個性あるツクルバメンバーひとりひとりのこれまでのストーリーや想いを紐解く「ツクルバメンバーズ!」。ツクルバには、ビジョンに共鳴し、欲しい未来を実現しようとツクルバに仲間入りしてくれた新卒メンバーがたくさんいます。「#ツクルバメンバーズ新卒編」シリーズでは、そんな内定者・新卒メンバーの学生時代や入社までの経緯を紹介していきます。第二弾は、2019年4月に新卒入社した西岡佳樹をご紹介します。
西岡 佳樹(にしおか よしき)
奈良県出身。神戸大学大学院人間発達環境学研究科卒業。
学生時代は、ライフイズテックを中心にテクノロジーや教育の分野で様々な活動に取り組んだ。2019年4月、ツクルバに新卒入社。現在はcowcamoプロダクト部にてPM見習いとして勤務。
教育・プログラミングに関わる中で気づいた、場の持つ可能性
大学に入った当初は学校の先生になりたいと思い、数学の教員免許が取れる学部へ入学。しかし大学4年時、進路選択が迫ったタイミングで、自分はなんとなく教員になりたかっただけで、明確な軸を持っていなかったことに気づき、考える時間が欲しくて大学院へ進学しました。
その中で、プログラミングや動画制作を通じて自分の想いをカタチにする創造力を育み、五教科だけでは測れない子どもの可能性を伸ばしている点に惹かれ、ライフイズテックに関わることに。中高生を対象に、メンターとしてITでのものづくりやプログラミングのサポートを行ないました。
子どもたちと接する際に大切にしていたのは、まず「失敗してもいいからどんどん挑戦してみよう」というメッセージを伝えて、子どもたちの挑戦や成功をとにかく承認すること。そして一人一人のオリジナルな発想を尊重しながら、互いにアドバイスし合う環境を作ることです。
活動する中で、場の持つ可能性に気付く機会が何度もありました。例えば短期プログラムでは、参加する前はプログラミングを一切やったことのなかった子どもが、5日後にはオリジナルのアプリを作って発表するところまで成長するのです。また、プログラム後も長期的にプログラミングを学び続けるようになった子どももいました。挑戦が承認、失敗が受容される環境で、仲間とリスペクトし合いながら切磋琢磨する場が、子どもたちの成長のきっかけを生み、可能性を拡げたんだと実感した瞬間でした。
ツクルバとの出会いと葛藤
就活が迫り、少しずつ自分が何をしたいかを真剣に考えるように。その中で、これまで取り組んできた教育やプログラミングというテーマと直接関わる仕事でなくてもいいのかもしれない、と感じるようになりました。
プログラミングはあくまで手段であり、大切なのは選択肢を与えることによって、その人の可能性を拡げることです。また、より長い未来が待っている子どもを対象に、と当初は考えていましたが、色々な人が自分らしく伸び伸びと生きていることは、子どもが憧れ、将来目指したくなるようなロールモデルとなる大人が増えることにも繋がるはず。それは結果として、子どもにもいい影響を与えるだろうとも感じました。
ぼくにとって最も大切だったのは、根底にある「人々の可能性を最大限に拡げる」というビジョンです。なので、就活当初に描いていたITメガベンチャー企業でのエンジニア職というキャリアや教育系企業でのキャリア以外にも自分に合った選択があるのでは、と悩みました。自分が教育の活動を通じて感じた場の力をどう活かすのか、どんな選択が新卒というタイミングの自分にとって最適なのか。そんなことに迷いながら、就職活動をしていました。
そんな中で、知り合いが転職するきっかけで知ったのがツクルバの存在です。ぼくが可能性を感じた「場」について、「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる」というミッションの中で言及されている点。そして、プログラミング教育で大事にしていたことと重なる「実空間と情報空間の横断」というキーワードなど、ぼくのこれまでの活動と繋がるところがたくさんあり、強く共感できました。
しかし当時は、エンジニアとしての就職も検討していたことや、いつか教育に直接的に関わる仕事をしたいという想いもあり、入社するかどうかは正直めちゃくちゃ悩んでいました。
入社の決め手ービジョンの繋がりと多様な環境ー
