株式会社ツクルバ

ブランドの体験ができる働く拠点 カウカモ事業の拡大に伴い、恵比寿に新しいオフィスをオープン。 新オフィスは営業拠点と接客拠点を融合させたオフィスとなっており、cowcamoらしさが詰まった空間となっている。 「カウカモエージェントとしての振る舞いが滲み出てくるエージェントのための空間」, 「カウカモらしいブランド体験ができる接客の空間」をテーマにデザインした。 来客エリアは、上質なサービスを得られる期待感を演出し、 カウカモがもっているテック感、カルチャーを素材やサインデザインで表現した。 また、カウカモの物件に合わせたライフスタイル（内装）提案サービスを魅せる空間として、そのライフスタイルを一覧できるアーチの壁が連続する印象的な空間を作った。ここでは「１つだけではない色んな暮らしがカウカモでは実現できる」という意味を込めている。 そして連続するアーチの壁の奥に、ライフスタイルは無限にあることをイメージした「TOMORROW」と書かれたミラーに無限に反射する象徴的なネオンサインを配置。 TOMORROWには「”明日”が積み重なっていくことを意識し、生きていくことが豊かな生活につながる」という意味が込められている。 ワークスペースとしては「コミュニケーションを軸に一体感のある組織をつくる」というテーマを掲げ、オープンなワ ークスペースの中にコミュニケーションボードの設置やMVVを掲示し、組織としての一体感が感じられるように設計した。

境界と繋がりのデザイン シード・アーリーステージのスタートアップ向けのセットアップオフィスの設計。 壁で囲われた「個室」と、個室に隣接する「オープンスペース」を自社専有スペースとし、 オープンスペースの気積や視線の繋がりをシェアする事で、テナント専有面積を多く保ったまま、空間の豊かさの享受と入居者同士の繋がりを生む場をデザインした。 オープンスペースは「デッキ・テラス」とし、入居者ターゲットに併せ、１階と２階の「デッキ・テラス」の配置プランやデザインを変えている。 １階デッキは、入居者同士の接点の場となるよう、テナント区画ラインに柵は設けず、デッキの割幅・張り分けや、ベンチ・階段の段差でさりげなく境界を明示し、空間は一体的に見えるデザインとした。 ２階テラスは、社内コミュニケーションに焦点を当て、会議や気分転換の場所として利用できる空間として、個室とは性質が異なるフレキシブルな場を窓側に配置した。 全体のカラートーンは、知的でストイックな働き方を目指す施設として、既存躯体表しをベースに、黒フレーム・黒半透明フィルムで力強さを現し、境界部分に木を設えることで、視覚的にデッキテラス意識させるデザインとして、温かみのある空間を交えている。

五感が刺激される空間 2021年5月に東京・竹橋へと移転した丸紅株式会社新社屋において、9F～20Fにわたる新しいワークプレイスが竣工。 丸紅のワークプレイスは、全体コンセプトを“Chain”とし、3つの「場 」を創出。 “Circle”　組織の一体感につながる「場」 “Huddle”　チームの戦略的情報共有につながる「場」 “Round”　新しい価値創造につながる「場」 ツクルバは、ワークスプレイス各フロアの一部にあたる“Round”スペースについて、設計デザインを担当した株式会社カッシーナ・イクスシーに、空間設計で協力。 デザインコンセプトである、「五感が刺激される空間」を実現するために、フロアごとに3種類のテーマを設定し、カラースキームやコーディネートに反映することで五感を刺激し気分を切り替えることのできる空間を作った。この空間では、そこに集う社員が心を開放し、課題に向き合い、アイデアを熟考することで知識やアイデアを円熟させ、いつもと異なる角度から多面的に物事を捉えることで、新しい発見に繋げることを目指している。

空間と照明でつくる場の多様性 豊富な照明商品で豊かな環境・空間・体験を創造しているYAMAGIWAのオフィスのリニューアル計画。３フロアある執務空間の改修を担当した。 設計スタート時に社員ワークショップを開催し、「YAMAGIWAの価値創造の場」としてオフィスの在り方を検討し、フロア毎にフリーアドレスの役割を定めた。 ４階はライブオフィスとして計画。多様な照明を配置し、家具と内装だけでは作れない、光のトーンが組み合わさった表情が豊かな環境とすることで、社員が場のイメージを受取り利用できる「照明でつくる働く場の多様性」を体現できる空間とした。