不安を乗り越えて。一人で生きていく力を身につけるために
2016年6月入社のナウシカです。私は、前職で図書館の司書をしていました。地元の図書館で本を探している方の案内をしたり、児童への読み聞かせなどが仕事でした。当時実家に住んでいたのですが、あるときふと、「いつまでも実家にいるわけにいかない。一人で生きていける力を身に付けないと!」と思い、実家を出る決意をしました。
図書館司書は正社員の採用がほとんどないため、どうしようか考えた末、新卒時代に働いていたIT業界に戻ろうと決めました。
UGは転職サイトで見つけました。
コーポレートエンジニアという職種は未経験でしたが、IT業界で自立できそう、かつカジュアルな服装で働ける雰囲気のUGに魅力を感じたので応募してみました。できれば働くときはスニーカーにしたいと思ってたんですよね(笑)。
採用面談で話を聞き、働く場所は別々だけど、つながりが強く、相談できる人が社内にたくさんいることを知りました。とはいえ当時は30歳。未経験の仕事に飛び込むのはとても不安でした。それを採用面談のなかで採用責任者の高井さんに相談したところ、「不安なら勉強してITパスポートを取ったらいいんじゃない?」とアドバイスいただきました。「9割取ったら採用してください!」と勝手に宣言して勉強し受験しましたが、少しだけ目標点数に届かないという結果に終わってしまったんです。「こりゃだめだ」と思っていたのですが、高井さんは「9割とらなきゃ採用しないなんて言っていないんだから来ればいいじゃん」と言ってくださったんです。
「いいんですか?じゃあ入社します!」と、入社を決めました。
未経験からスタートしたUGでの軌跡
「さあ、働くぞ!」と意気込んで入社したのですが、当時は今と違ってお問合せいただく企業が少なく、継続できる担当企業が2ヶ月間決まりませんでした。なので、営業に行ったり、短期でWinodwsのOSアップデートやセキュリティツールのアップデート対応などをしたりして過ごしていました。
2ヶ月してようやく決まったご支援先は、メガベンチャーと呼ばれるような企業A社のITサポートでした。大きい企業なので部門ごとにきっちり役割が分かれており、私はIT資産の購買と管理をする部門で働きました。クリエイター用のソフトウェアを購買したり、ライセンス管理したり、アプリリリースのためのテスト用iPhoneを管理するのが仕事でした。
管理用の部屋にすべてのOSバージョンの端末が全部で100台程度あったのにはびっくりしました。普通に生活していて100台のiPhoneなんて見ることないですよね(笑)その企業には2年半ほど常駐してご支援しました。
その後は、ITと不動産の事業をしているベンチャー企業B社で3ヶ月ほど、コーポレートIT部門の立ち上げを経験、2019年の3月からビッグデータを扱う700名ほどのC社でコーポレートIT業務を担当するようになりました。現在はC社をご支援しつつ、別のお客様先D社でIPO支援を行っています。C社をご支援する際は苦労しました。それまでコーポレートITの運用全般の業務を経験していなかったからです。C社はセキュリティもIT統制もしっかりしている企業。UGに求められているレベルも高かったんです。「シェアード社員」サービスは決して安くありません。なのでその金額に見合う即戦力を求められていたんです。ですがC社できちんとパフォーマンスを出したかったので、C社の担当者様との顔合わせ時に「3ヶ月後の私を見て継続するかどうか判断してください!」と言ってがむしゃらにがんばりました。その結果、3ヶ月後も継続したいとの要望をいただき。3年経った今は単価もアップしてご支援を続けています。
今は複数社掛け持ちでご支援をするようになりました。いろんなフェーズのいろんな会社を知れるのがいいですね。上場企業を担当しながら、非上場企業で上場の準備のご支援をできたりする、これはUGの仕事の特徴の一つだと思います。
1人前を目指して。目標とする人たちの近くで刺激を受ける日々
今はUG6年目、もうすぐ7年目です。
もともと一人で生きていく力を身に着けたいという思いがあり入社していますが、まだそれは身についていないと思っています。私が思う「一人で生きていける人」とは かんちゃんのような人です。会社全体を俯瞰したうえで必要な対応をスマートに説明できるコーポレートエンジニアですね。例えば、IPOを目指すお客様には、決裁権者に対して会社全体を考えた多角的な視点をふまえてコーポレートIT戦略を的確に説明し、実現に向けてスケジュールをパーンと綺麗にひける。部門内のプロジェクトマネジメントをしながら、関係各所と調整を行い、ピンチのときは自分自身も動くなどの実行力を持っている。そんな風になるのが目標です。今はヘルプデスクを長くやってるためか、目の前の相手がいいと思うようにやってあげたいと思ってしまいます。それも大事にしながら、大きな視野で提案できるようになれたら一人前になれると思います。そのために、目標とする人たちと身近で働けたり、一緒に勉強できたりするUGはとてもありがたいと感じています。