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漫画「左ききのエレン」原作者のかっぴー氏とサラリーマン映画監督の長久允氏と考える#テンショク物語

こんにちは!ウォンテッドリー広報チームです。
7月に漫画「左ききのエレン」とのコラボコンテンツを公開しました。

転職の物語を描いた、漫画『原作版 左ききのエレン』× Wantedlyオリジナルスピンオフ作品「覚醒の転機」を公開!目黒広告社のWantedlyページも完全再現 | Wantedly, Inc.
ウォンテッドリーは「シゴトでココロオドルひとをふやす」ことをミッションに掲げており、仕事への情熱がほとばしる世界を描く『左ききのエレン』への共感から、株式会社ナンバーナインとかっぴー氏によるクラウドファンディングプロジェクト「 【舞台化記念】原作版『左ききのエレン』初の紙版単行本&「0巻」制作プロジェクト! 」への支援を行い、今回のコラボレーションに至りました。 ...
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/274637


こちらのコラボを記念して、漫画家のかっぴー氏と映画監督の長久允氏をお招きし、対談を行いました。仕事のドラマが詰まっている転職、仕事の中でこれが自分の天職だとココロオドル瞬間など、クリエイティブ分野で活躍されているお二方のそれぞれの #テンショク物語 はキャリアを考える上で大変参考になる内容です。

この記事では、対談の中で特に気になった部分をウォンテッドリー広報チームが独自にピックアップし、お届けします。少しでも気になった方は、対談の動画も合わせてご覧ください。

【対談者プロフィール】
かっぴー氏
1985年神奈川県生まれ。株式会社なつやすみ代表。
武蔵野美術大学でデザインを学んだ後、2009年大手広告代理店に入社。アートディレクターを務め、WEB制作会社のプランナーに転職。趣味で描いた漫画『フェイスブックポリス』をnoteに掲載したところ一躍話題に。2016年に漫画家として独立。WEBマガジン「kakeru」で連載されていた『SNSポリス』はアニメ化も果たした。第40回新聞広告賞受賞。

長久允氏
1984年生まれ、東京都出身。 広告代理店にてCMプランナーとして働く傍ら、映画監督としても活動を始める。2017年、監督作品「そうして私たちはプールに金魚を、」がサンダンス国際映画祭で日本人初グランプリを受賞。 2019年、初長編映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」はベルリン映画祭にてジェネレーション部門で準グランプリ受賞ほか。現在全米公開中。

わたしの『#テンショク物語』〜左ききのエレン × Wantedly コラボ記念対談〜

転職を考えたタイミング ▶️16:38

かっぴー氏:アートディレクター養成講座に参加したとき、先生だったアートディレクターの水野学さんに「アイデアは面白かったけどデザインが下手」と言われたのが大きなきっかけです。もともと、デザインだけよりもCMの企画とか物語を作る仕事がやりたいという気持ちがあって、その当時いた会社でプランナーにして欲しいと頼みました。ただ、デザイナーとして採用されていたのと、デザイナーがそこまでたくさん採用されていなかった当時の状況では希望を通してもらうことは難しく、一から企画・プランニングができる会社にに転職することにしました。

長久氏:僕は会社に入ってから辞めようかなと思ったタイミングが実は4、5回あります。映画監督としてフリーになることもそうですが、やっぱり映画を作りたい!と思ったのは3〜4年前で、その前は営業からクリエイティブに移れないのであれば映像に携われるような制作会社や、ユーモアがありそうな大阪の広告代理店に転職しようかなと考えたことがあります。結局、色々な巡り合わせもあって今の会社に所属しながら映画を作っていますが、今でもGOに行ったらどうなるだろうとか考えたりしますよ(笑)

