ビザスクには金融業界の出身者が非常に多く在籍しています。
そこで「金融業界出身者向けのキャリアを考えるMeetUPイベント」ということで当社CFOの瓜生（ゴールドマン・サックス証券出身）と事業部長の七倉（日本政策投資銀行出身）でパネルディスカッションを行いましたので議事録を一部公開します。
ご興味を持った方は金融畑の方もそうでない方もご応募をお待ちしてます！！

代表の端羽も金融出身者が相性がよいと・・・呟いていました。
https://www.facebook.com/eiko848/posts/10157415967809829

自己紹介と前職でのお仕事内容を簡単にご紹介お願いします

ー瓜生
私は新卒でゴールドマン・サックス証券に入社をして投資銀行部門でM&Aや資金調達のお手伝いをしていました。昨年の秋に前職を辞めて2月にビザスクにジョインしました。

ー七倉
私は新卒で日本政策投資銀行に入社しました。当社は本体で法人営業をしていたのですが、最後の1年はDBJキャピタルというVC事業を行なっている子会社に出向してVC事業を行なっていました。2年前にビザスクにジョインしました。

転職を考えたきっかけとビザスクを選んだ理由を教えてもらえますか？

ー瓜生
19年同じ会社にいて、大きなディールが終わったタイミングでした。
そろそろ違うことをやりたいなと思ってゴールドマンを辞めることを考えました。
ー山本
また金融業界に行こうと思わなかったのですか？
ー瓜生
ずっと金融畑だったので逆に金融には興味がなかったですね。
端羽（当社の代表）とは実は大学と前職時代の先輩・後輩の仲で、ビザスクにジョインしないかという誘いをもらったことがきっかけです。

ゴールドマン時代にアメリカの西海岸で働いていたこともあったのですが、みんなガンガン人と会って話をして、転職も多く知見が流動化されているのを目の当たりにしました。
それと比較をして日本の会社は知見集めが必ずしも得意とは言えないという課題意識があった。
だからビザスクのビジョンや行っている事業である「知見をつなぐ・知識の流動化」という部分に強く共感をして入社を決めました。

ー七倉
僕は前職を辞めるなんて考えていなかったです。むしろVC業務が楽しくて、VCの世界でキャリアを積もうと思っていました。
僕は当時自分の投資基準として財務周りもそうなのですが、「世の中に必要なビジネスなんだっけ？」というビジネスモデルへの共感を重要な判断基準にしていました。
VCの世界ではDBJだけかもしれないですが、年間で300社くらいを検討して、その中の1～2社に投資をして、さらにそれが当たるかどうかという非常に低い確率の世界でした。
そんな中で投資先の一つが実はビザスクでした。ビザスクに投資をしてビザスクの人と対話を深めていくごとに「こんな人達と働けたら楽しいだろうな」と思うようになっていました。
先ほども申した通り、投資対象になる会社に出会える確率もものすごく少ないのですが、そこに「一緒に働きたい人」という要素を掛け合わせると、そんな会社に出会える確率はとてつもない数字だと思ったんです。そう考えた瞬間に「このチャンスは逃せない」と思ってDBJを辞めてビザスクに行くことを決めました。

ー山本
ビザスクの人のどの部分に惹かれたのですか？

ー七倉
採用基準にもあると思いますが、フェアであること。
全員がフェアでオープンで隠し事がない感じでしたね。
そして人間味がある。一方で仕事においてはプロフェッショナルを追求している。
そんなところが素晴らしいなと思いました。
入社してからも改めて全員が尊敬出来る人だと改めて思いました。

話はガラッと変わりますけど金融業界ではどんな能力が身についたと思いますか？

ー瓜生
僕がお手伝いをしていたM&Aや資金調達はお客様にとっても超重要プロジェクトだったので、本当に強いプレッシャーはありました。なのでストレス耐性はとても付くのかなと。
金融における専門性が身につくことは当然ですが、それ以外にも基本的なビジネススキルは高まると思います。
例えば数字を通じてビジネスを理解する力や会社の将来の論点を考える力、交渉力等は金融で培える大きな力だと思います。

ー七倉
そうですね。確かにお客様先に行く前にさらっと財務諸表を見るだけで、お客様のビジネスに対しての確認事項や質問事項が浮かんできます。
後は顧客と対峙する際のお作法とかは1年目から身につく環境だと思います。
ビザスクメンバーの金融出身者もベースのビジネススキルが身についている人が多い印象ですね。

