ブランド コンサルタント 兼 クリエイティブディレクター 水野 可奈子と「次世代を担うリーダー・若手たち」のトークルーム
ブランディングやデザイン制作に関わる様々なテーマを取り上げ、ゲストとともにトークを展開。リスナーの皆さまの視点でテーマと向き合えるよう、これからのアンティーグループを担うリーダーや若手をゲストとして招待し、クロストーク形式で進めていきます。これまでの経験や実績に裏付けされた、知識、ノウハウも交えながら分かりやすくお届けします。
#23 何事も好きであれ!!そしてとことん探求していってほしい・「Web」「グラフィック」「空間」「映像」の4リーダーに聞く!ワクワクを生み出すアンティーの仕事のつくり方(後編)
前回に続き、テーマに「ワクワクを生み出すアンティーの仕事のつくり方」を掲げ、今活躍中の4人のリーダー(Web・グラフィック・空間・映像)をゲストにお迎えしてお送りしていきます。
後編にあたる今回は、アンティーがこの先どんな風に仕事を更に広げていきたいと思っているのか?どんなことにチャレンジしていきたいと思っているのか?といったところに触れていきたいと思います。
ぜひお気軽にアクセスしてみてください!
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#23のサマリ
テーマとポイントをリストにしています。どんな内容で盛り上がったのか、ちょっとだけ覗いていただき、詳細は、ぜひ、Apple Podcast / Spotify / YouTube にてお聴きください。YouTubeのコメント欄にはショートカットリンクも掲載しています。テーマを選んで聴いていただくことも可能です。ぜひ、ご利用ください。
0:00~ オープニング
前回から、新しい企画として「総合クリエイティブ&デザイン・エージェンシーとしてのアンティー」のことを詳しくお話しさせていただくシリーズをスタートしています
テーマに「ワクワクを生み出すアンティーの仕事の作り方」を掲げ、「Web」「グラフィック」「映像」「空間」の4リーダーと一緒にお送りしています
前編にあたる前回は、アンティーグループの強み、この強みを活かして日々どんな風に仕事を行っているのか、マインドやこだわりのようなところをお話ししました
後編にあたる今回は、これからどういうことを深めていきたいのか?今、自分たちがもう少しやり切りたいと思っていること、チャレンジの部分をお伝えしていきます
引き続きよろしくお願いします!
1:29~ ゲストの紹介1
【名前】 森川 友嗣(もりかわ ゆうじ)
【入社】 2020年4月8日
【所属】 東京 プロデュース&サービスデザイン 第3事業部
【役職】 事業部長
【職能】 テクニカルディレクター
1:53~ ゲストの紹介2
【名前】 白鳥 益恵(しらとり みさと)
【入社】 2018年6月25日
【所属】 グラフィック事業部
【役職】 事業部長
【職能】 ディレクター
2:18~ ゲストの紹介3
【名前】 吉田 剛(よしだ つよし 以降、つ吉田さん)
【入社】 2007年2月21日
【所属】 UCML(アンティークリエイティブメディアラボ)
【役職】 事業部長
【職能】 インタラクティブディレクター
2:49~ ゲストの紹介4
【名前】 楢木 照正(ならき てるまさ)
【入社】 2017年2月1日
【所属】 ビデオディベロップメント事業部
【役職】 事業部長
【職能】 映像プロデューサー
「変わらないために常に進化を続けるアンティー(理念ブックにあるアンティーのプリンシプル)」
これを根幹から支えてくれているのが各事業部だと思っています
それぞれに詳しくお聞きしていきます!!
