自身の「Will(やりたいこと)」と「Can(できること)」を部門のビジョンとすり合わせながらキャリア構築をしていくことは非常に重要です。今回、トライバルメディアハウス(以下、当社)で活躍する栗原 健也さんに、これまでのキャリアや当社での経験、そして今後の展望についてお話を伺いました。
マーケティングDX事業本部 モダンエイジ事業部
プロデューサー 栗原 健也(2021年入社)
映画業界への情熱とマーケティングの力 ── 栗原のキャリア軌跡
ー今日はよろしくお願いします! 面接で話したのは、3年前でしたか? 今期(2025年)からリーダーになって、仕事への向き合い方は変わりましたか?
よろしくお願いします! 2021年11月に入社したので、岩山さんと話したのは3年半前ですね。自分のキャリアの中で、マネジメントや経営にはチャレンジしたいと思っていて、モダンエイジ(※)をより強くするためにリーダーとして貢献できているのはやりがいもあるし、面白いと感じています。
※Modern Age / モダンエイジはマーケティング支援を通してエンターテインメント、ブランド双方のファン作りを行うのが得意なレーベルです。エンターテイメント領域においてマーケティング支援からファンを作る、エンターテインメントのファンのエネルギーをブランドに転化する架け橋の役割をモダンエイジが担います
ー元々、リーダー気質のようなものはあったんですか?
大学まで剣道部だったんですが、気づかないうちに主務になってて、「栗原よろしく!」って。中学・高校の時とかも気づいたら、リーダーやってるみたいなタイプでしたね。「自分が属するチームとか組織を良くしたい」という思いがあり、いろいろな役割を引き受けることが多かったです。自分の性分ですし、それが自分の強みだと思っています。
ー栗原さんらしいですね。改めて、これまでのキャリアを教えてください!
新卒で、デジタル系の広告代理店に入社しました。入社当時はちょうど、デジタル広告がマス広告の出稿額を超えるというタイミングで成長著しいタイミングでした。この成長を体感しながら、自分の市場価値を高めていきたいと考えて前職に入社しました。
ー当時、映画やエンタメ業界を軸に就職活動はしていなかったのですか?
していましたが、ご縁がありませんでした。家族の影響で映画が好きで、大学時代もレンタルショップでアルバイトをし、暇さえあれば映画を見ていました。物心ついたころから、映画業界にチャレンジしたいと思っていたので、新卒の就活の時にはもちろんチャレンジしました。
今思い返すと、「Will(やりたいこと)」ばかり考えていて、「どう関わりたいか」であったり、「どう貢献できるか」が漠然としていたんですよね。将来、映画に関わる仕事をするためには「Can(得意なこと)」を見つけて、それを磨き上げなければいけないと痛感しました。そのために、成長著しいデジタルマーケティング業界にチャレンジしようと思ったんです。ちょっと打算的ですかね(笑)。
ー前職に入社してみて、みてどうでした?
「自分の得意領域を見つけ、磨き上げる」という決意を掲げたからには、クライアントに貢献できるように全力で取り組みました。前職は規模の大きい組織だったので、まずは広告運用をメインで担当するんですが、もっとクライアントのフロントに立ち、課題解決に向き合いたいと積極的に発言し、行動しました。2年目からその役割を任され、最終的にはデジタル広告領域の戦略を考える立場として、多くのチャレンジができたと思っています。
映画業界への挑戦 ── モダンエイジで切り拓く新たなマーケティングの道
ー前職でも活躍していて、成長実感もあったと思いますが、転職を考えたきっかけは?
前職でも成長実感はありましたし、様々なチャレンジができる環境でした。ただ、3年目くらいから「自分は何のために仕事をしているのか?」という問いを持つようになり、自分の好きな分野にもっとコミットしたいと考えるようになりました。また、家族ができたことも転機でした。
これまで培ってきたスキルを活かしながらより自分の価値観を大事にし、やりたいことにコミットして仕事をしたいと決意しました。今なら、自分のWillとCanを重ねられるんじゃないかという自信があったんです。
ー多くの選択肢があった中で、モダンエイジを選んだ決め手は?
改めて、映画に関わりたいという思いを持って転職活動をしており、映画制作会社や配給会社にもチャレンジしていました。ただ、前職で培ってきたスキルを活かせる環境なのか、モヤモヤした気持ちもあったんですよね。覚悟をもって転職を決めたからには、自分のスキルを活かしつつ、組織に貢献し、やりたいことにチャレンジできる環境を選びたいと考えました。
そんな中で、モダンエイジの募集を見つけました。「人生を変える一瞬をデザインする」というミッションと自分のWillの重なり、エンターテイメントとマーケティングの懸け橋となる事業ポジションなど、これだ!と思ってすぐ応募しました。
モダンエイジを選ぶ決め手になったのは、事業部長の高野さんの誠実な姿勢でした。業界のリアルな話を率直に聞かせてもらい、自分が目指す方向性と一致していると感じました。音楽やゲーム業界のクライアントが多く、映画業界にはまだアプローチが十分でない状況だということも、包み隠さず話してくれました。
また、エンターテイメント業界のマーケティングは、従来の手法が通じにくくなってきており、新たなアプローチが求められるタイミングだと考えていて、映画というコンテンツを盛り上げるためには、モダンエイジという環境を選択することが最適だと考えました。
ー実際に入社してみて、ギャップや気づきはありましたか?
