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ふるさと納税の”本来の意義”を考えるイベント「ふるさとチョイスAWARD 2023」開催レポート 後編

2024年3月16日(土)、都内某所にて、ふるさと納税の優良な取り組みを表彰し、地域の職員や事業者を応援するイベント「ふるさとチョイスAWARD 2023」を開催しました。

当イベントの広報を担当した遠藤がお届けする、レポート記事もいよいよ最終回。前編中編に続き、今回の後編では、最後の部門である『未来につながるまちづくり部門』のプレゼンテーションと、結果発表をお届けします。
(※文中の所属・肩書・役職等は全て掲載当時のものです)

未来につながるまちづくり部門のプレゼンテーション

「ふるさとチョイスAWARD 2023」、最後の部門は、ふるさと納税を活用した未来につながるまちづくりを表彰する『未来につながるまちづくり部門』です。

まずは、北海道赤井川村 総務課の末次 司さんのプレゼンテーションからスタートです。
令和4年に路線バスが撤退した赤井川村。ガバメントクラウドファンディング®と、企業版ふるさと納税の寄付金で購入した「むらバス」を持続可能な公共交通モデルとして確立させた取り組みについて発表されていました。
「バスを走らせること」を目的とするのではなく、村で暮らす人々が「バス運行によって暮らしやすさが向上する」という強い想いを持って取り組まれた、とのお話が印象的でした。

審査員の株式会社YeeY 共同創業者/代表取締役の島田さんからは「目的意識をぶらすことなく取り組まれたことがすごい」というコメントが寄せられました。

エントリー内容はこちら:https://award.furusato-tax.jp/2023/entry/65

お次の登壇者は宮崎県高鍋町市 高鍋町役場地域政策課ふるさと納税室 永利 暢宏さんです。
高鍋町の名産品・キャベツを使用した餃子を押し出し、義務“餃”育というキャッチーな企画名で、ガバメントクラウドファンディング®で寄付金を募り、地元の小中学校に餃子を提供したり、餃子の美味しい焼き方教室を開催するなど、文字通り餃”育を実施したユニークな取り組みについて発表しました。

審査員の面白法人カヤック 執行役員/ちいき資本主義事業部長の中島さんからは「キャベツから餃子へと思いっきりシフトしていて面白い。今後、餃子だけでなく宮崎県高鍋町への偏愛っぷりが感じられるストーリーも付け加えていくこともできるのでは」と、未来への期待も。

エントリー内容はこちら:https://award.furusato-tax.jp/2023/entry/6



本イベント最後の登壇者は高知県日高村 日高村役場企画課 /一般社団法人nossonの安岡 周総さんです。
ふるさとチョイスAWARDでは、プレゼンテーションに入る前に、毎回その地域や取り組みを紹介する映像が流れます。安岡さんの場合は、職員の方たちとともにスーツ姿で川に入って水をかけあうユニークな様子が!本編に入る前から、日高村の元気で楽しそうな雰囲気が伝わり、心を掴まれてしまいました。
プレゼンでは、地元の名産品である「シュガートマトカラー」のお洒落な眼鏡をアピールして会場を盛り上げつつ、関係人口を創出するため「いきつけからはじめる、地域の学びと仕事『いきつけいなか』」のサイト立ち上げについて紹介されていました。

エントリー内容はこちら:https://award.furusato-tax.jp/2023/entry/82

いよいよ結果発表…!

全自治体・事業者によるプレゼンテーションが終わり、審査員による審査結果の発表です!
どのプレゼンテーションもとても魅力的で、大賞受賞となるのはどの自治体か、私自身もドキドキしながら見守っていました。

まずは『チョイスルーキー部門』の発表



チョイスルーキー部門の大賞は、秋田県小坂町 総務課企画財政班の木村 卓泰さんです!

「まだ信じられないですが、大賞受賞できて本当にうれしく思っています。このプロジェクトに携わっていただいた関係者の皆さん、寄付をいただいた皆さん、応援してくださった皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます」とコメントをされていました。
同じルーキー部門の登壇者である島根県海士町の岩見さんと茨城県笠間市の村上さんが、木村さんへ心から拍手を送っている様子に感動しました。

次に『チョイス事業者部門』の発表


チョイス事業者部門は愛媛県愛南町の有限会社ハマスイ 濵田 嘉之と愛媛県立南宇和高等学校 浅野 希央さんが受賞されました!
「今日のこの発表で愛南ゴールド真鯛と愛南町をたくさんの方に知っていただけてうれしいです。これからも頑張っていこうと思います」という浅野さんが力強いコメントと、壇上でのお二方のはじける笑顔がとても素敵でした。


『チョイス自治体職員部門』発表



チョイス自治体職員部門は京都府宇治田原町 企画財政課の勝谷 聡一が大賞受賞です!
4回目のエントリーでノミネートされ、大賞を受賞された勝谷さん。
「寄付者の方々の賛同があったからこそ、取り組みを強く推進していくことができました。多くの方の想いを子どもたちに届けられるよう頑張っていきたいです」とコメントされていました。

最後は『未来につながるまちづくり部門』



未来につながるまちづくり部門は北海道赤井川村 総務課の末次司さんが受賞されました!
噛みしめるような表情でトロフィーと表彰状を受け取った末次さんは「(大賞を)取れるとは思っていなかったです。皆さんのおかげで大賞を受賞できたので、この場を借りて皆さんにありがとうを伝えたいと思います」と受賞コメントをされていました。

株式会社トラストバンク 代表取締役 川村さんの総括

イベントの締めくくりに川村さんが「人生をかけて地域で活躍されている職員さん、事業者さんがたくさんいらっしゃいます。それがなかなか伝わっていない。そこをトラストバンクとしてもっと知ってもらうような活動をしなければいけないと思っています」とお話しされ、「ふるさとチョイスAWARD 2023」は無事閉会しました。


全3回に渡るふるさとチョイスAWARD 2023のレポートは、いかがでしたでしょうか。
ふるさとチョイスAWARDは寄付金の使い道の大切さを伝えるためのイベントです。
私は今年初めてこのイベントに関わりましたが、自治体さん・事業者さんの熱量に触れることのできる貴重な体験となりました。

このレポート記事を通じて、ふるさと納税の寄付金の使い道に興味関心を持ってくださる方が少しでも増えたら、とても嬉しいです。

読んでいただき、ありがとうございました!


<関連ページ>
・「ふるさとチョイスAWARD 2023」開催レポート
前編 中編

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