ITやデジタルは、誰のためにあるのか?
地元の中小企業や地域の医療機関へ伺う中で、よく耳にしてきた言葉があります。
「よくわからないから使いたくない」
「うちには必要ない」
でも、よくよく話を聞いてみると、
「本当はもっと仕事をラクにしたい」
「業務のやり方を変えたいけど、どうすればいいかわからない」
という“想い”がたくさんあります。
こうした声に、どう応えていくか?
地方では慣習から抜け出せず、なかなか変われない。変えていくのが不安な人も多いように感じます。しかし、そういった企業こそ、ちょっとしたITツールやデジタルサービスを利用するだけで、大きく業務フローが改善されたり、情報の共有の仕方が劇的に変わったりします。そんなことを何度も経験してきました。
コロナ禍では、コンビニやスーパーの支払いも自動化が進み、無人レジが並ぶも、お年寄りが多い地域では、会計の仕方がわからず中々支払いができない人たちが増え、効率化をするために無人レジを導入したのに、逆に効率が悪くなり売上が下がる。結局、無人レジから有人レジに戻したスーパーもありました。
ITやデジタル、そして テクノロジーを使うのは”人”です。こうしたデジタルを“使える人”と“使いこなせない人”の差は、あらゆる場面で広がってきているように感じました。
私たちはそんな人々のギャップを埋める存在になりたい。
そんな想いで、会社のあり方をゼロから見つめ直したのが、私たちアップデートです。
「どんな社会を目指したいのか」から始まった、再出発
現在の代表が事業のバトンを受け取った当初は、ジェネリック医薬品の棚卸しを管理するシステムの開発・販売がメイン事業でした。
当初から組織の中におけるデジタル人材の重要性を感じながら現在のメイン事業となっている「スマート社員」の前進となるサービスを立ち上げるも、時代はまだまだソリューションで解決するのが主流。なかななか周囲の企業にも理解を得られず、事業を本格的に進めていくことができませんでした。
しかし、細々とそのサービスも続けながら、今までいた社内の人材も入れ替わったことをきっかけに社名を「アップデート株式会社」に変更。改めて自分たちの存在意義を見つめ直したことで、「スマート社員」も大きな変化をとげました。
当時、セキュリティにも力を入れていたこともあり、「安全があるから、安心がある」その当時の代表の考えから、さらにメンバーの想いを重ね合わせ、
「ITやデジタルは手段。困っている人こそ使えるように支援したい。」
「中堅・中小企業を応援していくことで、地域を活性化させたい。」
「ITやデジタルの格差をなくして、みんなが生やすい社会にしたい。」
大きな世界を目指す前に、まずは目の前の地域社会を変えていくことにフォーカスし、会社の名前も、ロゴも、そしてビジョンも。 すべてを“今の自分たちの意志”で決めていくことにしました。
こうして、“アップデート株式会社”として、私たちは新しいスタートを切りました。
ビジョン:想いとテクノロジーをつなぐ
私たちが掲げたビジョンは──
「想いとテクノロジーをつなぐ」です。
技術はどんどん進化していますが、それを「使いこなせる人」と「そうでない人」の間には、まだ大きな差があります。
新しい技術やテクノロジーは人の想いから生まれます。そして、技術やテクノロジーは「もっとよくしたい」「もっと改善したい」と悩む人たちにこそ必要なものだと考えています。
せっかくのテクノロジーはやっぱり、格差を生む理由になるのではなく、格差のない社会を実現するために使いたいですよね。
その人が本当に叶えたいこと、現場で抱えている想いに耳を傾け、ITやデジタルという手段を使って前に進めるようサポートする。私たちのそんな想いがビジョンには込められています。
ちなみに、 「バージョンアップ」と聞いてどのようなイメージをしますか?”バージョン”が”アップ”する。。。大きな変化ではないでしょうか。では、「アップデート」はどうでしょうか?ちょっとした変化をイメージしましたか?
人も組織もはなかなかバージョンアップはできません。でも、人も組織も小さな変化を積み上げ、アップデートすることで、大きな変化を生み出すことはできます。
アップデートという社名には、「人を、組織を、少しずつ変えていく」という希望が込められています。
Mission:地域社会をアップデートする
私たちは、地域に根ざした企業や組織を支援しています。
製造業、医療機関、運輸業など──どの企業も課題を抱えていて、ITやデジタルによる大きな変革が求められているけれど、簡単にIT化できないのが実態です。
なぜなら、組織は「人」だからです。
人は機械の入れ替えのようには変われません。だからこそ、その組織の中の人の「変化を手助けする人」「IT・デジタルがわかる人」「課題を解決してくれる人」が必要だと、私たちは思っています。
業務フローの改善、クラウド化、DX支援まで。アップデートの支援は、ITの“導入”ではなく“伴走”です。
デジタル人材を育て、技術を提供しながら、地域の組織、企業の変化をお手伝いする。そして、企業がアップデートされれば、経済も循環し、地域も活性化しアップデートする。
私たちは、そうして、地域社会をアップデートしていきます。
ロゴに込めた想い
私たちのロゴマークは「5つのキーワード」それが「無限」の形をなしています。
①情報(データ)、②多様性(人)、③持続可能社会(自然)、④コンピュータ(計算機器)、⑤セキュリティ、の5つのキーワードをつなぎ、
人と地球(自然)、世の中に貢献していくという思いを、信頼・情報・スマートさ・空や水(自然)などのイメージである「青」と、成長・安心感・生命力・自然のイメージである「緑」をベースに5色で表現しました。
また、社内、社外、パートナー、社会など、テクノロジーの発達する世の中において、人との繋がりを大切にしていく、そして可能性を無限大に発揮していこうというUDの信条を「インフィニティ♾️」で表現しています。
あなたの想いを、つなげる人になってほしい
私たちの仲間には、IT未経験で入社した人、全く別の業界から転職してきた人がほとんどです。
共通しているのは、「誰かの役に立ちたい」という想い。
そして、そのために「自身の成長を求め続ける」姿勢です。
だからこそ、「この仕事、誰かがやらなきゃいけない」と、自然に手を挙げるような人たちが集まっています。
もしあなたも、テクノロジーで人を支えたいと願うなら。
私たちは、全力であなたの挑戦を応援します!