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【社員紹介】厳しい環境に身をおいて自分を試したかった

こんにちは!採用広報のきょんきょんです。
今回は「むーむ」にインタビューしました!ぜひご覧ください。

プロサッカー選手になりたい

ーー本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いできますか。

むーむです。2021年12月にUGに入社し、総務人事部の一員として働いています。サッカーと子供が大好きで、負けず嫌いな人間です!

ーー気になるワードが盛りだくさんですね。まずは、むーむと言えばサッカーだと思うのでその話から聞かせてください。

物心ついたときからサッカーをやっていて、サッカー歴は30年になります。所属チームに恵まれ幼稚園のときには大会で優勝しました。そこから友達はサッカーボールと言えるくらい打ち込んで、中学高校はJリーグの下部組織に所属しプロを目指していました。

しかし、高校2年生のときに両膝を大ケガしてしまい、治ってからもこれまでのパフォーマンスが出せなくなってしまいました。高校卒業後はJリーガーになる気満々だったんですが、諦めて別の道を考え始めました。

ーーそれはとてもつらい出来事でしたね。

実は・・・今もプロサッカー選手になる夢を諦めきれなくて(笑)大学進学後も体育会のサッカー部に入りましたし、現在は東京都社会人リーグでがっつりやっています。本当にサッカーが大好きなんで、いつまでも夢見ていたいんです。

ーーすごい!!!そのバイタリティはどこからくるんでしょう。

サッカーへの思いもありますし、もともとの性格もあるかもしれないですね。なんでもやりたい性格で、全部に全力で100%出さないと気が済まないタイプです。超がつくほど厳しい家庭の長男で、文武両道を常に言われ続けてきたおかげで、厳しい環境に身を置きながらがんばることにやりがいを感じるようになりました。

ーーストイックなんですね。あとご自身のことを「負けず嫌いな人間」とおっしゃっていましたね。

そうですね。サッカーではスタメンになるために練習に明け暮れ、学業もNo.1を目指して勉強しまくっていました。熱中しすぎて、友だちと遊んだ記憶があんまりないんです。

ーー徹底していますね!息苦しくなることはありませんか。

あります。本当は超がつくほどのダメ人間でいつも妻に怒られてばかりなんです。でも、家の外に出ると途端にスイッチが入ってすべてに全力を出してしまうんですよね。勝手に真面目モードに切り替わってしまいます。性格が真反対の弟がいて、自然体で過ごしているのを見るとうらやましいなと思うときもあります。でも、親をはじめとする周りの期待に応えたい気持ちが強かったので、超ストイックな人間になってしまい、そこから抜け出せなくなりました。

ーーそうだったんですね。大学進学後のキャリアについても教えてください。

プロサッカー選手を諦めて大学進学を考えるとき、最初は国立の体育学部を志願していました。高校の先生になって、サッカー部の顧問になれたらいいなと思ったんです。でも受験がうまくいかず一浪することになり、勉強漬けの毎日が始まりました。体を動かすことが減ってしまったので、ブランクがある状態で体育学部は厳しいと思い、経済学部に入学しました。お金の流れや仕組みに興味があったのと、日本史が好きで社会の先生の教員免許を取ろうかなと考えていたからです。

ーーということは、教員免許を持っているんですね!

いえ、教員免許は持っていないんです。教職課程は教育実習の手前で中断しました。大学3年の秋頃に受けた、ある証券会社による「証券市場の講義」をきっかけに、証券マンになりたいと思って就職活動に舵を切ったんです。超過酷だけどキラキラ輝く証券マンがかっこよく見えて、こうなりたいって思いました。

ーーそうなんですね。やっぱり厳しい環境に身を置くのが好きなんですね。

そうみたいです(笑)厳しい環境に身をおいて自分を試したかったんだと思います。そして無事、証券会社に入社することができました。

ライバルと、あの頃のように働きたい

ーー憧れの証券マンになってみていかがでしたか。

ひとつの支店で約4年半勤務しました。個人・法人を相手に株や債券、投信販売などのコンサルティング営業をしていました。旧来の伝統的な泥臭い営業で、日々、電話200件・訪問100件近くアプローチしていました。時にはお客様に熱い想いを添えた手紙を書いたり、「もう、勘弁してください」と言われるまで粘り強く通い続けたりもしましたね。

