今回は、アップデート株式会社(以下UD)のメイン事業となっているスマート社員について、お伝えしたいと思います。
スマート社員のサービス名の意味
サービスについてご説明させて頂く際によく「スマートフォン」の例えでお話しさせて頂きますが、Wikipediaで「スマート」調べると「賢い、頭が切れる、高知能」であったり、機会に対しては、「高機能、高性能の」といったことが書いてあります。
一つは、UDメンバーには、優秀な人材がいます(そんな人を育てます)と言った意味合いがあります。
もう一つは、スマートフォンは一つの端末の中に、様々な機能を持つアプリが混在し、一つの端末で、絵を描いたり、電話をしたり、ゲームをしたり、様々なことができ、その人の生活を効率的に、豊かにしています。
同じように、私たちのこのサービスも、様々な得意領域を持つ人間(アプリ)が、一つのサービス(スマホ端末)の中で、企業(ユーザー)の課題を解決し、より効率的に、よりよく改善していくためのサポートをしていきます。
そんなところから着想を得て、中堅・中小企業にとって、そんなスマートフォンのような存在になろうということで「スマート社員」と名付けられました。
スマート社員ってなに?
スマート社員は、一言でいうと「地方の中堅・中小企業をデジタル支援する人材シェアリングサービス」です。
しかし、同じ人材領域、デジタル領域の支援でも、プログラマーを派遣するようなITの“人材派遣”とも、経営戦略を立てるような“コンサル”とも違います。
私たちは、お客様企業の一員として、業務を行う中で、コンサルのように経営戦略を描くこともあれば、派遣社員のように実務を担うこともあります。
しかし、私たちスマート社員の大切にしていることは、お客様について深く理解し、課題について一緒に考え、そして課題解決のために一緒に動く。そんな伴走型の支援をする存在。そんな社員です。
また、サービスの業務領域はコーポレート部門(いわゆる管理部門)にフォーカスしたインソーシングサポートを行っています。
直接企業様に訪問し、総務、人事労務から会計、情シスなど、管理部門をあらゆる面からサポートします。
組織の成長には、コーポレート部門の強化・成長が欠かせませんが、地方の中堅・中小企業では、IT・デジタル人材の不足で専門人材の確保が難しく、またノウハウを持つ企業も多くはありません。私たちはそんな企業の心臓ともいえるコーポレート部門を支えることで、企業の成長を支えています。
コーポレートITサービスエンジニアという職種で”エンジニア”とついていますが、開発をするわけではないので”プログラミング”技術は不要です。(あるに越したことはないですが)。
ITやデジタル技術はあくまで手段なので、必要であれば使いますが、ITやデジタル技術ありきでの改善は行いません。
専門分野の違うメンバーが、チームで支える
スマート社員は、一つのサービスの中で、複数の専門分野を持つ人材を利用いただける仕組みになっています。
企業様のニーズや課題によっても違いますが、
経営企画、総務、労務、情シス、会計...などの部門や、
インフラ・業務改善・マーケ・セキュリティ…などの業務領域ごとに、そのニーズや課題を解決できそうな人材が、担当者として業務を行ったり、プロジェクトに参画します。
複数名で企業様に入るような案件では、4~6名など複数名で、複数の部門に跨りつつ支援することもあります。
中小企業では、なかなか専門人材を何人も雇うだけの、業務もなく、そうしたIT・デジタルに強い専門人材自体も少ないのが現状です。
なので、UDがそんな人材を集めて育て、地域の中堅中小企業に還元することで地域へ貢献する形をとっています。
得意なことを持ち寄って、最適な支援を組み立てるそんなユニークなビジネスモデルです。
なぜ“チーム制”なのか?
スマート社員では、お客様を担当する際、最低でも2名体制をとっています。
メイン・サブ担当といった呼び方をしていますが、2名体制をとっているのには理由があります。
一つ目の理由は、メイン担当が怪我や病気などで、もしもの時にも、サブの担当がいることで、お客様に迷惑をかけることなくサポートをすることができるからです。
情シスでよくあるケースですが、誰にも相談できず一人専任で、IT担当者をやっている人は、その責任と負担の大きさから退職してしまいがちです。休みの日にも電話がかかってきて、気も休まらず、安心する間もありません。
そんな担当者様が安心できる環境を作りつつも、私たち自身がネックにならないようにしています。
サービスの業務領域が企業のコアになる部分だからこそ、安全・安心な体制をとっています。
二つ目の理由としては、いくら優秀な人でも一人でできることにはどうしても限界があるからです。IT領域だけを見ても、セキュリティ、ネットワーク、Web、システム、、、などこれら全ての業務領域をカバーできるなんて人はいません。
企業として、お客様をサポートするのはもちろん、チーム体制で知識や経験を共有することで、スピーディーに成長もできますし、安心して業務を行うことができます。
また、チームで助け合うことで、休みも取りやすくもなります。
支援は“導入”ではなく“伴走”が前提
私たちは、ツールや仕組みを導入しただけでは終わりにしません。
結局、これらのツールやシステムを使うのは人だからです。
ツールやシステムを導入したら効率化されると思ったら大間違い。
しっかりと社員さんや担当者さんが業務として使え、安定して活用できるまで支援して上げる必要があります。
なので、私たちは”伴走”支援をします。
それは、組織の業務改善などでも同様です。経営者、部長、社員など、立場や役職に関係なく、現場に寄り添い、成果が出るまで付き合うのが、スマート社員のスタイルです。
実際どう働いてるの?──ある1日の流れ
働き方はメンバーによって様々で、週4,5日1つの企業で業務を行うメンバーもいれば、2,3社固定のお客様先をもっているメンバーもいます。なかには、5~7社担当しているメンバーもいますが、平均すると3~4社くらいを担当することが多いです。
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9:00 朝礼
~12:00 A社 SNS運用支援業務
12:00-13:00 お昼休憩
13:00-14:00 移動・B社訪問
14:00~18:00 B社 情シス業務
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“スマート社員”という新しいキャリアの形
UDは自律分散型の組織を目指しています。そのためには、一人ひとりが意思ある個人として、ビジネススキルを身につけつつ、自身の生き方や仕事を選べる人になって欲しいと思っています。
なので、スマート社員では新しい案件やお取引先が決まると、情報が展開され、興味のある人が手をあげて参加する体制をとっています。
お客様先に入ったときにも、お客様の課題はなにか常に考え、自分で仕事を探しにいきます。
スマート社員では、自分自身が商品であり、サービス提供者です。
如何に自分の時間を買っていただけるかを考え、価値を生み出し、結果を出していく必要があります。
自由度が高い仕事ではありますが、自分のキャリアを自分で描いていくことができる新しい形だと考えています。
また、一方で中途採用のメンバーでは、IT未経験の人でも、業界経験が強みになることもあります。
経験業界での経験をもっていることで、その業界ならではの慣例や常識、はたまた問題なども深く理解しています。そうした経験をもっていることで、同じ業界のお客様に対して、より深いレベルで悩みを理解し、正解を導けるポテンシャルを持っているとも言えます。