- Web Engineer
- Product Manager
- SRE
- Other occupations (3)
- Development
- Business
こんにちは!
TOKIUM 開発職サマーインターンの企画を担当した、新卒採用チームインターンの大澤です。今年も昨年度に引き続き、TOKIUM 開発職向けサマーインターンが開催されました!
TOKIUMは、経費精算や請求書処理などの経理業務を自動化する経理AIエージェントの開発に注力しています。今年のサマーインターンでは、この方向性にちなんでAIエージェントの開発をテーマに掲げ、学生の皆さんにAIツール「n8n」を使ったアプリケーション開発に挑戦してもらいました。
インターンは下記のように、各3日全4日程で開催。
A日程 2025年8月27日(木)~29日(金)
B日程 2025年9月3日(水)~5日(金)
C日程 2025年9月8日(月)~10日(水)
D日程 2025年9月24日(水)~26日(金)
全体の満足度は92%で、技術面や社員の雰囲気から得るものが多かったという意見が多く寄せられていました!
濃密な3日間の様子を、このレポートから垣間見ていただけたら嬉しいです!
目次
エンジニアとしての一歩を
AI ツール “n8n” との出会い
いよいよハッカソンへ
集大成の最終発表
エンジニアとしての一歩を
開催のオープニングでは、今回全日程でメンター務める坂上からの挨拶がありました。
「AIの進化によって様相を日に日に変えていく昨今のエンジニア業界において、これまでの常識は通用しなくなっていっています。
最適なテクノロジーと、常識にとらわれない自由な発想と、泥臭さもいとわない行動力を駆使して、AI時代のエンジニアとしての一歩を踏み出してほしい。」
そう坂上は言います。
AIによるゲームチェンジという極端な変化に対応できなければ、会社として必要とされなくなる危機感と同時に、この変化はレッドオーシャンで勝ち抜くチャンスとも捉えられる。
そんな世の中で、インターン生の皆さんには新たな価値を生み出すような「挑戦」をしてほしい。その言葉を以て、サマーインターンは開幕しました。
AI ツール “n8n” との出会い
今回のインターンで使用する AI ツールである、n8n のレクチャーが始まりました。
基礎編、応用編に分かれてのレクチャーが予定されていたのですが、その前に環境構築があります。と思ったら、多くの人が事前資料を見て環境構築を済ませてきていました。最高のスタートダッシュを切ることができた瞬間でした。
いよいよ自分の手を動かす時間が始まります。n8n のチュートリアルにおいては、直感的な操作で意図した挙動が実現できる様子を目の当たりにし、インターン生の目には驚きが見て取れました。
基礎的な挙動の確認はほどほどに、応用編の外部ツール連携が始まります。今回インターンの主題である LLM との連携をはじめ、カレンダーや Slack 、外部サービスの API との連携です。
意図しない挙動やうまく動かない連携に苦戦しながらも、チュートリアルは進んでいきます。
最後に、多様な入力に対応できる柔軟性、入力されたデータに応じて行動を決定する自律性、他システムやサービスと容易に連携できる拡張性といった特徴が、まさにAI エージェント開発に欠かせない強みとして強調され、チュートリアルは終了しました。
いよいよハッカソンへ
チュートリアルを終え、進行はいよいよ身近な物事の解決に向けたハッカソンが始まります。
ここからは、一人ひとりが「自分が作りたいもの」に対し、n8n を用いて開発に取り組む個人ワークです。n8n は、組み合わせ次第で実現できることの可能性が無限に広がる奥深さがあり、初学者にとっても経験者にとってもやりがいを感じられる内容になっています。
手を動かし始めると、会場の空気は一気に熱を帯びていきます。思い描いた挙動がすぐに実現できる瞬間もあれば、連携がうまくいかずエラーと格闘する場面も少なくありません。
あるインターン生は「外部のアプリケーションと連携がうまくいかない」と頭を抱え、別のインターン生は「Slack上で意図した AI の応答が返ってこない」と試行錯誤を重ねていました。
行き詰まった時には、巡回している4人のメンターに声をかけます。メンターはインターン生と一緒になって考えつつ、考え方や調べ方のヒントを与えます。「あ、そうか!」と気づいた瞬間にインターン生の表情がぱっと明るくなる――そんなシーンがあちこちで生まれていました。
とはいえ、集中する時間ばかりではありません。
初日と二日目には「雑談タイム」が設けられました。雑談を交えつつ、ワークの進捗や開発上の相談を気軽に共有する時間です。リラックスした空気の中で、仲間同士のアイデアに触発され、新たな発想につながる場面もありました。
食事の時間には、TOKIUM のメンバーも加わり、仕事やキャリアについての話題から趣味の話まで、さまざまなテーマで懇談が広がりました。面接やワーク中には聞けないような生の声に触れ、インターン生にとっては貴重なひとときとなりました。
集大成の最終発表
最終3日目の昼過ぎから、ついに発表が始まります。初回日程のコメンテーターは TOKIUM 開発部長の橘高が務めました。
発表では、成果物の内容はもちろん、その背景、過程でぶつかった課題、全体を通した振り返りなどが盛り込まれました。
ここで、今回参加してくださったインターン生の制作物からいくつかを抽出して紹介します!
- 「しりとり学習Botくん」
Slack 上のチャットでしりとりをすることができるアプリケーションです。AIが返すワードは「頭の良さそう」なワードで、そのワードをユーザが知らなかったら解説もしてくれる、というものです。
そのうえで、Notion に単語がストックされていって沢山のワードに出会うことができるというアプリケーションでした。
当初AI がしりとりをうまく理解できず、プロンプトをこだわることで乗り越えられていました。 - 「英単語学習アシスタント」
Slack で AI から 英語の問題が出題され、リアクション機能を用いることで正誤判定から解説までしてくれる、というアプリケーションです。
リアクション機能をトリガーとしてAIエージェントを起動させることができなかったところを、時間経過から起動させることで解決されていました。
インターン生一人ひとりへのフィードバックの時間では、橘高がそれぞれのインターン生に対してまずは場を和ませる言葉をかけ、発表の緊張をやわらげつつ、良かった点や、さらに伸ばせる点を丁寧に伝えていきました。
さらに、3日間メンターを務めた TOKIUM メンバーからも、一人ひとりの発表に対してフィードバックが送られました。
成果物を披露したインターン生からは、「もっとこうできたはず」と振り返る声も多く聞かれました。短期間で形にすることができた達成感と同時に、次への課題を自ら見つける姿に、強い向上心が感じられました。
インターン生からのコメントをいくつか紹介します。
「ノーコードとAIエージェントを実際に使ってみて、将来的にもっと多く、便利になると感じた。そのため、早い段階で触れることができて、良かったと感じた。」
「毎日予定されている1on1やそれ以外の休憩の時間などでも積極的にコミュニケーションをとっていただいて、学びになった。」
「インターンを通して社員の方々の考え方やカルチャーに直接触れ、事業の強みを具体的に理解できたため理解度が大きく深まった。」
「ユーザビリティに関するプラスアルファの機能を実装して、プロダクトとしてブラッシュアップを目指したい。」
限られた3日間の中で培った気づきが、今後の学びや挑戦へと繋がっていくことを期待しています!
\TOKIUMではエンジニア・ビジネス職での新卒採用・中途採用を強化中/
ご興味のある方はお気軽に面談にお越しください!