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【社員紹介】「お客様組織の中の人」と心底思いながら業務をしている

SIerと企業のコーポレートIT部門、いいとこ取りできるのがUG


ーー本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いします。

2018年4月入社のくにです。現在は3社のお客様を担当していて、インフラ関連の提案、設計、構築などの業務を中心に、コーポレートIT全般の業務に携わっています。最近はAWS、GCP、Azure関連の業務が多いですね。

ーーそうなんですね。くにと言えば、お客様と密にコミュニケーションを取っていてお客様からとても信頼されているイメージがあります!

ありがとうございます。そう言ってもらえてとてもうれしいです。でも、それは周りの方に恵まれているだけなんですよ。

今もそうですし、これまでの人生を振り返っても常にそうでした。これまで私を信頼してくれて共に仕事をしてくれた方にはとても感謝しています。

ーー素敵ですね!ぜひこれまでのエピソードを聞かせてください。

最初に入社したのはSIerで、私は某大手企業の汎用機オペレーターをしていました。勉強したくなくて、高校卒業後に進学も就職もせずぷらぷらしていたら、親に「就職しないと家から出すよ!」と言われ、なんでもいいから就職しようと動き始めました。マンガとコンピューターに興味があり、最初は「マンガの編集者がおもしろそう」と考えたんですが、「志望動機を原稿用紙2枚に書いてきてください」という宿題に苦労してしまったんです。その経験から自分は言語能力が低いと認識し断念しました。そこでコンピューター関連の仕事をしようと思ってIT系に絞って応募し、未経験可だった会社に入社しました。

ーー汎用機のオペレーティング業務から始めたんですね!

そうですね。販売、生産のデータを取り込んでバッチ処理してレポートを出す、テープにデータを保存する、BCP用に輸送するなどの運用業務と監視業務を行っていました。

ーーコーポレートITの仕事に携わるようになったのはいつからですか?

数年オペレーターをやってから、ステップアップということでヘルプデスク業務を行うようになりました。Windowsのことは多少わかっているつもりでしたが、ビジネス用のシステムとなると想像していたものとは全然違っていました。「こんなことができるんだ!」という発見の毎日でおもしろかったですね。そのうちサーバー構築にも興味が湧き、「興味があるのでやらせてください!」と先輩社員にお願いして担当させてもらいました。Oracle Databaseを使ってMDMを構築する業務で、データベースに初めて触れて、さまざまなことができるのを見て感動しました。

その後、大手企業の関連会社にコーポレートIT部門のメンバーが足りないということで出向することになり、インフラ関連の保守や構築業務、ヘルプデスクなどのコーポレートIT業務に初めて携わりました。周りの方に恵まれ、社内外の打ち合わせなども同席させてもらったおかげでシステムの全体像が見え、会社組織やビジネスを知る貴重な経験ができました。

ーーそうなんですね。コーポレートITの仕事をしてみて印象に残っている出来事はありますか?

システム構築のプロジェクトを行うときは大手ベンダーに相見積もりをします。数百万、数千万という金額が出てくるのを見て「これ、自分でもできそうだな」と思いました。そこで「1ヶ月プロジェクトを延長する代わりに、私がやっていいですか?」と上司に相談したところ承諾していただき、進めることになりました。自分で学びながら自分でできるようになりたかったし、それでコストダウンができるなら会社にとってもよいことだなと思ったんです。

ーーめちゃめちゃ積極的に勉強してるじゃないですか(笑

そうですね(笑) 仕事を始めてからもっともっと仕事ができるようになりたいと思えたからですかね。

ーーそれを後押ししてくれる周りの方も素敵ですね!

はい!携わっている人たちが本当によい人ばかりでした。

ーー昔から周りの方に恵まれているんですね。でもそれはそういう環境を自分でつくっているのではないでしょうか?

そんなことないですよ!本当に運がよく恵まれていたんです。あえて工夫している点を挙げるならば・・・裏表なく接しているというか、良くも悪くも物事をストレートに伝えるようにしていることでしょうか。自分としては「配慮に欠けていたな」と反省することもあるんですが、考えるより先に素直に喋ってしまう性格です。運よくそれをポジティブに捉えてくれる方が周りにいてくれたんだと思います。

ーーなるほど、くにが周りの方から信頼を得られる秘訣がわかってきた気がします。その後の話も教えてください。

リーマンショックがあり、出向先を離れることになりました。あのときは行き場を失った感覚でした。元の会社に戻り、「案件がなくただいるだけではだめだ、仕事をしないと」と思っていたところ、ある企業で、コーポレートIT部門へアドバイスする案件を担当することになりました。整っていない部分が多かったので、1ヶ月後には常駐して一緒に業務を行うようになりました。その後、他のお客様でも「こうしたらもっと安くできるし、自分でもやれるな」と思うプロジェクトを見つけては自分で提案し、担当のお客様も仕事も増やしていきました。そうやって仕事をしていたある日、発注する側も経験したいなと思う出来事があったんです。

ーー何が起きたのですか?