仕事選びにおいて大事にしていること ▶️40:00

かっぴー氏:僕は広告が好きなので、どんな企業から声がかかっても前向きに検討しています。ただ、その中で指名の仕事であることと、きちんとお金を払ってもらえるかは見ています。お金だけのために広告の仕事を受ける訳ではないですが、自分の作品とちゃんと組みたいと思ってくれている会社の提案ってオリエンテーションからすごくきちんとしているし、こちらの仕事にすごく敬意を払ってくれるんですよね。企業からお金をもらった分、こちらは作品できちんと返すという関係だからこそ、かっぴーだから任せるよ、と言ってくれるところと仕事するようにしています。

長久氏:自分に嘘をつかないことは大事ですね。自我を捨てて仕事をしていた時期があって、その時すごく体調が悪かったんです。自分に正直に、違うと思ったら違うと言う、これは本当に大丈夫なの?と疑問を持ったら納得のいくまで聞く、というようにしたら一時的に仕事は減りましたけど、その分信頼してくれる人と仕事ができるようになったし身体もすごく元気になったんですよ。今も自分の作品を作り上げるためには妥協せず、尊敬している好きな人しかスタッフィングしないようにしています。

これが自分の「天職」だ!と思えたココロオドル瞬間 ▶︎56:37

長久氏:自主映画を作って賞を頂いたときに、自分が好きで作った物語が他の人に面白いと思ってもらえるということに初めて気が付いて、これが天職だ!と思っていいんだなと。僕は、仕事は経済活動の中の一つに組み込まれるものだと当時思っていて、もともと物語を作ることは好きだったんですが、それは仕事に含まれない趣味としてやるものだと捉えていました。でも、他者に評価してもらって、認めてもらえたことで自分の仕事にしていいんだ、これを天職としていいんだと気付くことができました。

かっぴー氏:長久さんの話を受けて、最初から最後まで自分一人で作ってみる経験が大事だと思っていて、全ての責任を自分で負った上で完成させたら自信になるじゃないですか。会社の中にいると、ものづくりでも企画でも1人で完結することってほとんどないと思っていて、例えその中で評価されていてもされていなくてもあくまでそのチームや上司との関係性や相性に左右されてしまうんですよね。仕事の中で難しければ、仕事外で自分が1から10まで責任を持って腕試しができる環境をつくることが「自分の天職だ!」と気付けるためにも必要だと思っています。

会社員の仕事って、組織として成り立たせないといけないので、自分じゃなくてもできる仕事が殆どだと思っていて、「俺がやらなくでも誰かやる。だから俺がやる」が正しいのかなと。エレンの漫画の中でも「代えが効く有能が会社に求められている」という話を描いたんですが、組織の中にいるとそういう考え方が必要になりますよね。

長久氏:会社員ってサブスクの労働力だなと最近思って、僕は好きなことをやるために会社を利用しているダメサブスクなんですが(笑)、会社のために生きるのではなく、自分のために生きるっていう当たり前のことをちゃんと自覚するって大事だなと思います。

この後、お二人の今後のキャリアについてもお話いただいていますが…気になる方は是非動画(1:10:30あたり)をご覧ください!

対談いただいたかっぴーさんと長久さん、本当にありがとうございました!!

あなたの #テンショク物語 も教えてください 9/11 (金)まで!!

「#テンショク物語」をつけてWantedlyのストーリーを投稿すると、Wantedlyのサイト/アプリ内で特集されるほか、編集チームが素晴らしいと思うストーリーをWantedly公式SNSで随時紹介いたします。

また、「#テンショク物語」をつけて個人で投稿してくださった方の中から抽選で1名様に、作者かっぴー氏のサイン入り漫画『原作版 左ききのエレン』単行本1~5巻をプレゼントいたします!

特集期間は9/11 (金)までとなります。

天職と出会ったきっかけや、キャリアを決定づけた転職エピソードなど、あなたと現在のシゴトとの関係を物語るストーリーをお待ちしています。

あなたの「#テンショク物語」を聞かせてください。特集期間は8/12(水)から。 | Wantedly, Inc.
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