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【社員紹介】利益より先に顧客体験から考える。体温が宿る建物で働くということ

UDSでは、個性を活かし“自由に”働いているメンバーが多い。何がきっかけで自由を求め、どう自由を表現しているのか。

今回紹介するのはプロジェクトデザイン事業部 『SOKI ATMAI』運営の小笠原康太。これまでたくさんの仕事や大病を経験したうえで、UDSに入社しています。UDSで働きながらSNS運用や写真撮影の副業もしている彼に、UDSで働くことの魅力や、どんな人と一緒に働きたいのかなどを聞きました。



今まで悩んでいたことは人生というゲームの上の話だった


──小笠原さんはUDSに中途入社とのことですが、新卒ではどんな会社に入ったんですか?

就活の時には自分がやりたいことが分からなかったので、一緒に働きたい人と働こうと思って、面接をたくさん受けた中で見つけたホテルの運営会社に入社しました。英語を話せる仕事がしたかったし、今思えばその頃からまちづくりには興味があった気がします。その会社はホテル事業部ができたばかりで、自分達で文化をつくっていけるのも面白そうだなと思っていました。



──入社してから具体的にどんなことをしていたんですか?

何も決まっていない状況だったので、オペレーションの構築からマニュアル作りまで、あらゆることをしました。人も足りて無くて、清掃をしたりフロントを一人で回したり…… 残業もたくさんしていたけれど、1社目だから何が正しいか正しくないかもよくわからなかった。もちろん学べることもたくさんありましたが、そのうち体調を崩してしまって辞めました。

その後すぐコロナが拡大し、知り合いの飲食店や植物屋さんを経験したあと、富山県のまち宿で働き始めました。そこは素敵な場所だったんですけど、僕に病気が見つかった。そこは住み込みのアルバイトだったので、もしまた再発したときのために社会保障に入れる仕事にしようと思って、別のECの会社に転職しています。


──病気をきっかけに、職場選びの考え方も変わりましたか?

2回の大病を経験していて、1回目と2回目では感情の変化がかなり違いました。1回目が富山県にいる時で、2回目がECの会社で働き始めて3ヶ月くらいたった時。

1回目の時は、お金って大事だなと改めて思いましたね。お金がないと心身の健康が損なわれる。体が弱っているのに不安な状態が続くと辛くて、お金が安定して入ってくることの大切さに気づきました。2回目は半年くらい入院して、当たり前のことだけど、今まで悩んでいたことは生きているからこそ悩むことが出来たことだったんだなって。そこから自分が心から喜べることに人生を使っていきたいと思うようになりました。好きな人達と関わって、やっていて嬉しいことをやりたいと考えるようになります。



──それはなぜですか?

今までは人の目線が気になるタイプで、「人にどう思われるんだろう」とか「こうあるべきなんじゃないか」と考えて生きてきたけれど、そういうレベルではない生活になって、今までの感情は恵まれた環境にあるから享受できていたと気づけたんだと思います。

そこから自分が喜べる仕事を探すために、ハーブティーのブランドや個人でやっている写真撮影の仕事など、同時に4〜5つぐらい仕事をしていました。どの仕事も好きだったけれど、中途半端にいろんなことに関わってるのはよくないし、共感できるチームと関係性を積み重ねていきたいと思ってUDSに入社しています。



僕が一緒に仕事をしたい人と、会社として仕事がしたい。

──UDSは以前から知っていたんですか?

そうですね。SOKIのコンセプトは魅力的だったし、UDSの施設やサービスも快適な設計がされていていいなって思っていました。実際に面接で話してみたら、決まってないこともまだまだあって、自分で企画をやりたいと思ったらやらせてもらえる環境も入社の決め手になりました。



──会社の安心感もあり、裁量も与えられる。そして向かう方向性や空気感が好きな感じだったんですね。実際に入社してみてギャップはありましたか?