ーー「勘弁してください」と言われるまで!?詳しく聞かせてください。

毎日訪問し続けることはほとんどの営業マンがやっていることだと思ったので、記憶に残るためにあらゆるアプローチを実践しました。毎回名刺の裏に一言コメントを添えたり、自己紹介資料を毎回更新したりして、会わなくても自分がどんな人かを知ってもらおうと思ったんです。その結果、お断りだとしても「熱いのは分かった!でも期待に応えられません、ごめんなさい」と丁寧なメッセージをいただくことが増えました。有名人や上場企業創業家・海外富裕層にはこのアプローチが有効だったようで、大口の取引をしてくださいました。

ーーすごいですね!大口取引につながった理由は何だと思いますか。

そういったお客様は、想像できないような困難な経験を乗り越えてきた方ばかりなんですよね。諦めずにぶつかってくる自分の行動が、若かりし日のお客様自身の姿と重なって受け入れてもらえたのかなと思います。

ーーがむしゃらにがんばるむーむの姿に心打たれたんですね。でも、転職する日が来るんですよね?

はい。転職を考えるきっかけは異動の辞令が出たことでした。あと、ライバルだった同期がユナイトアンドグロウっていう全然知らない会社(当時はUGが上場する数年前)に入ってキラキラしているのがうらやましくなったんです。

ーーそのライバルってもしかして・・・?

そうです。さんです。とさんは、証券会社の同期入社かつ同支店の同じ課所属で、新規開発を競ったライバルでした。とさんは野球、僕はサッカーをやっていたこともあり、周りからは勝手に犬猿の仲と揶揄されていました(笑)僕は同期で一番信頼できる存在だと思っていましたよ。

ーーすてきな関係ですね。

はい。そんな彼が転職して楽しそうに働いているのを見て、異動先で証券の営業マンを続けるのも悪くないけど、もっと違う仕事にチャレンジしたいと考えるようになりました。そんなとき、社会人リーグのサッカー仲間がある会社を紹介してくれて、会社のビジョンと社長に惹かれて入社を決めました。

ーー転職先は紹介で決めたんですね!その会社ではどんな仕事をされていたんですか。

ある会社で経営企画のポジションを任されました。営業からキャリアチェンジするなら「会社の中枢を担う仕事がしたい」と思っていて、管理業務はまったくの未経験だったんですが、「ガッツがあれば大丈夫!」という理由で採用してもらいました。

主な業務内容は、経営戦略の企画立案および、社長とともに取引先への商談および商談サポート、子会社社長として会社経営、HDの管理本部長として、IPO推進および複数子会社の管理及び業務推進といった感じです。会社経営、管理業務、他社との業務提携、年上部下のマネジメントなど、すべてが未経験だったので、社長のそばで勉強しながら、独学・我流でいろいろチャレンジしてきました。

ーー未経験からのチャレンジ度合いがすごいですね。一番のチャレンジはなんでしたか?

経営企画ポジションはいわゆる会社のNo.2で社長の側近であり一番の理解者でした。社長の意向を全社に伝えるなど、事業そのものに直接関わる業務以外のさまざまな仕事に全部携わる状況で、とにかくやらざるを得ない状態だったため、最初のうちはあたふたしていました。3年目くらいから全貌が見えてきて、仕事の進め方のパターンを押さえられるようになりました。複数の役割をスケジュールどおりに対応できるようになったことがもっとも達成感を味わえた経験かなと思います。

ーーどの仕事が、ではなく、全部をどうやりきるかがもっとも大変でやりがいがあったんですね。

そうですね。従業員兼役員だったので成果も求められるし残業時間などの縛りもないしでとにかく忙しくて大変でしたが、経営者目線を養える有意義な4年半だったと感じます。ただ、本当に忙しすぎて、証券時代よりも忙しくて体調を崩してしまったため、退職しました。

体調が回復した後、1か月間がっつり転職活動に費やしました。自分の経験を活かせる金融業界や経営企画職で転職活動を進めていたんですが、悩みはじめたある時期にとさんと偶然やり取りする機会がありました。お互いに証券会社を辞めたあとも定期的に近況報告をしていて、UGの話を詳しく聞いたことはなかったけど、同じような立場ならではの悩みなんかをよく話していたんです。その際に「うちの会社(=UG)おもしろいし、考え方が変わるから話を聞いてみたら?」と言ってくれて。その時点で自分のやりたいことは明確に決まっていて、UGにはまったく興味が持てなかったので一度断ったんです。でも、とさんから「とりあえず一回聞いてみなよ!」と念押しされたのでUGの話を聞くことにしました。

