- 未経験歓迎
- PM候補/BizDev
- フロントエンドエンジニア
- Other occupations (2)
- Development
- Business
私たちは「世界の『不』を解消し、人の心を豊かにする」という理念のもと、利益追求だけにとどまらず、“社会にどう貢献できるか”を常に問い続けてきました。
私たちの仕事は、目の前の課題を解決するだけでは終わりません。その先にある、関わるすべての人々の心が豊かになる未来を創造すること。それこそが、私たちの存在意義です。
今回は、代表取締役の橋本社長に、トライビートならではの強みとこれからの挑戦についてお話を伺いました。
【プロフィール】
橋本 健彦:代表取締役社長。大学卒業後、株式会社電通に入社。約20年間、広告・メディア領域で放送局担当やメディア企画、大手ICT企業の営業・事業開発・CRMプロジェクトに携わる。2017年には東京2020オリンピック・パラリンピックの事業開発にも参画。2024年にトライビートにジョインし、2025年4月より現職。
経験のすべてを、次の挑戦へ。トライビートに込めた決意
――まずはトライビートの代表に就任した経緯と、大切にされている思いをお聞かせください。
もともと私が前職の電通を志したのは、中東・アフリカ諸国などで「越境EC」を活用したビジネスを展開したいと思ったからです。ただ、広告会社でのECはプロモーション領域が中心で、自ら商品を選定し販売戦略を立てる貿易ビジネスとは少し異なりました。自分の手で価値を創るビジネスに挑戦したいと考え、電通を退職。その後、現会長の佐藤との縁でトライビートに出会いました。
独立を考えていた私に対し、佐藤から「トライビートの環境を活かして、自分の目指す事業を形にしてみては」と声をかけてもらい、共感して取締役社長CEOとして参画。2025年4月より代表取締役社長に就任しました。
トライビートは創業以来、時代の変化に柔軟に対応しながら、“お客様の課題をどう解決するか”を軸に成長してきました。しかし、テクノロジーや顧客ニーズが急速に変化する今、この延長線上だけでは限界があります。だからこそ、社員一人ひとりの人間性を高め、スキルを広げ、提供価値のクオリティをさらに高める必要がある。そのような思いを原動力に、トライビートを次のステージへ導く挑戦を続けています。
――トライビートが創業以来培ってきた「強み」や「受け継いでいくべきDNA」はどのような点にあるとお考えですか?
当社の最大の強みは、何よりも「顧客第一主義」を徹底していることです。クライアントの思いを自分ごとのように捉え、最後までやりきる。その姿勢こそが、創業以来受け継がれてきたDNAだと思います。
私が代表に就任後、経営理念や企業理念を改めて整えました。そのなかで掲げているのが「先仁後利(せんじんこうり)」という言葉です。まずは人のために尽くし、その後に利益がついてくる。クライアントに寄り添い続けていれば、その真摯な姿勢は必ず伝わり、最終的に数字という形でも返ってくると考えています。
そしてもうひとつ大切にしているのが、「とにかくやってみる」という挑戦の精神です。私たちの仕事の根底にあるのは、エンドユーザーがどれだけ幸せになってくれるかという視点です。それが、企業理念である「世界の『不』を解消し、人の心を豊かに」という言葉にもつながっています。
Techとプロモーションの融合が生むトライビートならではの強み
――トライビートのビジネスモデルの特徴を教えてください。
当社の強みは、「Tech事業(ITコンサル・システム開発、運用、保守)」と「Creative Communication(CC)事業(プロモーション領域の課題解決)」が一体となった、「OMO(Online Merges with Offline)」というサービスモデルです。
たとえば、Tech事業から始まったシステム開発のプロジェクトが、最終的にCC事業によるプロモーションやブランディングのアウトプットにつながる。そんな連携が日常的に生まれています。
両事業は常に相乗効果を意識しています。単にシステムを開発するだけでなく、その先でエンドユーザーがどれだけ喜ぶかを考える。そのためには、テクノロジーの力とプロモーションによる「伝える力」が欠かせません。
クライアントの立場からも、開発から運用、プロモーションまでを一気通貫で担う企業は多くありません。オンライン・オフライン両面で支援できる当社だからこそ、要件定義から実行、発信までを一貫してサポートでき、スピード・コスト・クオリティの面でも大きな価値を提供できています。
――両事業の連携により実現された具体的な取り組み事例を教えていただけますか?
