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こんにちは!TOKIUMのプロダクト部でPdMをしている木下です。
TOKIUMインボイスや経理AIエージェントのプロダクト開発に携わっています。
v0、Cursor、Claude Code、Devinといったツールにより、私たちPdMも「手を動かして仮説を検証し、価値を届ける」ことが日常になりました。実際にTOKIUMでも、PdMが直接プロトタイプを作り、課題の深堀りから企画の検証、時には本番コードへのコミットまで行っています。
今日は、AIツールによりPdMの業務がどう変わったのか現場の実体験をお話ししたいと思います。
PdMの"手触り"がプロダクトの質を変える
仮説検証スピードが倍速になった瞬間
これまでは「こんな機能があったらいいな」と思っても、エンジニアに要件を伝え、仕様書を作成し、開発を待って...という流れで、アイデアから検証までに数週間かかることが当たり前でした。
ところが、v0とCursor+Claude Codeを使い始めてから、この流れが劇的に変わりました。
先日、お客様から頂いたフィードバックを元に私自身がプロトタイプを作成しました。「こういうイメージです」という言葉だけではなく、実際に触れるものを見せながら会話できるようになったことで、お客様との認識ズレが激減し、より深い課題に集中できるようになりました。
また、以前はエンジニアに要求定義書やワイヤーフレームで仕様を伝えることもありましたが、どうしても解釈の違いが生まれることがありました。
今では、PdMが作ったプロトタイプをベースに、エンジニアと「このロジックはどう実装する?」「この部分のパフォーマンスは大丈夫?」といった、より本質的な議論ができるようになっています。
AIが支えるPdMの開発環境
私の日常的なAIツール活用法
TOKIUMでは、PdMも本格的にAI開発環境を整備しています。私が日々使っているツールセットをご紹介します。
1. v0 - プロトタイピング
UIの検証スピードが圧倒的に向上しました。お客様の要望を元に機能イメージのプロトタイプを作成。
- 参考:v0では他の人が作成されたものを活用もできます。
2. Cursor + Claude Code(Maxプラン) - プロダクトマネジメントの業務サポート
プロダクト開発に必要なドキュメント作成などをCursorを活用し作成。
自分が手を動かせない場合はClaude Codeにリサーチ作業などをまるっとお願いしています。
例えば、「経費申請の離脱ポイント分析」をClaude Codeに依頼:
TOKIUMの経費申請データを分析して、
ユーザーが申請を途中でやめてしまうポイントを特定し、
それぞれの改善案を提案してください
- 参考:Cursor用のrepositoryとClaude Codeに並行作業を実施させる画面
3. Devin - 軽微な機能修正をサポート
軽微な機能修正などのクイックに対応したいものはPdmがDevinに指示してプロダクトに反映を行ったりもします。
こちらが指示した内容を元に実装、テスト、PRの作成まで、一連の流れを自動化できます。
越境的な挑戦が歓迎される文化と土壌
「職種の壁」を超えた協働文化
AIツールの普及により、職種の垣根を超えてプロダクト企画するメンバーが増えました。
営業の方が、お客様との商談内容を元に「こんな機能があったら提案しやすい」というプロトタイプをv0で作成されたり、経理部からはAIを活用した機能について提案があり、それらを元に営業活動のタネだったりAIエージェントのプロダクトに組み込んだりしています。
また「PdMが越境して関わる」ことに対しても非常に協力的です。
営業メンバーの協力により、商談の場で私が作成したプロトタイプを画面共有しながら提案することが日常的になりました。
経理部のメンバーに提案内容について相談した際は「この部分はもっと効率的にできるよ」と改善提案もしてくれるので、みんなが「顧客価値の最大化」に向かって動いている実感があります。
AI駆動プロダクトマネジメントの未来
AIエージェントの台頭により、従来の分業体制から、「みんなでプロダクトを作る」協働体制へのシフトが起きています。
これにより、より深い顧客理解と、より早い価値検証、そしてより高いプロダクト品質を実現できるようになりました。
一緒に「役割を超えてプロダクトに向き合う」仲間を募集しています
TOKIUMでは、こうしたAI駆動のプロダクト開発を一緒に推進してくれる仲間を募集しています!
こんなマインドをお持ちの方と、ぜひ一緒に働きたいです!
- 「PMだけどコードも書きたい!」「逆にエンジニアだけど要件も詰めたい」「商談に参加したい」──そんな越境思考をお持ちの方
- 新しいAIツールを見つけたら、とりあえず触ってみたくなる方
- 職種の枠にとらわれず、顧客価値にまっすぐ向き合いたい方
- 失敗を恐れずに、どんどんプロトタイプを作って試したい方
技術的なバックグラウンドは一切問いません。 大切なのは「お客様の困りごとを解決したい」という気持ちと、「新しいことに挑戦したい」という好奇心です。
AIエージェントという新しい武器を使って、一緒に「未来につながる時を生む」プロダクトを作っていきませんか?
興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアルにお話ししましょう!