食べチョク|農家・漁師の産直ネット通販 - 旬の食材を生産者直送
オンライン直売所「食べチョク」は、品質にこだわる農家・漁師から旬の食材を直接お取り寄せできる産直通販サイトです。生産者が一番美味しいタイミングを見極め、旬の野菜や果物、魚、肉、卵、牛乳などをチョクでお届け。だから新鮮。だから美味しい。有機野菜など農薬化学肥料を使わない生産者もいるので、小さいお子さんがいるご家庭も安心してご利用いただいています。
https://www.tabechoku.com/
こんにちは。ビビッドガーデンにエンジニアとしてJOINして早4ヶ月、現在はどうやらカメラマンの平野です。
つい先日、弊社としてはじめてのオフサイトに行ってきましたので、会社の雰囲気も含めてそちらの様子をご紹介したいと思います。
社員数10名以下のスタートアップがどんな事を目的に、何をやったのかということが同フェーズの企業にとって参考になれば幸いです。
オフサイトというと聞こえスタイリッシュでかっこいいですが、行った先は箱根温泉宿でも伊豆の海辺でも那須の高原でもなく、相模原の農家さん家です。
是非とも弊社の雰囲気も感じ取っていただければと思います。
弊社ビビッドガーデンは現在3期目。社員数6名、インターン・アルバイト数名の農業系ITスタートアップです。
「色鮮やかな農地を、もう一度」というビジョンの元に、農業の抱える課題をIT技術を用いて1つ1つ解決していこうとしています。
提供中のサービスは、一般消費者向けの"食べチョク"と飲食店向けの"食べチョクPro"が主になります。
どちらもこだわり農家さんの野菜や果物を農家直送でお楽しみ頂けます。
日夜止まること無くサービス開発やフローの改善を繰り返している弊社ですが、
より良いサービスにするため弊社が気をつけていることが2点あります。
まずはサービス利用者の理解を深め続けるという点。
食べチョクを始めとした弊社が扱うサービスは、お野菜を買うという消費者側の機能だけではなく、お野菜を売るという生産者側の機能、つまり農家の方々が使ってもらう部分も非常に入念に設計が必要です。
そのとき「どうしたら手間なく使えるだろうか?」「PC操作が苦手な方でも使える画面は?」という課題があったときに、ユーザーへの理解度が高いか低いかでは最初の仮設立てのスピードや精度が大きく変わってくると考えています。
農家さんへ電話でインタビュー中 エンジニアも同席します
もう一点は妥協せずスピード感を持って事に向かえてるかという点です。
この半年ほどで社員があれよあれよと増え、気づけば6名へと達しました。
1年前に比べると実に6倍になります。
普段から活発なコミュニケーションは柔軟に取っているつもりでしたが、お互いが踏み込めて議論・対話できているか、そのための環境や空気が整っているか、という点はに関してはまだ改善の余地があるなという印象が残っていました。
たまに見え隠れする心理的障壁をそそっと取り除くことができれば・・・
週一の食べチョクランチ 取り扱ってるお野菜を週替りメンバーで調理してみんなでいただきます
ということで今回のオフサイトでは以下を目的としました。
準備から当日まで約1週間という急なスケジュールだったこともあり、宿泊無しの日帰りに決定。
当日のコンテンツも自然と
・「農家さんの仕事を身をもって追体験したい」
・「もっとみんなの事を知りたい」
等、なんとなくやることの共通認識が取れていきました。
ここまでくればロケーションとコンテンツは決めの問題です。サクッといきましょう!
最終的に決まった当日のコンテンツとタイムラインはこんな感じです。
9:00 集合 クルマを借りて出発
10:30 到着 農作業開始
13:00 ワークショップ① ~ガチの自己紹介 part1~
14:00 ランチ
15:00 ワークショップ② ~ガチの自己紹介 part2~
16:00 撤収
18:00 オフィス帰着 解散
ということで当日です。もちろんフルタイムメンバー6人全員参加になります。
目的地までの移動はちょっとした遠足感を出しつつ低予算で抑えていということでレンタカーになりました。
ニコニコレンタカー(安くて助かる・・・)でクルマを借りて高速&下道を走ること1時間半。
目的地である相模原の秋元農園に到着しました!