代表的な例が、私も全体統括を務める「ジャパンモビリティショー」です。自動車業界をはじめ多くの企業が連携する大規模プロジェクトで、空間設計・デザインや出展者管理などのプロモーション領域から、企業同士をつなぐデジタルプラットフォームの開発まで手がけています。リアルとデジタルの両面を支える当社ならではのアプローチですね。
また、大手電力会社様の会員向け基盤開発では、システム構築から会員サービスのプロモーションまでを一気通貫で担当しました。開発と発信を同じチームで進められることで、クライアントの思いをぶらさず、スピード感をもって形にできます。これもTech事業とCC事業が一体となるトライビートならではの強みです。
変化に挑み、事業とサービスを進化させる
――これから会社をどのように成長させていきたいですか?
まずは既存事業のベースラインを約20%向上させることを目標にしています。一方、当社の業務は受注型案件が大半で、外部環境に影響されやすいのも事実です。そこで現在、「越境EC」をはじめ、環境装置の開発やIP販売など新たな自社サービス開発事業にも挑戦しています。
当社では月に1度、全社員で意見交換を行い、各部門から課題や成果を共有しています。そのなかで私が伝えているのは、「餅は餅屋であってはならない」ということ。餅屋が餅屋のまま続けられるのは稀で、その裏には誰にもまねできない技術やノウハウがあります。
だからこそ、時代や環境に適応しながら事業を変革し、サービスも進化させる。この感覚を社員全員が持ち、トライビートを新たなフェーズへ進化させたいと考えています。
――その目標を達成するために、どのような制度を導入していますか?
ひとつの取り組みが「プロジェクト採算制」です。一般的には部門ごとで採算管理を行うケースが多く、自分のプロジェクトが赤字でも他のプロジェクトが黒字なら評価が上がります。しかし、プロジェクトに携わるメンバーの視点からすると、それでは不公平です。そこで当社では、部門単位ではなくプロジェクト単位で成果と評価を追求する仕組みにしています。
この制度の目的は、単に仕事をこなすのではなく、一人ひとりが主体性を持ち、プロジェクトをより良い方向に導くこと。プロジェクトは声の大きい人の意見が通りやすくなりがちですが、得意分野や知見を持つメンバーが率いることで、より良い成果が生まれると考えています。
実際、若手メンバーがプロジェクトリーダーとして周囲を巻き込み、チーム全員の強みを活かしながら成果を上げることもあります。その過程で、事業の採算性を意識して進めることが、結果として社員の成果や給与に反映され、クライアントにも価値を届ける手段となります。同時に、プロジェクトを通じて個人が能力や人間性を磨くことも重視していますね。
組織の型に縛られず、横断的に価値を生み出せる環境
――トライビートの「カルチャー」について教えてください。
当社は多様性にあふれた組織です。エンジニアを中心にさまざまな国籍のメンバーが在籍し、業務中には複数の言語で会話が飛び交うこともあります。こうした環境は、既存メンバーにとっても刺激となり、成長につながっています。
また、当社独自の「ナイストライ」を称賛する文化があります。年間の表彰式では「ナイストライ賞」を設け、数字には表れなくても、種をまき素地を作った取り組みを評価しています。
こうした文化を踏まえ、当社が求めるのは感情の機微を内省できる人です。問題が起きても他責にせず「自分はどうすべきだったか」を考えられる人、喜びの時には感謝を誰に向けるべきか意識し行動できる人が、トライビートの文化になじみやすいと感じます。
――トライビートで働く一番の「面白さ」や「やりがい」は何でしょうか?
当社の面白さは、多様なプロジェクトに挑戦できることです。たとえば、離島の小中高生向けのプロモーション案件など、普段なかなか出会えない仕事に関わることもあります。
また、自分でアイデアを考え、クライアントやエンドユーザーに価値を届けられる裁量の大きさも魅力です。組織は型に縛られず、縦割りや業務分担もありません。横断的な取り組みや越境も歓迎しており、自由に挑戦できる環境がありますね。
――この記事を読んでいる未来の仲間に向けて、メッセージをお願いします。
私の根底にある信念は、「世界はもっと美しくなれる」ということです。人の心を豊かに、美しくしていけるように、日々のプロジェクトに取り組んでいます。
当社はまだ小さな会社で、整っていない部分もありますが、その分、既存のリソースを活かして自由にさまざまな挑戦ができます。そして私は、社員を心から家族のように大切にしています。共に成長し、互いに支え合いながら、新しい価値を生み出していける方にぜひ来てほしいと思っています。