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小学校で「新・RPGジョブ診断」をつかったキャリア教育授業を開催しました|Campus W, 出張編レポ vol.1

ウォンテッドリー株式会社では、新卒採用の場においても「シゴトでココロオドルひとをふやす」ために、これまで就活におけるカジュアル面談の普及を啓蒙する「#新しい就活様式をはじめよう」プロジェクトや、大学生のキャリア作りをサポートするイベントシリーズ「Campus W,」などを展開してきました。

そして、2022年2月22日には、就活生の3人に1人が持つ「自分が今後何がしたいか分からない」という悩みを受け、就活生がカジュアルに自分を知るきっかけを作るべく、「新・RPGジョブ診断 〜就活生がRPGの世界に転生したら、やりたいことが見つけられた件〜」をリリースしました。

この「新・RPGジョブ診断」は7万人を超える方々に受診され、その中に小・中・高等学校で働く教員の方々もいらっしゃいました。そしてこの度、「Campus W, 出張編」としてとある私立小学校の6年生を対象にイベントを開催してきたので、その様子を事後レポートとしてお送りします。


▼今回のコラボレーション先について

今回ウォンテッドリーがコラボしたのは、神奈川県横浜市にある「学校法人神奈川学園 精華小学校」。卒業式を控えた6年生の2クラス、約80名の生徒さんたちがオンラインで授業に参加してくれました。

学校法人神奈川学園 精華小学校 公式ホームページ
神奈川県横浜市神奈川区沢渡に所在する、学校法人神奈川学園精華小学校の公式ホームページです。「人のおせわにならぬよう 人のおせわをできるよう」を校訓とした歴史のある男女共学の私立小学校です。
https://www.seika-net.ed.jp/

▼オンライン授業に参加したメンバー

五十嵐 萌子's Wantedly Profile
新卒でWebメディア編集&新卒採用担当→転職してWantedlyへ。CS / 採用 / コミュニティ / ユーザーマーケを経てPR/広報を担当。「新・RPGジョブ診断」をつくりました。強みは社交性とポジティブ思考。愛されるほど伸びるタイプ。  PCひとつで誰とでも世界中のどこでも働けるのが目標。いつかキャリアについて学べる"学校"を創りたい! Ambition ...
https://www.wantedly.com/id/moeko_igarashi

小学校×Wantedly!? コラボレーションの経緯

この度、なぜ小学校とコラボレーションが実現したのか?背景を先に説明させていただきます。

(1)近年、学校における「キャリア教育」が重要視されている

小学校では2020年、中学校では2021年、高等学校では2022年度から、新しい学習指導要領がスタートされているのはご存知でしょうか。学習指導要領とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です。およそ10年に1度改訂がされており、子どもたちの教科書や時間割はこれを基に作られています。

今回の改定の中には、小・中・高等学校における「キャリア教育」に関するものも含まれました。ここでの「キャリア教育」とは、就業体験や進路指導のみならず、子どもが社会人・職業人として自立するため、自らのキャリア形成のために必要な様々な能力を育むことが目的となっています。ここでいう「キャリア教育」とは就業体験や進路指導ではなく、児童・生徒自身のキャリアを形成するために必要となる様々な汎用的能力を育てていくという教育のことを指すそうです。

この「キャリア教育」を推進するためのコンテンツの1つとして、精華小学校の6年生の担任の先生から「新・RPGジョブ診断」が注目されたことがキッカケでした。


(2)「新・RPGジョブ診断」が、シゴトやキャリアを考えるキッカケになった

「新・RPGジョブ診断」は、RPGゲームのような世界観となっており、簡単な20問の質問に回答するだけで自分の性格・強み・オススメの職業が導き出される性格診断コンテンツです。今回コラボレーションした小学校でも教職員の方はもちろん、多くの6年生たちが受診して楽しんでくれました。

▼一部感想をピックアップ

・割と図星だった!自分の心の中を覗き込んでくるような質問が面白かった。(6年生男子、勇者)
・とても当たっていた。あまり自分の欠点に目を向けていなかったため改めて自分の長所と短所がわかった。当たりすぎてちょっと怖いかな。(6年生男子、巫女)
・当たっていると思う。リーダーとして皆をひっぱっていけるような仕事に付きたい。(6年生女子、王様)
・結構、自分の性格にあっていた気がする。判定結果だけでなく、強みや弱みやアドバイスなどもあり、この結果を活かしていこうと思います。(6年生女子、賢者)

オススメの職業の内容は、小学生にとってはじめて聞くものだったり意外な結果だった、という声もちらほら聞こえてきました。「この職業はどんなシゴトなんだろう?」と興味を持ち、教室で先生や友人と話している姿も見られたそうです。このように「新・RPGジョブ診断」を通じて、将来働く姿を想像することが「キャリア教育」にも繋がるキッカケになったとのことで、今回のコラボレーションに繋がりました。