大きな会社っぽくなくて、体温のある感覚がありました。今までの会社では「この数字が伸びるから、このプロジェクトやらせてください」が当たり前だったけれど、UDSでは「お客様にこういう体験を作りたいから、このプロジェクトをやります」で進んでいる。それはすごく新鮮でした。


──確かに。UDS Styleにある「エンドユーザー目線」は大事にされていて、その上でどう利益を生み出すかを考えている印象があります。

順番が一般的な企業と逆なのかもしれないですね。理想とする顧客体験を叶えるうえで、どうしたらマネタイズできるか考える。みんながそこに向かって動いているので、誰かの目線を気にしないで済むのは嬉しいです。提案に対して「それ良いね」と言ってくれる人がいて、心が健康的な感じがします。


──入社してからはどんなことをしてきましたか?

接客などの通常オペレーションのほかに、オペレーションの改善や広報で使う写真撮影、館内で流すプレイリスト作成などをしました。もともとカルチャーなことやSOKIの雰囲気が好きだったので、その季節や時間帯のSOKIに合うアーティストの音楽を考えて、プレイリストを作っています。

これからは企画をたくさん実行していきたいと思っているんです。その中でも本をテーマにしたイベントを開きたいと考えていて、SOKIの雰囲気に合いそうな本屋さんを呼べたらと思っています。



──他のホテルさんに比べて企画やコラボが多いのかなと思います。現在はどのぐらいの頻度でやってるんですか?

2〜3ヶ月に1回くらいですかね。最近の僕の目標は、「公私混合」です。僕が一緒に仕事をしたい人と、会社として仕事がしたい。

企画のいろんな調整や交渉、マネタイズの話とかもまだまだ力不足で、UDSだから学べることも多いと思っています。UDSのいいところは、社内に全く違う会社みたいな動きをしてる人達がいて刺激がたくさんあること、相談できる人が周りにたくさんいることだと思います。



いてくれるだけで嬉しい。その上でどう自分を表現するか。


──「企画」「設計」「運営」が同じ会社にいるのは、働く上でメリットになっているんですね。

ずっと拠点にいるとその世界から広がらないけれど、企画や設計のメンバーがいるといろんな相談ができますね。「ブランディング的にどうですか?」といった話がすぐにできて、企画のクオリティが上がりやすいし、スピードも早くなる。「ここにこんな家具が欲しいです」って雑談から、実際にソファーが作られたこともあります。

あとは、つくって終わりじゃなくて、つくった人も大事にしてる空間っていうのは愛着が湧きます。企画の方が来て植物の世話をしているのを見ると、ちゃんと愛されてる場所なんだなとか、体温がある場所なんだなって感じられる。


──他のホテルでも働いていた小笠原さんからみて、SOKI ATAMIで働く良さって何かありますか?

コンセプトや価格帯の観点から、チェックインが夜中まで来ないのは良いですね。企画の人たちがこれまでの運営から学習して設計していて、大体日中の3時間くらいでチェックインが済み、それ以外は企画や事務の仕事ができる。そういった背景から、本当に残業させようとしないし、残業したことを褒められない。基本的に業務の中で全てやるのも、さっぱりしてていいです。



──どんな人がこの会社向いてますか?

会社の持っているリソースを活用して、自分でやりたいことやっていくひと。自分のやりたいことをやらせてくれる会社だと思うので、自分でやりたいことがある人や、それがUDSのやってるブランドに近い人は向いてるかなと思います。スキルより自分の好きがしっかりあれば、業務と結びつけられる。例えば料理好きとか写真好き、アート好きとかですね。


──最後に、UDSで働くことに興味を持ってくれているひとたちになにかあればお願いします。

まずは仲間として一緒に働いてくれてるだけで感謝されるってなかなかないし安心感がある。その土壌がありながら、その人がやりたいことをやるっていうのはバランスが良い気がしています。だからこそ何かやりたいけど悩んでる方には、一度来てみたらいいんじゃないかなと思います。




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