ーーそうだったんですね。UGの第一印象はどうでしたか。

話を聞くとはいえ、採用面接だと思っていたので自分が答える準備をしっかりして臨んだら、その日はなんにも聞かれなくて拍子抜けしました。「求職者のことを何も聞いてこないってどういうこと?それでいいの?何を見定められているんだ?」って混乱しながらいろいろ考えさせられました。考えながらUGの採用サイトやインタビューを見てみると、同じようにびっくりしている人がたくさんいて、共感できることがたくさんあって「ありのままの自分を出して話せている」ことに気づいたんです。独自の組織構成や組織風土もおもしろそうだなと思ったし、UGはしっくりこないって思っていたのが嘘のように惹かれていきました。

ーーハマってしまったんですね!他社と悩んだりはしなかったですか。

悩みました。UGの内定が出たのと同時に、もともと希望していた経営企画職で内定がでた会社があり、最初はそちらにしようと思っていました。でも、いろいろな想いが重なった結果、困難な方を選んでみようと思い、UGへの入社を決めました。

ーー「いろいろな想い」についてぜひ詳しく聞かせてください。

はい。まずはとさんへの想いですね。せっかくとさんが声をかけてくれたから役に立ちたいと思ったし、何よりあの頃みたいに一緒に仕事したら楽しいだろうなって思ったんです。あと、未経験なことにチャレンジしたいという想いも大きかったです。これまで自分があまり経験してこなかったITにまつわる会社で、管理業務のなかでもほぼ経験できていない総務人事業務をやってほしいというリクエストだったため、今までの経験がほとんど活かせないけどイチからチャレンジできる環境だと考えました。とてもしんどいだろうなと思いつつ、ここを経験できたらとんでもない人になれるぞって思ったらワクワクしてきたことを覚えています。

失敗から学ぶことを大切にしている世界

ーー実際に入社してみていかがですか。

UGに入って仕事の考え方が変わりました。これまでいた会社は業界や立場上、ミスが許されない世界でした。自分の性格も相まって、どんな仕事も100%でやるのが癖づいていてそのなかでスピードも求めてきました。でも、UGでは「もっと気楽にやりなよ」とか「遅いね、70%でいいから」とか言われるんです。絶対ミスできないという感覚がなかなか払拭できなかったんですが、ついに手続きでミスをしてしまいました。そのとき、ミスをしたけどなんとかなったんですよね。これでも大丈夫なんだとホッとしました。そこから、ミスに対する考え方が変わりました。

ーー長く意識してきたことをすぐに変えるのは難しいですよね。他にも考え方が変わったことはありましたか。

ありますあります。手順書やマニュアルが全然ないことに驚きました。これまでの経験上、管理業務はいかに効率化するかを考えて改善するべきものだと思っていました。実際に前職ではマニュアルをきっちり整備して、自分は手を動かさずに頭を動かすポジションとして他のメンバーと分担しながらとにかく効率よく仕事を進めることを意識していました。でも、UGの総務人事部は違ったんです。自分で調べて考えて経験することを大事にしていて、手順書やマニュアルを確認するのではなく、最新の法律、社内規程を確認しながら、過去の事例を踏まえてその都度対応しています。

ーー私も部署は違いますが、入社当時「手順書やマニュアルが全然ない」って困ったことあります。

そうなんですね。おそらくシェアード社員も同じような感覚を持っていると思うのですが、"ITも企業も変わりゆくもの"という前提があるからこそ、柔軟性を大事にしているのかなと理解しています。とはいえ、何もわからない状態からのスタートだと調べるのも探すのもすごく時間がかかってしまって苦労しました。2年目に入ったあたりでようやく慣れてきて、今は教えることと自分で調べたり考えたりしてもらうことのバランスを取りながら仕事ができるようになってきました。

ーーそこのバランス、難しいですけど大事ですよね。

はい、あとこれも「自ら考え、自ら動き、自ら成長する」UGならではだと思うのですが、IT企業だけどシステム任せにしないようにしています。

ーーどういうことでしょうか。

管理業務専用の便利なシステムは世の中にたくさんあると思いますが、システムが便利になればなるほど判断までシステム任せにすることもできてしまい、「システムで計算したらこうなったから」「システムはこうだから」と自分の頭で考えることをやめてしまいます。それでは本末転倒なので、一人一人が法律や規程などを正しく理解し、なぜこういう結果になったのかなどを自分の言葉で伝えることを大事にしていて、Excelや紙、手計算などもあえて活用しながら仕事をしています。

