2025年3月18日、19日の2日間にわたり、第二期バリュエンサープロジェクトのキックオフ合宿を実施しました。
バリュエンサーとは、バリュエンスグループの理念を社内に浸透するため、自らの言動で体現し、浸透アクションを企画・推進する“組織文化づくりチーム”です。
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ボトムアップでの理念浸透の土台をつくった第一期
第一期では、行動評価軸の策定とその理解・浸透、全社アワードの刷新など、仕組みづくりに大きく貢献してきました。
その結果、「My Mission」は、国内グループ会社の全社員に設定していただきました。さらに、「My Mission設定の必要性を感じているか」を調査したところ、制度導入直後の2024年7月時点では「必要性を感じている」人が48%と半数を切っていましたが、2025年1月の調査では51%と半年で3%増加しました。決して劇的な変化ではないかもしれませんが、この3%には、社員一人ひとりの「自分の言葉で理念を語れるようになってきた」変化が詰まっています。
全社アワードは、「社員の、社員による、社員のためのアワード」にすることを目指し、自分の「推し社員」に投票できる権利を全社員に付与して、毎月投票活動を行っています。投票件数は順調に伸び、3月時点で200件を超えました。 社員一人ひとりの頑張りに対して、感謝を伝え、形にする機会として、各組織のマネージャー陣にもサポートしてもらっています。
仲間を増やして、第二期スタート
第二期は、第一期からの継続メンバー5名に加え、営業本部のメンバー4名が新たに手を挙げてくれました。「この会社が好きなので、もっといい場所にしていきたい」「バリュエンスで働く楽しさを一人でも多くの人に伝えていきたい」など、熱い想いを持った心強いメンバーが集まりました。
さらに、バリュエンサーとして主体的に活動することはまだ難しいけど、プロジェクトに関わりたいと志願している方に向けて、「バリュエンサー・サポーター」という役割も設置。こちらは9名の方が手を挙げ、総勢18名の大所帯となりました。
第二期では、第一期の成果を引き継ぎながら、「理念を体現できる社員を増やす」ことを目指し活動していきます。キックオフでは、合宿に参加できた6名に加えて、オンラインでも3名が参加し、以下の3点を重点テーマとして議論しました。
テーマ①:「会社が好き」と言える人をどう増やすか?
最初のディスカッションテーマは、「会社が好き」と言える人をどう増やしていくか。これは、バリュエンサーの活動目的とも直結する問いです。
エンゲージメント調査で、「会社を好きですか?」という質問に対し、「好き」と回答した人は合計53%(大変そう思う:41%、そう思う:12%)。わずかに半数を超える程度にとどまっています。
この調査結果を踏まえ、会社が好きと言える人はどんな人かをディスカッションしました。その中で、「理念に共感している人」「バリューマインドに沿った行動ができている人」が会社を「好き」と回答しているのではないか、という結論に至りました。
では、「会社が好き」と言える社員を増やすにはどうすればよいか。
社員一人ひとりが理念と業務を紐づけて、自分ごととして捉えられるようになれば、理念に基づいた行動が自然とできるようになり、結果的に会社を「好き」ということに繋げられるのではないか、という意見が出ました。また、他部署への理解や社内コミュニケーションの活性化なども必要である、という声も挙がりました。
テーマ②:バリュエンサーの存在意義と役割の再定義
続いて、バリュエンサーという役割そのものについて、改めて見直すディスカッションを行いました。あわせて理念浸透の意義についても再確認し、会社からのトップダウンではなく、社内の有志によるボトムアップで推進することの意味や意義についても話し合いました。
ディスカッションを経て、経営層や人事などの管理部門だけでは把握しきれない“現場の空気”をすくい上げ、上層部に届ける存在としてバリュエンサーの活動の重要性を改めて認識しました。
またバリュエンサー自身がどんな存在であるべきかについても議論がありました。理念浸透において、バリュエンサーが完璧である必要はなく、成功者である必要もありません。ただ、バリューマインドに沿った行動を常に心がけ、周りの人から「応援したい」と思われるような存在であることが望ましい、という意見が交わされました。
会社の価値観をただ説明するのではなく、社員がそれを実感できるよう、自身の行動を通じて“翻訳”する役割を果たすことが大切だと考えています。
テーマ③:バリューマインド行動の言語化・共有
本プロジェクトの大きなテーマの一つが、「バリューマインド」です。このバリューマインドを行動レベルにまで具体化することを試みました。
まず各メンバーが、自身のバリューマインド行動に関するエピソードを共有し、グループ内での相互共有とディスカッションを実施。実際の行動を通じて理念を再定義することで、抽象的だった価値観を“使える言葉”として落とし込むことができました。
さらに、他メンバーの取り組みから多くのインスピレーションを受けたという声もあり、メンバー同士で“バリュエンサーとしての共通言語”が生まれ始めている、という手応えも感じられました。
理念を“自分の言葉で話せる人”を増やすために
今回のキックオフでは、第一期から継続しているメンバーと第二期から加わったメンバーが一堂に会し、同じゴールを再確認しました。より実行力と持続性のある組織文化づくりを推進するための方法を探る、濃密な2日間となりました。
企業文化は、トップダウンでつくられるものではなく、社員一人ひとりの日々の行動によって育まれるものだとバリュエンサーでは考えています。チーム一丸となって、バリューマインドを体現する人が増え、互いに称え合える風土をつくることを目指し、さまざまなアクションを企画していきます。
今後の展開に、どうぞご注目ください。