「ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。
事業企画や採用・広報など、普通の会社だったらそれぞれの部署がありますが、ワーキング・グループとしてチームができることで、「部署が無い=固定した役職者を作る必要が無い」ため、組織がフラットになり、”偉い人”が生まれない仕組みになっています。
”偉い人”がいない、良いことを言う人の意見がフラットに取り上げられる環境を作ることで、メンバー全員がオープンに課題にフォーカスした発言をできるようになり、ボトムアップで会社全体のパフォーマンスが最大化されると考えています。
今回は、私、ベルーガがユニークビジョンのワーキング・グループの1つ、コミュニケーションチームについてご紹介します!
コミュニケーションチームのメンバー3名に話を聞きました。
ー初めに、コミュニケーションチームの役割について教えてください。
中村 (遥):コミュニケーションチームは、社内のコミュニケーション活性化を目的に活動しています。
もともとは社内の情報共有の仕組みを整備する事を目的として始動したのですが、最近は更に踏み込んで、企業文化の醸成やコミュニケーションの質・量の向上まで関わっていきたいという思いで活動しています。
堅い話をするとこんな感じですが、活気のある状態、イメージとしては"常に文化祭の前日の様な状態(笑)"が理想だなって思っています。みんなそれぞれ役割を持って働いているので、それぞれが自分の立ち位置で知恵を出し、協力し合って前に進んでいける組織が作れたらと思いますね。
ー最近、『Belpoi』の導入や『つながりアンケート』の実施など、新たな働きかけを積極的に行っていますが、その背景について教えてください。
中村 (遥):『Belpoi(社内いいね制度)』(Belpoi:社内の誰かの「いいね!」を見つけたら、「belpo」を贈ろう!という取り組み。ユニークビジョンはslack上でこのやりとりを行っています。)は、かなり前からピアボーナスを送り合うという仕組みに注目していて、同じ様な感じで社内の色々なメンバーが脚光を浴びれるような仕組みが作れたらいいなあと思い、自社に合う形に変化させて導入しました。
ユニークビジョンでは、メンバーが心身共に健康な状態で働けているか調査するアンケートを定期的に取っているのですが、その中で特に「心理的安全性」(みんなが安心して自分の意見が言える環境かどうか)に関する項目を注視していて、直近のテーマとしてこのスコアの向上を掲げています。
それにあたり必要な要素として、"自分のありのままの状態が組織に受け入れられている"という認識が大切なので、その醸成が『Belpoi』の目的の一つです。
また、単純にメンバー同士が日常的にポジティブなことを言い合える状態って良いと思うので、それも目的の一つとして運用しています。送られて嬉しいだけでなく、送る側もBelpoiを送るために、仕事をしながら他の人の良いところ探しを習慣としてすることが出来るというメリットがあり、双方に良い影響を及ぼすのではないかと思っています。
今、導入して5カ月位経っていますが、最近は業務の中で「ありがとう。後でベルポ送るねー!」なんていうコミュニケーションが見られるようになったりして、少しずつ浸透が見られ嬉しいですね。もっともっと利用する人が増えて、良いやり取りが増えたら嬉しいですね。
中村(沙):Belpoiのチャンネルでの他の人のやりとりを見て、普段仕事での接点が少ないメンバーの動きを知るきっかけにもなっていたりして、新たなつながりがそこから生まれてくれたらいいなと思いますね。
矢内:もう一つ最近始めた取り組みとして、『社内でのつながりアンケート』というのがあります。
社内の他のメンバーとどの位の深さで繋がっているのか、つながりの深さを数値化し、個人・会社全体でどの様に推移していくのか今後モニタリングしていく予定です。
現状、コミュニケーションに関して大きな課題があるという理由で実施している訳ではなく、こういったアンケートを足掛かりに、より強固な組織づくりが出来たらという目的でやっています。
ーすごくアグレッシブに活動しているイメージですが、活動のヒントとなるものはありますか?
