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フルリモートワークを駆使して・・・小1の壁の超え方とは

こんにちは、CEO室の中山のりおです。うちの一人息子も気が付けば小学2年生。昨年のうちは保育園児プラスアルファ程度な気がしていましたが、おかげさまでこの秋くらいから立派に小学生っぽい風格を漂わせるようになりました。

さて、そんな子供が小学生になるときに訪れるものといえば「小1の壁」ですよね。これは保育園/幼稚園→小学生になる際にドラスティックなんてものではないほどに環境の変化が訪れるため、親が困惑する・・・という有名な社会のバグっぽい現象のこと。これを恐れるご家庭が大量にあると聞いています。もちろん我が家もそうでした。

この現象に対して、フルリモートワーク下でどうやって対策を立て乗り越えてきたか。今回はその実録をお届けしようと思います。なお、この話はあくまで首都圏のある地域での公立小学校のお話ということでご理解ください。

保育園→小学校で何が変わるか

小学校にあがるまで、息子は保育園に通っていました。そんな保育園と小学校との間では、大きな違いが発生します。

この小1の壁の中でも、最も仕事に影響するのは以下の3点ではないかと思います。

  • 登校/下校への協力と対応
  • 学校行事(懇談会やPTA責務)への対応
  • 学童への対応全般

そもそも保育園と小学校の大きな違いは何か?保育園は共働きの家庭が利用することを前提とした仕組みが作られています。そのため、登園時間がフレキシブルだったり、お迎え時間に融通が利いたり、そもそも家庭に持ち帰ってする作業などが可能な限り押さえられていて、保育園側の仕組みとして全てを回してくれるようになっています。正直なところ、保育園の関係者には感謝しても仕切れないほどに助けてもらいましたし、第2の親として子供の成長に大きく寄与していただいたと強く感じています。親同士も同じような環境の人がそろっているため、コミュニケーション時に前提条件(環境要因)で苦労したことはほとんどありません。

一方で小学校は、基本的に学習の場であることから、子供ないし家庭に対しての「要求」が大きく発生します。また、地域を巻き込んだコミュニティが形成されていることも多く、昔ながらの価値観への理解や、PTAないし自治体への協力がある程度求められることになります。この状況を一言で表すなら「仕事をしている家庭にとって頭を悩ませることが日々発生する」というものです。

例えば登校/下校への協力です。任意の時間に登園/お迎えすれば良かった保育園とは異なり、小学校では「登校班への集合時間」というものが定められています。この集合時間は多くの場合7時半前後〜7時50分前後に定められているようで、保育園に比べて融通が利きません。我が家の場合、保育園の時と比べて起床時間は1.5時間早くなりました。そしたら就寝時間も早くなるのでは・・・と思われるかも知れませんが、仕事そのものの就業時間は大きく変わらないため、就寝時間はあまり変わりません。つまり、小学校になり、親の睡眠時間(+子供の睡眠時間)が大きく減っただけです。また、早く出勤する都合があったとしても、この時間を勝手に動かすことはできません。

さらに下校については、これまでの保育園へのお迎え時間から大きく早まった14時半前後に発生します。当然ですが、この時間帯は業務のゴールデンタイムですよね。コアタイム制があるとするなら、ほとんどの企業はこの時間がコアタイムであるはずです。ですから、学童保育という下校後に子供を預かってくれる団体へと子供を預けることになります。この時、迎えに来てくれる学童と、親が連れて行かなければならない学童とに分かれます。前述のとおりこの時間帯はコアタイムど真ん中ですから、当然前者に頼ることになりますが、どちらにせよ終業後にいちはやく(学童が決めた基準の中で)お迎えに行かなければならないことは変わりません。

一方で学校に対する対応にも苦慮することになります。わかりやすい面で言えば、参観日や懇談会、PTA行事です。これらは1回が1時間ほどとはいえ、ある程度の頻度で午前午後を問わず開催されますから、場合によっては仕事を休んでまで対応をする必要があります。仮にPTAの役職などについてしまった場合は、あまり明確なアジェンダや終了時間が設定されない中で時間が取られますので、業務との兼ね合いが気になるパターンが間違いなく増加しますね。

変化やアンコントローラブル事象からのストレスを減らせるのがフルリモートワーク

さて、ここからはそういった変化に対して、現在フルリモートワークを実施しているトレタの中でどうやって乗り越えてきたのかを語っておきたいと思います。

まず簡単にいうなら、フルリモートワークって本当に素晴らしいなと。

現在埼玉県に住んでいる僕にとって、仕事とは休憩1時間を含む業務の9時間+片道1時間×2の、11時間が必要でした。これがフルリモートワークになると、片道1時間×2=2時間が浮きます。時間が浮いただけでも嬉しいのに、そこに付随するアンコントローラブルな要因、例えば交通機関の遅延などに巻き込まれることも無くなります。これは本当にストレスフリーで、フルリモートワークで得られた最大の恩恵であるように感じています。

移動が無いということは、自宅で仕事をすることが多くなるわけですが、これはすなわち学校/学童に行っている子供との物理的距離が離れないということでもあります。学校への1時間程度の行事参加であれば、始業時間を遅くしたり昼休みを相殺させたり中抜けすることで簡単に対応できますし、子供のトラブルが起きたとしても、最短で10分もあれば学校や学童へ到着することができます。この状況も本当にストレスがなく、有給が減らないという数字面以上に、安心感が個人のパフォーマンスに寄与してくれていると強く感じますね。

余談ですが、都内で就業時に災害が起きて帰宅困難になったらどうしよう・・・的な、危機管理面でもフルリモートワークは有利です。この「もしも」に対策が立てやすいのは、フルリモートワークならではですねえ。

ということで、子供が小学校にあたり、様々な壁が発生してきましたが、それは「フルリモートワーク」という枠組みによって、想像よりも低い壁として対処することができました。もちろん「永遠にも思える持ち物への名前付け」や「宿題への対応」「教員とのコミュニケーション」など、これまでにない責務に面食らうことはありますが、そこでもある程度の余裕をもてたのは、ひとえにフルリモートワークのおかげです。

もしこれを読まれている方で、小1の壁が気になっていたり、小学校対応と仕事との両立に不安を感じられている方がいましたら、ぜひ僕のTwitterなどからお声かけください。カジュアルに情報交換をしましょう

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