ーーそうなんですね。それってかなり手間がかかりませんか。

手間がかかる部分もたしかにあります。でも、細かい背景や制度、仕組みをひとつひとつ理解していたおかげで、社員からのあらゆる問い合わせにも自分の言葉でちゃんと説明できるようになったと感じます。会社の規模的にもそろそろシステムを導入してやっていくべき段階になっていて、これまで個人個人の理解度を高めてきたおかげでシステムに頼りすぎないチームが作れていると思っています。ちょうどプロジェクトの真っ只中で、UGの組織や仕組みに合ったシステムを導入するにあたり、どんな要素を大事にすべきかチームで考えながら推進できている実感があります。

会社全体をよくしていきたい

ーー総務人事の業務だけでも毎日忙しいなか、ほかの活動も積極的に取り組んでいますよね。

そうですね。「会社をよくしたい!」という強い想いがあるため、管理本部にとどまらずいろいろなところに顔を出したいと思い、フォーラムコミッティ(※)や部門横断のMTG、須田経営塾などに参加させてもらっています。UG Styleの一環で生まれた「まなしぇあ」「朝会を盛り上げる会」「quality-of-ug-life向上」でも活動しています。

※フォーラム:個人の成長にフォーカスした当社独自の学習グループ

ーーいろいろ参加しているんですね。それぞれ聞かせてください。

はい。最初に関わったのはUG Style推進チームだったと記憶しています。入社当初に熱い想いを伝えたことがきっかけで、どんちゃんからUG Style推進委員会に誘われました。現在はUG Styleという名前の公式の活動はありませんが「みんながもっと豊かになるためには?」「会社をもっとよくするためには?」というテーマで考えて活動することに興味があったので、ぜひやりたいと思い参加しました。

ーーそうだったんですね。UG Styleで生まれた活動への参加きっかけはなんだったのでしょう。

当時は委員会という形式で、さまざまな想いを持ったメンバーが集まり活動し始めました。私は毎週火曜日の朝会に参加していて、せっかく朝みんなで顔を合わせるからそこで得られるものを有意義にしたいと思い、朝会を盛り上げる会に参加しました。

まなしぇあは、これもどんちゃんに声をかけてもらったのがきっかけです。「誰かが自分の学びや強みをシェアすることで周囲のみんなの一助になれたらいいよね」といった会話をしていて、自分ならUGメンバーの所得向上という課題に対して、節税や資産運用などの知見を活かして役に立てるのではないかと思い活動しています。quality-of-ug-life向上も、自分の知見を活かせるのではないかという観点が強いですね。

ーーフォーラムコミッティはいかがでしょう。

フォーラムは、UGの核となる3つの組織のうちのひとつです。管理本部の目線が欲しいコミッティと、会社全体を見渡せるようになりたい自分のニーズがマッチしたので参加することにしました。おかげでUGの「人」についてより多角的に見えるようになりました。総務人事は人にまつわる業務が多いのですが、実際に扱う情報は勤怠などのデータのみです。背景にある事業部の状況や個人の人柄、考え方などに触れられる機会が増えたことで、「こうしたらもっとよくなるのでは?」という改善を考えられるようになりました。特にフォーラムコミッティは総務人事と同じく全社に関わるため親和性の高さを感じます。

ーー全部やりきりたいむーむにぴったりの活動なんですね。最後に、これからの展望を教えてください。

「ゼネラリストかつプロフェッショナル」を目指しています。今は総務人事として経験を積んでいますが、そのうち経理財務領域にも踏み込んで、最強の管理本部をつくってUG全体をサポートしていきたいです。

ーーということは、将来は管理本部長ですかね!?

いや~。今までの経験上、自分が先導者・リーダーになるのはあまり向いていないと感じています。サッカーの集まりでも「キャプテンやってみない?」と言われるけど、言葉数が少ないし背中で見せていくタイプなので違うんじゃないかなって思って「副キャプテンなら・・・」って返事すると周りも「たしかに」って言うんです。自他ともにNo.2が向いているって思っているんです。だからUGの前の職場では、社長の右腕という立ち位置はうまくいっている感覚があったけど、チームのマネジメントをする役割はなんかうまくいかないなって思っていました。でも!UGに入って、トップになったらこうあるべきという概念も変わりました。トップダウンじゃない、みんなフラットな関係のなかでどういう目線を持つかということだと思うので、そういう意味では「管理本部のことなら全部分かる最強の人」になってUGを支えていきたいです。

ーーまさに「とんでもない人」ですね!

そうです。あのときUGを選んでよかったなって思います。もし別の道を選んでいたら経験は活かせていたけど、それ以上のことはできなかったと思います。UGでは新しいことしかやっていないから、なりたい姿=とんでもない人に近づいている気がします。

ーー最強になったむーむが支える未来のUGがどんな組織になっているのか?想像するだけでワクワクしますね。本日はありがとうございました!


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