テーマ3
これまでに行ってきた努力や工夫/これからチャレンジしていきたいこと
4:16~ 森川さん
▼これまでに行ってきた努力や工夫
事業部長になって約1年「まずは、継承されてきたものをしっかり引き継ごう」とやってきた
- 良いデザインを生み出すために、良い人材を育てる
- フットワークの軽い人は、失敗を恐れず、まずチャレンジしてみるというマインドを持っている
- 好奇心旺盛でいろいろな方面からインプットできる人は、幅の広いアウトプットができる
- 自分の意見を持ちながらコミュニケーションをしっかりできる人は、建設的な話し合いができる
- こういった人材を育てていきたい
▼これからチャレンジしていきたいこと
歌って、踊れるクリエイター(二刀流)集団を目指したい
- 得意なスキルを1つ持っている人は沢山いる でも、2つはなかなかいない
- この延長に「一人ひとりの個性をもっと立たせる」「指名で仕事が来るようになる」という目標がある
- ちなみに、私自身は「デザイン」「コーディング」が分かるプロデューサーを目指していきたいと思っている
▼プロデューサーの楢木さんに、プロデューサー職の極意を聞いてみる
まず第一に「信頼」されること
- その先に、仕事の指名が来るなどの大きなチャンスがある
- 最近読んだ本に「信頼は、自分の未来を切り開くためのチケット 持っておくべきもの」と書かれていた
12:05~ 白鳥さん
▼これまでに行ってきた努力や工夫
子どもに仕掛け絵本を読ませたり、街にあるフリーペーパーを手に取ってみたり、
常に好奇心のアンテナを張り、積極的に印刷物と触れ合うようにしている
- グラフィックグループのスローガン「デザインに体温を」これがとても気に入っている
- 五感にダイレクトに訴えることができるのは、印刷物ならではの良さ
- この良さを最大限に活かすために、常に好奇心のアンテナを張り、積極的に印刷物と触れ合うようにしている
- 子どもに仕掛け絵本を読ませたり、街にあるフリーペーパーを手に取ってみたりしている
- 子どもが飛び出す絵やいろいろな仕掛けに触れて遊んでいる様子を見て、なんか良いなと感じている
- 街のフリーペーパーは、ラックを見つけると取り合えず立ち寄り、加工の仕方や形状を見るようにしている
- 良いものがあると会社に持ち帰り、デザイナーに共有し、提案のアイデアに繋げている
▼これからチャレンジしていきたいこと
「五感で体感」はグラフィックの使命だと思う
デジタルに順応しながらも、アナログの視点を持ち続けていきたい
- デジタルへのシフトがどんどん進んでいくが、だからこそアナログの視点を大事にしていきたい
- 「五感で体感」はグラフィックの使命だと思う
- デジタルに順応しながらも、アナログの視点を持ち続けていきたい
- アナログで感じられる「五感」のようなことをどうやったらデジタルでも伝えられるのか
- 表現方法は勿論、「タイポグラフィ」「文字間」のようなグラフィックならではのところは、誰よりも拘りを持ってデザインしていきたい
「デジタルブック」の提案に、積極的にチャレンジしていきたい
- パンフレットを「デジタルブック」にしたいというクライアントが増えてきた
- Webで機能する「デジタルブック」は、分析ツールを使って閲覧ユーザーの情報や数などを見ることができる
- 大学や企業にとってのメリットがどんどん増えてきている
- これに対応するためには、Webツールを使いこなすスキルが求められる
- ツールを勉強して、積極的に「デジタルブック」を提案していけるよう体制を整えていきたい
「想像力トレーニング」を通して、デザインを完成形に導く能力「言語化」「ビジュアル化」スキルの向上を目指していきたい AIを使ったグラフィックデザインにもチャレンジしていきたい
- グラフィックグループの取り組みとして「想像力トレーニング」を行っている
- 元々は「言語化」「ビジュアル化」のスキル向上を目指しスタート
- いきなり「ビジュアル化」することはできない そこに至るまでの「言語化」作業との組み合わせがとても大事
- 最近は「AIを使ったグラフィックデザイン」この準備としてのトレーニングも兼ねている
- 例えば、お題として「売れ行きの良くない商品を売れるようにするためにはどうしたら良いか?」を設定し、売るための方法をそれぞれに考える 4週かけてじっくり取り組む
- まず「企画の方向性を導くためのキーワード抽出」、次に「デザインサンプリング」といった手順で順に進める
- あえて答えは設定せず、それぞれに考えを共有しあい、学ぶ場にしている
24:37~ つ吉田さん
▼これまでに行ってきた努力や工夫
UCMLのリーダーとして、メンバーに大きく2つの働きかけを行っている
1. つくり手としてだけでなく、いちユーザーとしての意識や自覚を持ち、制作物と向き合う
- つくり手としての意識だけだと、世の中が求めているものとずれてしまうこともある
- いちユーザー(サービスに触れることがはじめて)としての意識や自覚を持ち、俯瞰で捉え、制作物と向き合う
- その際「なんとなく」ではなく、「今こういうことに気を付けていたな」「今こういうところに注目していたな」を後で振り返ることができるよう、意識的に行動してみることが大事
2. 情報のアンテナを張る
- 週次の事業部会の中で、3分間スピーチみたいなことを行っている
- それぞれに「新技術」を調査し、持ち回りてシェア
- 「世の中初」は勿論、「アンティー初」「こういうことにチャレンジしてみたい」も含めて「新しいもの」と捉え、取り組んでいる
- 昨年からは、話題の生成AIにフォーカスして、いろいろな角度からいろいろなスタッフに発表してもらっている