中村(遥):色々な情報を参考に、取り組みに活かしていますね。それこそニュース記事を見たり、他社の事例を参考にしたり。自社でも応用できる部分が無いか日々意識しながら情報収集していますね。それと、なるべく社内の色々なメンバーとコミュニケーションを取るようにして、アンケートなどのデータに頼りすぎず、自分の肌感覚でも組織の状況を感じ取れるよう意識していますね。
中村(沙):私も、知り合いの会社でどんなことをしているのか、常にアンテナを張るように心掛けていますね。それで、面白い話が聞けたら具体的に調べて、それをチームに共有してみんなで検討出来るようにしています。
矢内:私は採用チームも兼務しているので、採用とつながる部分で何か参考になる情報が提供できないか、常に考えて動いていますね。逆にコミュニケーションチームから採用に役立つ情報があったら、採用で活用するということも意識していたりします。
中村(沙):私たち個人がそれぞれ考えてっていうのもありますが、代表の白圡もメンバーなので、白圡が面白い情報を提供してくれたりというのも新しい取り組みのきっかけになったりしますよね。
ーチームの活動はいかがですか?
中村(沙):正直、メインのディレクター業務の傍らでやっている活動なので、忙しい時はしんどいですね。最近熱が入りすぎて、若干やりすぎ感があるかな、って思うくらい頑張っています。ちょっとメインの業務を忘れちゃっているような…(笑)
好きだから苦じゃないんですけれど、限られた時間の中でコミュニケーションというなかなか難しいテーマについて考えるので、責任重大だなと思いながら頑張っています。
今は大変な思いで取り組んでいますが、頑張ったら頑張った分だけ組織コンディションに反映されて、より良くなると思っているのでそれを励みに頑張っています。
矢内:私はコミュニケーションが苦手なタイプなので、苦手な側の視点で考えるという立ち位置で貢献出来たらなと思って活動に参加しています。それと、自分自身がまずは動くというか、どうやって個人としてコミュニケーションの量・質を上げられるかなということ意識するようにしていますね。
中村(遥):コミュニケーションの問題って目に見えるものじゃないので、気付きにくいですよね。変化にも気付きにくい。なんとなくとらえている人が多かったり、人によって解釈や反応が分かれるので、とても難しいというのが取り組んでいての印象です。
ただ、仕事を円滑に進めるうえで重要なスキルだと思うので、苦手だから…などの理由で尻込みするのではなく、必要スキルとして頑張って伸ばしてもらいたいなと思っています。これからサポートする方法としてハウツーの発信なども行っていきたいですね。
一今後目指すところ、今後挑戦したいことがあれば教えてください。
中村(沙):やっぱり、私たちが居なくても社内のコミュニケーションについての課題感が無い状態、私たちが卒業できる状態っていうのがベストな状態だと思うので、それを目指して頑張っています。
私たちが下地を作ることによって一人ひとりの意識が変わって、会社全体の雰囲気がより良く変わってくれたら嬉しいですよね。
中村(遥):確かに、コミュニケーションチームが存在しなくてもコミュニケーションが円滑に取れている状態っていうのが理想だと思うので、卒業が最大のゴールですよね。
ちなみに、直近での課題と言っても、ユニークビジョンの場合、メンバー全員がみんな本当に良い人で、現時点でネガティブなコミュニケーションを取る人がいたりなどの悪い要素は無くて、コミュニケーションの量・質を更に上げたいというだけなので、もしかしたら他の会社さんに比べたら恵まれているのかもしれないですね。いわゆる「上司と部下」みたいな関係も無いので煩わしいコミュニケーションも無いですし。
そんな感じで、その時々必要な事を正しく認識し、みんなの行動が変わるようなことを引き続きよりクリティカルな視点で考えていきたいですね。最近は新型コロナの影響で、社内のランチ会や通常行っているイベントが出来なくなったり制限があるので悩ましいところですが。。
矢内:本当にうちの会社は他の会社に自慢できるほど、良い人しかいないですよね。私も採用でお人柄はすごく重視して見させて頂いているつもりですし。ひとつの"ユニークビジョンらしさ"と言えるかもしれないですね。今後"ユニークビジョンらしさ"みたいなところをもっと掘り下げて、言語化出来るようにして、コミュニケーション活性化のヒントにしていけたらというのも考えています。
中村(遥):仕事の中で上手く先に進められなくなる瞬間とか、誰しもあると思うのですが、そういった時にコミュニケーションの下地が出来ていると、誰にも助けを求められないとかそんな事が無く、近くの人に相談してパッと解決するという事がしやすくなると思うので、我々コミュニケーションチームがそのサポートをまずは出来たら良いなと思います。
"文化祭の前日の様な状態"が目標なので、更に近づけるべく、活性化、頑張っていきたいと思います!(笑)
ユニークビジョンでは、社内コミュニケーションに限らず、それぞれのテーマに沿ってメンバーが中心となって活動しています。こういった活動に興味を持たれた方は是非、お気軽にご連絡ください!
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