何かを作ることに時間を忘れて没頭して思い出があります。誰かの人生に影響を与えたい、そして何かを作りだすことが好きだった、きっとこの二つのことが重なり、今の仕事に繋がっていると思います。
これから
5年前に初めて携わったデザインのプロジェクトで、アメリカのサンフランシスコにある地ビールの会社のロゴ製作、名刺、ポスター、ビールグラスのデザインやタップのデザインをチームの一員としてやらせて頂きました。
現在ではサンフランシスコで有名な地ビールとして地元の方々に親しまれています。
そんな風に、今この瞬間に誰かが全く違う土地で自分が携わったデザインに触れ、何かしらの影響を与えているのだと思うととても嬉しく思います。現在フリーランスのデザイナーとして活動し、まだまだデザインで小さな影響しか与えられない自分ですが、今後は小さなプロジェクト大きなプロジェクト関係なく、住んでいる土地や周りの人の人生、そして自分が行った事もない場所や出会った事のない人の人生に影響を与えられるデザインを作っていきたいと思っています。
映像ディレクター(24)
あの頃
私の夢は「発明家」でした。家にある不要なもので便利グッズを作成しておりましたが、対象は祖母と妹でした。
祖母は膝が悪く手術を繰り返していましたが、現役の理容師でした (当時)。 そんな祖母を見て不便なく仕事を続けてほしいという思いから祖母を意識した便利グッズを作っていました。また、妹は家族で唯一の左利きであり食事をする時は常に左端の席で食事をしていました。そうして、妹と祖母を快適に過ごさせてあげたいという思いから「発明家」の夢が湧き出てきたのかもしれません。
これから
私の同級生には新卒入社して半年で会社を辞めてしまう、夢がないから働く意味もない、たまに消えたくなる、どうせコロナが・・・といった友人が多くいます。こうした若者が増えてしまったのは、いったい誰のせいなのでしょうか。
私には夢があります、夢は自分を強くします。でもこれは言葉で相手に伝えるより、映像作品越しに映画でより多くの人に伝達したいのです。私が幼少期にテレビでみた「同世代の発明家の子」から受けた影響で誰に「発明家になれ」と言われたでもなく、自然と発明家になりたい思いが芽生えたこと・・・そんな風に、私が制作した映画で自然とどこかから「希望」という新芽が生えたら嬉しいです。
『あの頃、私は』は、以下のステートメントで締めくくられます。
いくつになっても、夢中をシゴトに。
やりたいことへ、着実に歩んでいる人がいる。
想像もしていなかったキャリアに、ワクワクしている人もいる。
はたらき方にいろいろな正解がありえる、いまの時代に。
あなただけの夢中を見つけにいこう。
10年目を迎えた「Wantedly」はこれ からも、
すべての人がココロオドルシゴトと出会い、
自分らしくはたらくことができる世の中をつくっていきます。
- 巨大フォトアルバム『あの頃、私は』概要
- 掲出場所:田園都市線 渋谷 道玄坂ハッピーボード
- 掲出期間:2022年8月22日(月)~8月28日(日)予定
- ※本広告に関して駅係員への問い合わせはご遠慮ください。
大反響のエッセイ集『シゴトの#転機文庫』について
転職の実態調査とエピソード募集を兼ね、2022年4月に実施した「あなたと転職のリアル」アンケートには2,687件の回答が集まり、その中から特徴的な10のエピソードをピックアップ。
ライターの岡田悠さん、嘉島唯さん、島田彩さんなどプロの制作陣によって物語化したエッセイ集『シゴトの#転機文庫』を公開中です。
『シゴトの#転機文庫』読者からの声
「こんなに感動できたのはいつぶりだろう。温かいものが体中を流れていく気持ちになった。名作だ。
「仕事の休憩時間になんて読むんじゃなかった。 泣いた。」
「素敵な話を読めました。面接って本当は『その人』を見なくちゃいけないよね。出身校とか、前職場の名前とかそんなものより、『その人』を見ないと。圧迫面接とか採る気ない面接じゃなくて、その人の本来の姿が自らの会社に必要・合うかどうか見るために、うまくその人の良いところを引き出すことは、面接官に必要なスキルだと思う。」
『シゴトの#転機文庫』ページはこちら
ビジネスSNS「Wantedly」の10周年について
ウォンテッドリーは2012年2月、ミッションである「シゴトでココロオドルひとをふやす」こと、つまり仕事に夢中になって成果を上げ、成長実感を得続ける人をふやすことを実現するためにビジネスSNS「Wantedly」を登場させました。そして2022年2月、リリース時から1文字もその志を変えることなく10周年を迎えました。
2012年、気軽に会いに行ける会社訪問アプリ「Wantedly Visit」及び採用サービスの提供を皮切りに、2016年には出会いを記録し活躍を共有する「Wantedly People」を、2020年からは入社後の従業員の定着・活躍を支援する「Engagement Suite(エンゲージメント スイート)」をリリースしてきました。Wantedly がはたらくすべての人のインフラとなる世界の実現を目指し、Wantedly は進化を続けてまいります。
10周年ロゴについて
Wantedlyの10周年を記念し、Wantedlyユーザーの皆さまへの感謝を示すべく、10周年ロゴを制作しました。2022年を通じて本ロゴを様々な場面で使用していきます。
ウォンテッドリーは、企業の潜在転職者への認知形成、共感を軸とした人と企業の出会いの創出を提供しながら、入社後の従業員の定着、活躍を支援するエンゲージメント事業を推進しています。
今回のWantedlyの10周年を契機とした取り組みを通じて、Wantedlyが「はたらくすべての人のインフラ」となる世界の実現を加速させてまいります。
『シゴトの#転機文庫』も、ぜひご一読ください