金融で身についた能力はビザスクで活きると思いますか？もしくは活かせていますか？

ー七倉
めちゃくちゃ活きると思いますよ。
例えば僕の前職の法人営業は商材が一つではなく、そして何を売るのかは自由でした。
ざっくり言うとバランスシートの上から下までなんでも提案をできる。
そのためには顧客へ深いレベルでヒアリングをして利益最大化のソリューションを考えなければならなかったです。
ビザスクでもお客様の欲しい情報は経営課題や事業課題に直結していて、金融でやっていた営業の仕方がそのまま活きている感覚です。
また社内でも事業をみんなで作って行くというフェーズですが、PLを理解しながら物事を進めるクセがついているので「事業を作るという中でも見通しや、現状を直感的に理解できる」そういう観点でも金融での経験は活きています。

お二人とも初めての転職ですが、転職してみてどうですか？

ー瓜生
転職して思っていることは、「初めてビジネスをやっている感覚を得ている。」
投資銀行業務ももちろんビジネスでしたが、アドバイザー業であり、お金の動きがあるところで、そのお手伝いをする仕事でした。
今は事業そのものをどうやって成長させるかを日々考えています。

また前職はチームで仕事はするものの個々人の技能集団というイメージでしたが、ビザスクはチームみんなで数字も追いかけているし、みんなで事業を伸ばそうとしている。
そんな場所に一員として存在できることはとても幸せだなと思っています。

FIG事業部（金融会社向けの部署）は金融出身者（※）が多いけど、皆さんギャップに戸惑ったりしないんですか？（※三井住友銀行、マネックス証券、JPモルガンなどの出身者がおります）

ー七倉
SlackとかGoogleドライブとかツール系の話はみんな最初は戸惑っていました。
金融系の会社だと考えられないみたいですね。僕もそうでしたけど。
「スピード感が圧倒的に早い」とか「何も決まっていない」ところとか金融会社とは真逆のはずなのにツール系のこと以外で戸惑っている人はいないですね。

ー瓜生
大手企業で特に金融業は大きな決まった流れがあって。
その中で泳ぐのが早い人もいれば遅い人もいる。たまに脇にそれる人もいる。でも流れは決まっている。そんなイメージ。
ベンチャーはそもそもの流れを作る感じでしょうか。
「このまま、大手にいると先人達が作った流れを泳いでいるだけでつまらない」と思った人が来るから何の拒否反応も起こさないのかもしれないですね。

ー山本
確かにそんな感じですね。ビザスクがいわゆるイケイケベンチャーな雰囲気とは異なり大手出身で落ち着いた人が多い社風というのもあるかもしれないですけど。

お二人はベンチャーに転職をしましたけど、金融出身の人たちのネクストキャリアとしてはどんなことをすることを勧めますか？

ー瓜生
もちろん、その人達の志向性によるので人それぞれだと思います。ただせっかくビジネススキルを鍛えられる環境（金融業界）でやっていたのであれば、思いっきりビジネスの最前線でやればいいと思う。
フロントでビジネスに触れまくっていくことが大切じゃないかなと思います。

ー七倉
確かにセールスの人達は一定以上の基準を叩き込まれていて、他の業界の人よりもお金の流れとかが分かっているので、その知識のアドバンテージがあるからフロント職でやった方が良いと思う。

ー山本
確かに企画職とかのミドルやバックにはフロントで力を付ければいつでもやれると思いますし、若手のうちはフロントでビジネスを感じまくった方が良いかもしれないですね。

最後に転職したことに後悔はありますか？

ー瓜生、七倉
全く。何も後悔していないです。
とても楽しくてエキサイティングな日々を過ごせます。ビジネスを創っている感覚を得たい人には是非ビザスクにジョインしてもらいたいですね！！

当日のイベントのほんの一部ではありますがいかがでしたでしょうか。
ビザスクではご覧いただいた通り金融業界の出身者が活躍できるステージがたくさんあります。
もちろん金融業界出身でない方も大歓迎です。
皆様からの応募もお待ちしています。

瓜生英俊・・・取締役CFO
1999年にゴールドマン・サックスに入社し、2012年にマネージング・ディレクターに就任。約19年に渡り、投資銀行部門にて国内外の多数のテクノロジー企業に対するM&A、資金調達の助言業務に従事。2018年2月に同社を退社し、株式会社ビザスク取締役CFOに就任。
https://visasq.co.jp/archives/7303
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-18/P70JNU6JTSEH01

七倉 壮・・・FIG事業部　事業部長　　　　　　　
一橋大学卒業後、日本政策投資銀行(DBJ)に入行。長期融資を担当後、DBJのベンチャーキャピタル(VC)であるDBJキャピタルに出向。DBJキャピタルの投資担当者として2015年7月にビザスクに投資を実行したのち、2016年5月からビザスクへジョイン。
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