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リニューアルし、さらに進化した【TabiMUSE】の今後と、事業拡大のための採用について

こんにちは。前回に続き、バリーズ代表・野々村のインタビュー2回目は、会社のミッション、今後の展望や採用について話を聞きました。前回のインタビューはこちら

「Girls,Go,Global」―― 海外旅行という素晴らしい体験を発信していきたい

TabiMUSEが定期的に開催しているイベントの様子

―― バリーズのミッションとは?

バリーズのミッションは「Girls,Go,Global」。元々は、「海外旅行が好きな人たち」に向けた「人の顔が見えて信頼できる旅のメディアを作りたい」というところから始まったのですが、旅行業界について学ぶにつれ、実は日本人のパスポート取得率が4人に1人と先進国の中では圧倒的に低く、その要因は海外に行きたくないのではなく、行く「きっかけ」のない人たちが非常に多いことを知りました。旅行好きな方々にはもちろん、まだ海外へ行ったことがない人たちに向けて「海外旅行という素晴らしい体験を発信していくことで、一歩踏み出すきっかけになりたい」という方向に変わっていきました。

いかに「旅」という貴重な体験をしてもらうか。私自身もそうだったように、旅というのは自分の視野が広がったり、様々な出会いがあったりと、人生観が変わる大きなきっかけにもなると思うので、「Girls,Go,Global」というメッセージを、今後もメディア、ツアー、イベントを通じて発信していきたいと思っています。

―― 今後の展望について聞かせてください

この夏、【旅MUSE】をリニューアルし、【TabiMUSE】に生まれ変わりました。リニューアルした目的のひとつに、TabiMUSEで素晴らしい記事を書いてくださっているミューズをさらに前面に出していきたいという想いがあります。新しいミューズや人気ミューズを前面に出すことで、読者のみなさんに「人を通した情報や旅行先の発見」があるようなユーザー体験を生み出していきたいと思っています。

また今後はミューズと読者、さらにはミューズと各企業を繋ぐような懸け橋になっていきたいなとも考えています。例えばカフェが大好きなミューズがプロデュースするカフェや、商品の企画などです。ミューズたちは海外で素晴らしい場所にたくさん足を運んでいてセンスもよく、企業が困っていることを解決できるようなスキルを持っているので、TabiMUSEというブランドを使って、ミューズが活躍できる場所を提供し、そこに読者の方々がついてくるような、様々な企業とのコラボを今後やっていきたいと思います。

国内情報は一切なく「海外旅行情報」だけ、ミューズという「人」を通した他にはないメディア

―― 数多くの旅行メディアがある中で、【TabiMUSE】の特徴とは?

旅行メディアといっても本当に様々なメディアがあるので、その中で比べられることはよくあります。最初にリリースした時は、キュレーションメディア全盛期で、1日に何十本もの記事を出して、SEOをどれだけ上げていくかみたいな世界だったのですが、大切なのはそこではないと感じていたので、とにかく厳選したミューズの方に良い旅体験を発信してもらうということに最初からこだわって作ってきました。

―― 他のメディアとの違いとしては、国ではなくミューズという「人」を通して、というのもありますが、それはなぜですか?

私自身が旅に行く時に、ガイドブックではなく、ブロガーさんで情報を探していたんです。例えば、現地に住んでいる方やその国に何十回も行っている方の情報って、顔が見えないガイドブックよりも参考になるし、生々しい。「このお店は絶対に行かない」などのネガティブな情報こそ価値があるなと思っていたので、「誰が発信しているか」が分かるメディアを作りたいと思いました。「目的地ではなく、人から発見できる情報を提供していきたい」。最初にリリースした時はエリアの検索方法もないくらい、完全に人だけにフューチャーしていました。

―― 観光情報ではなく、旅のストーリを伝えたい。

発信者であるミューズの定義として、最初の頃は有名なブロガーさんやインスタグラマーさんといった、ある程度のファンがいるような方で旅好きな女性をお誘いしていたのですが、最近はその人自身の旅のテーマや世界観が素敵だなと思う方に積極的にお声がけしています。格安ツアーなどでとりあえず海外に行くのではなく、「私はこういう旅の過ごし方が好き」というこだわりを持っているミューズの旅の過ごし方を読者のみなさんに提供したいと思っています。

―― 改めて、野々村さんが考える【TabiMUSE】の優位性とは?