社長 が「いいとこあるよ〜」と一瞬で決めた場所ですがここは・・・
そう秋元農園。あろうことか我々は社長の実家に来てしまいました。
こちらはここ数年はお母様の家庭菜園として使われていますが、以前は農園として複数種類の野菜を栽培していた、とのことです。
リモート社犬として採用が秒で決まったチャッピーさん。弊社ではリモートでの勤務も可能です。
簡単な農園の紹介を聞いた後にいざ農作業です。
今回は植えたものの収穫タイミングを逃してしまいボーボーになったキクイモの収穫が作業内容となりました。
国内の農家さんでは高齢化などが原因で植えたはいいが
収穫が重労働となってできない => 耕作放棄地となってしまう => 廃業
というケースが顕在化していて、まさにそれ寸前の状態を目の当たりにすることとなりました。
収穫といえば話は早いのですが、思い思いに生えまくったキクイモを前に農家の娘をもってしてもこの絶望顔をするあたり、重労働であることは容易に想像できるかと思います。
そして、本当に重労働でした。
ちなみに写真の右奥の可憐な黄色い花がキクイモの花です。
しかし、なんだかんだやってみると楽しいもので(後は伝わりやすい写真でお伝えしたいと思います)
COO 大河原とエンジニア西尾の二人がかりで引っこ抜かれたキクイモさん
完全にスイッチが入るCOO
やってみれば楽しいもので気づけばどっさり収穫
労働時間にして2時間だけでしたが、とんでもない疲労感でした。
普段はこれに加え選別や発送、倉庫での在庫管理などの一連の作業を品種別に行うのだそうで、楽しくは感じつつも、改めて農作業の負担の重さを実感しました。
エンジニアも多数在籍しデスクワークの多い弊社にとって、運動後のカレーは実に格別・・・
ごちそうさまでした!!
ここで醸し出された自宅感、リラックス感を胸に次のフェーズに行けたのも今思うと良かったのかなぁと思います。
次のワークショップではお互いの事を深く知ることで、深いレベルでお互いを認め合う空気感を作りたいと思い、人生のテンション起伏グラフを使って自己紹介をするという手法をとりました。
一人ひとりが、
・この時/あの時にこんな感情だったこと
・こんな価値観を大切にしていること
を具体的に話していきます。
思えば就活の面接でしたことがありました
途中にツッコミを入れるのも自由です。
「その価値観わかる!」や「待ってその話詳しくw」等でよりお互いの共通点や理解度が高まっていった気がします。
3児のパパであるエンジニア鹿倉も洗いざらい話します
もちろん社長もです
その他にも何を思ってビビッドガーデンに入社したのかという話や何を成し遂げたいかという話も自発的に出て、いわゆるエモさの溢れる、そしてその場でそれに同意する人が現れる非常にエモい空間となりました。
会社立ち上げからのコアメンバー6人だからこそできたスタイルかもしれませんが、引き続きこのスタイル、このエモさは保っていきたいねと同意をとってこの会は終了となりました。
終わってみれば今後の仕事に対していくつもの+があった会だったなと思います。
ですがまだまだ、農家のお仕事に関して体系的な理解はできていないし、チームの活性化もまだまだ序の口で、解決したい課題はたくさんあります。
オフサイトで課題を解決するのではなく、課題を解決するためのオフサイトと捉え、引き続き良いサービスを作るために邁進していきます。
なんとなくビビッドガーデンの雰囲気を掴んで頂けたでしょうか。
話は変わりますが、弊社は先日新オフィスを代々木に構えました!
一戸建てでこれまた温かみのあるオフィスとなっています。
「生産と消費の距離を縮め、人々の生活を豊かにする」という想いを持っている方。
面白そうな会社だなと思って頂いた方。
お話だけでも結構です、ぜひオフィスに遊びに来て下さい!お待ちしています!
一緒にキクイモ掘りましょう!