すごく悩んだ中で、最終的に納得してツクルバへの入社を決められた理由の一つは、自分の欲しい未来(ビジョン)とツクルバの欲しい未来の繋がりです。
ぼくの欲しい未来は「人々の可能性を最大限拡げる」こと。世の中に存在するが知られていない選択肢を届けたり、世にまだないけど必要とされている選択肢を生み出すことで、人々の可能性を拡げられると信じています。その一つの実践として、ライフイズテックでプログラミングという選択肢を子どもに届け、子どもの可能性を拡げることがありました。
そしてこの想いは、ツクルバが掲げている「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる」というミッションと根っこで繋がっています。具体的な事業を見ても、例えばカウカモが届けているのは、リノベーション住宅という今まであまり知られていなかった選択肢。それを届けることによって人それぞれの自分らしい選択を後押しして、人々の暮らしの可能性を拡げているのです。
また、ツクルバはビジョンを大切にしながら、社会課題をビジネスで解決することに挑戦しています。ただお金を稼げばいいのではなく、ビジネスによって世の中の課題に持続的にアプローチしていく。そんなチャレンジからは、世の中の「半歩先」を進んでいるように感じられました。当時はまだ80人くらいの組織でしたが、そんな会社の一員として、これから少しずつツクルバが世の中に認められていく過程をメンバーと一緒に歩んでいきたいと感じたのです。
もう一つの決め手は、メンバーの多様性でした。ツクルバには、エージェントからエンジニア、建築士まで職種における多様さだけでなく、一人一人が自身の欲しい未来とユニークなこだわりを持って社内外問わず様々な活動をしているメンバーばかり。そして誰と話しても、それぞれの欲しい未来の真ん中には「場の発明」というツクルバのミッションがあり、根っこでは繋がっているんだと感じられます。
仕事においても、お互いの仕事へのリスペクトを持ちながら、求めると丁寧にアドバイスしてくれる。そんなメンバーとなら、楽しく関わりながら、自分の想いだけでは届かなかったところに行けるかもしれない、と思っています。
責任を持って、できることをどんどん拡げていきたい
今は、カウカモ事業部のプロダクト部で、PM(プロダクトマネージャー)見習いとして働いています。お客様の自分らしい住まいの選択を後押しできるサービスにするための要件定義や企画提案が主な仕事です。
仕事外でも、ツクルバの人たちは仕事への専門知識や、ライフスタイルへのこだわりを持った面白い人ばかりなので、部署や職種を超えて積極的にランチや飲み会を開いて楽しんでいます。
実際に入ってみて、入社前のイメージとのギャップはほとんどありません。互いに尊重し合いながら助け合う環境で働くことができてとても幸せだなと感じ、自分もその一員として責任を持ちたいです。
一方で、個人としてこれから向き合っていきたい課題も当然あります。例えば、メンバーみんながプロダクトに対する強い想いを持っている中で、PMとして、プロダクトのビジョンを示すことはまだまだできていません。また、プロダクトの課題を解像度高く捉える際に時間がかかってしまいがちなことも、課題の一つ。
そんな個人の課題と取り組みながら、今後はまずカウカモというサービスを、PMという職を最大限活かしてもっともっと大きくすることが目標です。暮らしの選択肢を充実させることで、1人でも多くの人が自分らしく生き生きと暮らせる世界が実現されます。サイトやアプリを見て「いいカモ!?」と妄想するところから実際に契約して住んでみるところ、さらにはライフステージの移り変わりに合わせて違う家に住み替えていくまで。人生のあらゆる段階において、継続的・永続的にサポートができるサービスにしていきたいと思っています。
また、教育事業も将来的にやってみたいことの一つです。ツクルバなら、色々なものに好奇心を持ち、人とコラボレーションしながら自分らしく学べる場を作れるはず。同じようなビジョンを持った会社とツクルバの強みを掛け算してやってみるのも、よりインパクトがあるものが生まれて面白そうです。そのためにも、まだまだ未熟な自分にできることをどんどん拡げていきたいと思っています。