ここまで熱量の高いコミュニティを形成しているメディアって少ないと思うんです。その理由としては、【TabiMUSE】が海外旅行にセグメントしているからだと思います。他の旅行メディアは、海外旅行だけでなく、国内旅行情報から六本木のランチ情報まで広く網羅しているところが多いですが、TabiMUSEはあくまで海外旅行にセグメントし、且つ世界観にもこだわり、そこに共感してくださる熱狂的な読者さんが集まっているところが特徴。有料イベントで160人が集まるというのは、TabiMUSEより何十倍もPVを持っているメディアでもなかなか難しいと思います。皆さん学校のサークルのような感覚でTabiMUSEと関わってくださり、イベントやツアーなど次はどんな企画が始まるのかを楽しみに待っていただいています。それは他のメディアにはない強みだと考えています。

―― どのようにマネタイズされているのでしょうか?

メインは広告出稿です。観光局や航空会社、ホテルなど旅行業界全般のクライアントがいます。TabiMUSEの主な読者層であるミレニアル世代をメインターゲットとしている企業様ですね。特に各国政府観光局様からは、TabiMUSEの読者層に、自国の魅力を知って欲しいというご相談をいただく事が多いですね。

求めているのは企画力と提案力、そして柔軟な対応力

―― ここからは採用について伺います。率直に、どのような方にジョインして欲しいと考えていますか?

やはりいちばんは旅が大好きな人。私たちのミッションやビジョンに共感してくださる方、自発的に様々なことにチャレンジしてくださるような方がいいですね。私たちはスタートアップなので、今はツアープロデュースに注力していても、半年後は他のことに注力しているかもしれない。それに柔軟に対応できる、今やるべきことを自走してくれるようなメンタリティのある女性が良いなと思っています。

―― スキル面ではいかがでしょうか?

先ほどお話ししたように、TabiMUSEには航空会社や観光局、ホテル、テーマパークなど幅広いクライアント様がいらっしゃいますので、決まったメニューを選んでいただくのではなく、クライアントのニーズベースでご提案して、毎回新しく企画することが多いんです。それぞれのクライアントのニーズや、課題解決に対してのアイディアもありつつ、それを資料に落とし込んで提案ができる、アウトプットができる方。この一連の流れを経験している方に、今はジョインしていただきたいと思っています。例えば、アイディアがあってもそれを提案できないのでは難しい。企画と営業で分ける時代でもないので、どちらも柔軟にこなせるような方となると限られてくるのかなとも思いますが、代理店やPR会社などで、クライアントに対して様々な課題解決ができるような提案をしていた方はマッチすると思います。

―― 今はそのようなスキルはなくても、こういう部分があれば、将来的にジョインできる可能性もある、またはもう少し大まかな条件など、バリーズへの入社を希望する方へのメッセージをお願いします!

先ほどお話ししたクライアントベースで提案ができるところはやはり必要だと思いますが、代理店での経験がなくても、女性向けのプロダクトを作ってきた方とはマッチする部分も大きいのかなと思います。逆に、旅行業界にいた方よりも、ライフスタイルや化粧品などの女性向けのプロダクト開発に携わってきた方のほうが合うかもしれません。

もうひとつ大きいのは、感覚の部分もありますが、文化や価値観が合うかどうか。価値観が合えば、最初はスキル的なことが多少足りなくても、その後の経験で補っていけると思います。

また、今優先させたいのは正社員採用ですが、まずは業務委託として参加していただくことでお互いの理解を深め、モチベーションが上がったところでジョインしていただく流れも検討しているところです。

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