「ファイルサーバーを入れ替えたい」というお客様のご要望に、費用・技術面ともに自信満々の提案をしたのですが、大手ベンダーに負けてしまったんです。提案に自信があったので、「なんでその決定プロセスに至ったのかな」と疑問に思ったんですよね。

そこで「発注側は何を考えて選択しているんだろう?」「もし自分が発注する側だったらよりよい選択ができるのではないか」と思い、そのお客様企業へ転職し、そのコーポレートIT部門の社員になって発注する立場を経験しました。

ーーえっ!?転職しちゃったんですか?それは思い切りましたね。

今思うと無茶苦茶ですね(笑)

それで入社後にファイルサーバーのプロジェクトにあらためて関わることになり、実際に運用フェーズになると、拠点間での遅延などの問題が発生していたため、私が補足設計を提案・構築して満足してもらえました。「よい仕事ができた」と思えたので再度転職することにしたんです。

ーーそこでUGに入社するんですね!

はい。SIerと企業のコーポレートIT部門の経験を経て、「企業に提案していく立場でありたい」「自分自身でも実務に取り組める立場でありたい」と思っていました。両方のいいとこ取りをできるのがUGだったんです。

ーー実際に入社してみていかがですか?

正直想像していたことと少し違っていたところはありました。ポジティブな違いなので、その違いをとても楽しめています。

採用面談で「フリーランスのような動き方をする」と説明されたけれど、実際はどういう感じだろうと思いながら入社しました。働き始めて、やっぱり完全なフリーランスとは違うわけで、お客様から仕事を受注するにもUGなりのビジネスの流れがありました。またお客様との付き合い方はSIerのように案件ベースで考えるのではなく、長期的なお取引を続けながら、お客様の変化に合わせてそのとき必要な課題に取り組んでいくこともわかりました。

どちらも、やってみるとその方がお互いを知りながら高めあっていけると実感しています。お客様の社内でもUGメンバーでも、多様な強みを持つ人同士、足りない部分を補いあいながら、よりよい仕事ができる。こういう関係でお客様と接することができる働き方にやりがいを感じますね。

お客様と一緒にチャレンジしていく

ーー現在の業務について教えてください。

3社のうち2社では主にインフラ関連の業務を担当しています。どちらもオンプレミスのサーバーをクラウドに移行するプロジェクトを進めてきました。他にもネットワーク更改、ファイアウォール更改、AWSの環境移行なども行いましたね。もう1社のお客様ではファイルサーバーをオンプレミス環境からクラウドに移行するプロジェクトの途中から参画し、今は新しいプロジェクトに関わっています。

ーー前職までの仕事も含めて、インフラ関連、特にシステムのクラウド化が得意分野ということがわかりました!

そうですね。まだまだわからないこともたくさんありますよ。私は最初から細かくドキュメントを作り込んだりするのが苦手なので、要件定義、設計などの仕事をやるのには苦労しました。お客様のやりたいことを聞き、調べながらお客様と何度も相談して徐々に取り組む内容を詰めていく、という感じで進めていきます。

また、ITは日々進化しているので、新しい解決方法もたくさん出てきます。ときには最新の技術を使うのがよい場面もあり、学ぶのが大変です。「絶対にこれで解決できる」と言いきれるものも少ないですし。ローンチされたばかりのサービスや技術はWEB上にナレッジが少ないので、情報収集に苦労します。少ない情報のなかで自分なりに勉強し、試行錯誤しながら何とかやっています

ーーそうなんですね。でも「できるかわからない」という状態で、どうやってお客様に信頼してもらって業務を推進しているのでしょうか?

んん〜、そんな工夫をしているわけではないですが・・・。「お客様と一緒にやっていく、一緒にチャレンジしていく」というスタンスを大切にしているくらいですかね。失敗も成功も共有しながら進んでいく、だから最初から「無理です」という回答はせず、一度はできると信じて一生懸命やってみる。実現したいことが明確にあるならそれに向かっていろいろな方法を試し、何が一番よいのか全力で考える、それだけです。自分を「お客様組織の中の人」と心底思いながら業務をしているので、根っからの「インソーシング気質」なのかもしれません。

ーーなるほど!そういうスタンスが湧き出ていて、しかも裏表がないから、きっとお客様も「この人と一緒にがんばっていこう!」と思ってくれるんですね!

UGメンバー全体のレベルアップにも貢献したい

ーー今後やっていきたいことを教えてください。

たくさんありますね。

今は全社に関わるインフラ系の業務を担当することが多く、そのほとんどはコーポレートIT部門発案でプロジェクトがスタートします。今後は業務部門から出てきた課題にも取り組んでいきたいです。たとえば何か業務上で困っていることをヒアリングして、RPAを使って自動化するなど、実際の業務をしている人の声を聞きながらお困りごとを解決していきたいですね。

あとはUGメンバー全体のレベルアップにも貢献したいです。とくに新卒や未経験で入社したメンバーは、コーポレートITの仕事のなかでも最初は運用業務に時間を費やすことが多いです。運用負荷を減らすことで、多様な業務に触れる機会を創出したいと思っています。

UGに新卒で入社してくれる方は年々増えていて、ポテンシャルが高い人が揃っているなと切に感じます。今一緒に働いているしだしだは、新卒入社5年目。コミュニケーション力や調整力が高くて、吸収力も抜群で本当にすごいなと尊敬しています。年齢関係なく、お互いに刺激しあって働けるので、これから入社してくる人にもとても期待しています!

※お客様ごとに、その企業を支援するメンバーで構成されたグループ

ーー同感です。たくさんのシェアード社員がレベルアップできるよう、盛り上げていきましょう!本日はありがとうございました!


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