授業に参加した70%の小学生が「シゴトに良いイメージが持てた」と回答!出張編「Campus W,」

授業では「新・RPGジョブ診断」が出来上がるまでに、エンジニアやデザイナー、プロデューサーなど、非常に多くの職種の人が関わっていることを例えに、1つのシゴトには目に見える範囲以上に多くの人が関わっていることをお伝えしました。

また、「何のために働くのか」という問いに対し、「シゴトはやりたいことだけをするのではなく、誰かの不安や不満、不便に感じることを解決するため、すべきことをやることもシゴト。誰かの不満を解決していくことが増えていくことで、より良い社会、より良い世の中に近づいている。そのためにシゴトをしています。」というメッセージを贈りました。

オンライン授業だったこともあり、どんな反応が来るのか不安な点もありましたが、授業後のアンケートでは、70%以上の方が「シゴト・働くことのイメージが良くなった」と回答する結果に。

また、将来またこういった授業を受けてみたいですか?という質問では70%近くの方が「また受けたいと思う」と回答してくれました。数年後、高校生や大学生になった時にも、改めて自分のキャリアやシゴトについて触れる機会があれば良いなと願う生徒さんが多いことがわかりました。

生徒さんたちの感想も、一部ご紹介します!

▼小学生たちの感想(抜粋)

・裏にある仕事に目を向けてみようという話を聞いて、世の中は表だって目立たなくても、頑張って支えてくれている人がたくさんいるんだという話が印象に残りました。
・ウォンテッドリー株式会社のことを知れてよかったし、社会には色んな仕事があるということがわかってよかったと思います!
・将来大人になった時の話を聞いて、こうなりたいなという目標をイメージしました。それを実現するには今から努力をしなければいけないと考え、意気込むことが出来ました。
・今まで持っていた「仕事は嫌でも続けなければならない」というあいまいな固定観念が覆され、視野が広がったような気がしました。中学生という新たな道を歩もうとしているこの機会にお話を伺えてよかったと思います。中学校の生活でも、今回のお話であった本当に好きなことに打ち込む姿勢を大切にして実際に働く時に好きなことを見つけられるようにしていきたいと感じました。
・ウォンテッドリーの社員さんの話を聞いて、今の学生時代が今後に影響することが多いと言うことを聞き、今を大切に生きようと思いました。(余談)パソコン越しに見せてもらったオフィスが綺麗でした笑


▼授業を企画した6年生担任:向井崇博先生の感想

小学生は”夢”はあっても、世の中にはどんな仕事があって、どうしたらその夢を叶えられるのかという手段を知りません。そして、キャリアやビジネスに関することは、学校の教員だけでは教えられないことも多いと感じています。そのため、ウォンテッドリーさんにこのような機会を、卒業前の節目の時期にいただけて本当にありがたく思っています。
卒業前にも関わらず、生徒たちは真剣な目つきで友達と談笑しながら、将来のことをポジティブに思考する姿勢が見られました。この経験がキッカケで、彼らの中学・高校生活がより充実したものになることを願っています!

今回は、ウォンテッドリーととある小学校との取り組みをご紹介させていただきました。
もし、本記事をご覧になった学校・教育業界のご関係者様で、「ぜひコラボレーションの相談をしたい」という方がいらっしゃる場合は、下記のアンケートフォームより気軽にお申し込みください。

▼企画・コラボレーション問い合わせフォーム

ウォンテッドリーはこれからも「シゴトでココロオドルひとをふやす」というミッションの実現に向い、大学生や中高生、小学生の「キャリア教育」分野にも積極的に関わっていけたらと考えています。全国の小・中・高等学校の先生や関係者の皆さんからのご応募、お待ちしております。


ウォンテッドリー株式会社 ビジネスチーム執行役員 川口かおり コメント

小学生であれ、普段の生活の中で、家族や友人が何かに困っている時・悩んでいる時に手を差し伸べたことのある人は、きっと「ありがとう」と感謝された経験があると思います。シゴトをする意味とは、こういった誰かの不満や不安、不便に感じていることを解決し、「ありがとう」を世の中に増やすこと。それが「より良い世界をつくること」だと私は考えます。そして、同じ課題意識を持つ仲間と協力することによって、より大きな問題を解決できます。
「キャリア教育」がもっと様々な学校で浸透していき、子どもたちが就職活動で初めてキャリアを考えるのではなく、なるべく早く10代のうちから、自分を理解し、「何のために自分の命を使うのか」を考える機会を、今後もたくさん創っていきたいと考えています。


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https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/378140

※参考情報:
政府広報オンライン「2020年度、子供の学びが進化します!新しい学習指導要領、スタート!」
文部科学省ホームページ
文部科学省,「「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項」

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