▼これからチャレンジしていきたいこと
今ある「インタラクティブ」「インタラクション」を特別なものでなく標準なものにすることによって、次の時代の新しいこと、特別なものにチャレンジしていく機会をつくっていきたい
- 今は未だ「インタラクティブ」「インタラクション」は特別なものと思われているが、ここを変えていきたい
- 大きな目標として、実装されていて当たり前、標準という状況を目指したい
- 特別なものが標準になることによって、次の時代の新しいこと、特別なものにチャレンジする機会が生まれる
- この挑戦をするためにも、まず、今特別なものを標準にしていきたい
- もっともっといろいろなものをつくっていきたい
31:19~ 楢木さん
▼これまでに行ってきた努力や工夫
1. 社内で完結できる映像チームづくり
- 社内に映像ディレクター(映画で言う監督: シナリオや脚本を考える、映像の演出を考える)を持つようにした
- 社内の方がクリエイティブ×マーケティングがしやすい
- フリーランスだと人材育成の手間は省けるが、数値に強い人がなかなかいない
2. CM制作ができるPM(プロダクションマネージャー)の育成
- 映像制作の中では、CMが未だ未だトップクラス
- 実績を図る上でのベンチマークになっている
- このCM制作の進行において要の役割となるのがPM
- CMならではの制約や留意点も多く、できる人材が少ないので、もっと増やしていきたいと考えている
PMに求められる能力
- 高いコミュニケーション能力
- 細部にまで目を配る注意力
- 柔軟な問題解決能力
- 効率的なスケジュール管理
- ポジティブなリーダーシップ
- 経験と知識の豊富さ
- チームワークの推進力
- ストレス管理能力
- クリエイティブな発想
- 柔軟なアプローチ
3. ビデオチーム全員が映像企画を考えられるスキルを持つ
- 「映像」と「動画」には違いがある
- 「動画」には、ストーリーがない 「映像」には、映画やドラマのようにストーリーが存在し、成立している
- 映像ディレクターであっても、PMであっても、チームの皆にこの企画ができるようになってほしい
- マーケティング視点で数値を意識した企画であっても良いし、ただただ面白いを追求した企画であっても良い
- 幅を持って、いろいろな企画を考えていきたい
▼これからチャレンジしていきたいこと
1. 自分が面白いと思うことを積極的に提案していけるマインドを持っていてほしい
2. 映像制作と広告配信をセットにしたサービス提供を増やしていきたい
3. オリジナルコンテンツをつくり、ここで収益を上げられる仕組みをつくりたい
- 映画をつくる、テレビ番組をつくる、キャラクターをつくる、どんなことでも良い
- ここから派生してオリジナル商品の制作・販売なども行ってみたい
テーマ4
若手クリエイターやこれからクリエイターを目指す方へのメッセージ
45:07~ 森川さん
歌って、踊って、楽しみながらいろいろなことにチャレンジしてほしい
- 経験をしないと判断できない
- いろいろチャレンジしてみて、その中から得意分野を見つけていってほしい
45:49~ 白鳥さん
1. 何事も好きであれ!
- グラフィックだからこそ、Webだからこその誇りを持ち、好きを貫いてほしい
2.「ことだま」が大事
- 責任をもって言葉を発すると、逃げ道を断つことになり、自分で自分のお尻をたたくことができる
- その言葉を聞いて誰かが助けてくれる、チャンスが巡ってくる
- ぜひ、ことだまを意識して行動してみてほしい
3. 毎日たくさん考え、失敗しても良いのでたくさん挑戦してほしい
- いきなりホームランを打とうと思っても打てない
- 準備8割、実行2割 「備え」「準備」が大切
48:34~ つ吉田さん
「どういうときに夢中になれるのか?」「どんなことにやりがいを感じるのか?」を知っておけると良い
- 自分より上手にものづくりをすることができる人は沢山いる そのことが分かる状況にもある
- 勝ち負けにこだわっていても仕方がない
- 自分が「どういうときに夢中になれるのか?」「どんなことにやりがいを感じるのか?」を予め知っておくことができると「頑張れること」や「やりたいこと」が明確になり、勝ち負けではないフィールドで、自分と向き合いながら成長することができる 誰かの助けも得やすくなる
52:45~ 楢木さん
「映像が好き」であって欲しい
そして「なぜ好き?」「何が良い?」をとことん探求していってほしい
- ベースには「映像が好き」があってほしい
- 後付けで無理やり好きになろうとしても、なかなか上手くいかない
- また「映像が好き」で止まらずに、良いなと思った映像に対して「何で良いなと思ったのか?」「どんな効果が生まれているのか?」などなど、とことん探求していってほしい
55:59~ クロージング
本日もお聴きいただきありがとうございました
4人のリーダーからいろいろなお話を聞くことができ、改めて「皆、常に一生懸命」「それぞれが、自分の事業部の仕事を頑張っている」と感じることができました
そして、やはりその根底にあるのは、アンティーの理念ブックにあるような「アンティーが大切にしてきたものづくりのスピリッツ」、「ワクワクとか面白さ」「ちょっと枠からはみ出るようなエキサイティングなところ」だと感じました
また、そういうところが全員に共通してあると感じることができ、嬉しくなりました
トークはまだまだ続きます 次回もよろしくお願いします!
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