「ワーク・ライフ・バランス」「ワーク・アズ・ライフ」などの言葉を耳にする機会が増えました。自分のワークスタイルを再定義しようとする前向きな発想、日本人の中に生まれた価値観の変化、「働く意味」を考えさせようとする政策、シゴトができない人が自分を正当化する拠り所、働きたくない人の詭弁(きべん)など、いろんな思惑や迷いが詰まったキャンペーンにも聞こえます。
何のためにはたらく?
何のために働くのか、理由を自分なりに持っておくことは大事なことだと思います。本気でシゴトをすると、必ず壁にぶつかります。それを突破する原動力になるからです。
採用を担当しているおかげで、いろんな人と出会い、想いを聞き、一緒に働き、時に分かれ、また新しい人に出会います。能力がある人、魅力的な人、仕事が好きな人、嫌いな人、チームや顧客に貢献できる人、自分のことばかり考えてる人、十人十色の性格や職業観に接します。
よく感じるのは、自分と「働く理由」や「職業観」が同じ人はいないということです。これはほとんどの人が感じていることだと思います。お金や時間についての考え方は人によって大きく異なりますので、当たり前かもしれませんが。
誰とはたらくか
一緒に働く人と目標や価値観を共有することは重要です。シゴトがスムーズに進み、結果も出やすくなります。でも、日々のシゴトにはその人の「働く理由」や「職業観」がモロに影響します。最後までやる抜く人と途中で簡単にあきらめる人とでは、そもそも何かが違います。共有できる仲間は少ないはずです。
だからこそ、同じ方向を見て話ができる人、価値観が近い人は重要だと思います。そんな人と話していると、発想が豊かになり、新しいアイディアも浮かびます。
「何をするか」はもちろん重要ですが、「誰とはたらくか」は同じくらい重要だと思います。
何のためにはたらくのか?
自分は何のためにはたらいているんだろう?と時々考えますが、私の場合、シゴトから得られるのは「お金」と「自分の存在価値」です。収入は信用を数値化したものだと思っていますので、自分の価値を上げて収入を得るためにシゴトをしています。
また、どうせはたらくのだから、おもしろいと感じて、めいっぱい頑張れるシゴトを選びたいと思っています。