VTメンバーインタビュー#03:仕事も人生も、オーナーシップはいつも自らの手の中にある。家族と、志を認め合う仲間と、未来を創る。
地域のために働きたいという強い気持ちを持って、2016年、当時はまだ社員数1名だったVISIT東北へ転職した中原さん。結婚・出産を経てさらに「地域のため」という想いは膨らむ。新規事業の構想も見据え、仕事でも家庭でもパワフルに邁進している彼女のパワーの根源はどこにあるのか、話を聞きました。
-VISIT東北へ入社した想いは?
秋田県出身の私は、小学校1年生の時に実母が亡くなり、近所の人たちに助けられながら育ちました。田舎ではみんなが家族のような優しさで関わってくれました。そんな生い立ちもあり、高校生くらいの時から「将来地域のためになる仕事がしたい!」と思っていました。 大学時代は様々な地域でまちづくりについて研究し、新卒で大手オンライントラベルエージェントへ入社。数年間働くうちに「地域のため」というより「会社のため」に働いている感覚が強くなり、転職を決意。 2016年7月、当時齊藤代表1名のみのVISIT東北に飛び込みました。商品も仲間もまだない会社でしたが、「東北の魅力を世界に発信したい」という齊藤代表の志に感銘を受け、丸森町地域おこし協力隊と兼業する形でスタートしました。
-仕事内容は?
この会社の特徴は、なんでも任せてもらえることです。私はこれまでインバウンド客向け情報発信・物流部門のオペレーション整備・飲食事業(仕入れ・製造・販売)・地域おこし協力隊活動支援・丸森町のブランド米「いざ初陣」販売促進・物販・イベント企画・民泊 等を担当してきました。 まさに、会社にその時必要なことは何でも! おかげで1つの事業を多角的に捉え、営業~バックオフィスまでを1人でできるほど成長させていただきました。 また、子育てが始まってからは時短勤務しています。子供の急な体調不良でも業務が滞らないように、現在は数名のチームの中で働いたり、出勤できない日は在宅でも仕事ができます。 社内には先輩ママ・パパがたくさんいるので、子育てのちょっとした悩みも聞いてもらえることが心の支えにもなっています。
-今の幸せは?
「ありのままの自分でいられること」です。会社にも家庭にも、自分が自分の人生に対してオーナーシップを持って居られる“場”があります。
VTグループでは「どのような志で仕事と向き合っているか」「やりたいこと・実現したいことは何か」という観点で会話をすることが多いです。そしてそれを実現できるチャンスと裁量も与えられています。自分が考えていることを気兼ねなくシェアできて「それいいね!」と志を認め合える仲間に恵まれていることが最高に幸せです。
また、私は今「産後ドゥーラ」という資格を取得中です。産後ドゥーラは産前産後の女性がいるご家庭に訪問し、出産のダメージ回復期である女性の代わりに家事育児を行う専門資格です。私は自分の産前産後が大変だったことと、実母が産後うつで亡くなってしまったこと等、現代の日本には出産を支える仕組みが必要だと実感しました。これを社内で共有し、現在は会社の新規事業として企画立案中です。 家庭でも「絵梨香がやりたいんやったらやったらええんやない?」と見守ってくれる主人と、毎日ニコニコ笑顔で癒してくれる娘に感謝です。