事前に聞いていたのでギャップではありませんが、本当に映画業界のクライアントがいなかったです。自分で提案資料を作り、人脈を頼りに開拓を進めることで、徐々に業界内での信頼を得られてきたと思います。
こうした開拓の姿勢を高野さんや代表の池田さんから直接学べたというのは、本当にモダンエイジに来てよかったなと思うことですね。トライバルメディアハウスのバリューでもある「道をつくる人」を体現されている姿勢から学ぶことは本当に多いです。
行動することはもちろんですが、インプットの重要性を痛感して継続的に学習する習慣を身に付けられたことも、当社のカルチャーや先輩の姿勢があったからこそだと思っています。
エンタメ業界を革新するマーケティング戦略 ── リーダーとしての挑戦と未来への展望
ー現在担当している業務ややりがいについても教えてください。
モダンエイジのクライアント獲得のための営業戦略立案から、クライアントワークまで幅広く担当しています。リーダーになって以降、営業推進の役割として、モダンエイジが提供できる価値をクライアントに知ってもらったり、案件獲得につながる動きに注力しています。
クライアントワークに関しては、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクト全体の推進、クライアントのカウンターパートとして課題のヒアリング・与件の整理を行うという立場で動くことが多いですね。上記の取組もあって、映画業界のクライアントに対する支援も少しずつ増えているので、そこにも積極的にかかわっています。
例えば、(具体例)ある映画作品の支援に携わったのですが、ご依頼をいただいたタイミングでは、宣伝コンセプトやコミュニケーションの方法がまったく固まっていなかったんです。そこから一緒に伴走をさせてもらいながら、コンセプトの策定やどんな打ち手でターゲットに伝えていくかまでを支援しました。手段ありきではなく、課題解決のために向き合えるのは当社に入ってよかったと感じるやりがいです。
ブランド戦略の段階から関われることや、ブランドとエンターテイメントの接点を作り、ファンに刺さるプロモーションを生み出せるのは、とても面白いですね。
ーモダンエイジの組織の特徴やカルチャーについて、どう捉えていますか?
モダンエイジには、それぞれの大好きなエンターテイメントに情熱を持つメンバーが集まっています。自分の好きなエンタメをもっと届けたいとか、業界をもっとよくしたい・いい方向に動かしたいとか、理由はそれぞれなんですがエネルギーの源泉を持っているんですよね。
例えば、自分が推し活をしているからこそファンに関する解像度がめちゃくちゃ高いメンバーがいたり、音楽業界出身でアーティストをプロデュースした経験を活かして、活躍しているメンバーがいたり。マーケター視点だけでなくファン視点を持つことができるメンバーがそろっていることが、組織としての強みだと感じています。
ー確かに、モダンエイジというチームの価値の源泉ですよね。今後の目標や挑戦したいことは?
リーダーとしては、メンバーが自発的・能動的にアクションできる環境を作りたいと考えています。せっかくモダンエイジにいるのだから、ここでしかできない仕事をどんどん経験してもらえる環境をつくりたいです。
自分は、他のメンバーに比べてプロジェクトマネジメントスキルが高いわけでも、プランニング能力が高いわけでもありません。自分自身の強みは「意思をもって推進してやり切る」マインドだと思っているんですよね。
意思をもって打席に立つ数を増やせれば、チャンスは自ずとめぐってくると思っています。ただ、それが得意な人も苦手な人もいる、だからこそ自分の役目はメンバーが打席に立つ機会を作ったり、チャレンジできる環境を整えることです。リーダーという立場になったからには、やり切りたいと思っています。
個人としてはやっぱり、映画業界を盛り上げていくことにもっとチャレンジしたいですね。マーケティングの領域はもちろん、事業や経営観点からも関われるような取り組みをモダンエイジとして企てていきたいと考えています。
ートライバルメディアハウスっぽいし栗原さんを体現している気がします! 最後に、どんな人と働きたいですか?
エンターテイメントが好きな方はもちろんですが、単に好きなだけでなく、問題意識を持って行動できる、エネルギーを持った人と一緒に働きたいです。
自分自身もデジタル広告の経験はありましたが、その他のマーケティング手法については経験していない部分も多くありました。当社は、何かしらのエネルギーの源泉がある人であれば、いくらでも成長できる環境だと思います。
モダンエイジは、エンターテイメントを心から愛し、業界を変えていこうという熱量のある人が活躍できる環境です。映画や音楽、アニメなど、自分の好きなコンテンツを本気でマーケティングしたい方にとっては、最高の場所だと思います。
私自身がそうだったように、新しい領域・未知の領域の開拓のチャンスを自分で作り出せる環境だからこそ、エンタメに対する思いを持った人とぜひ一緒に働きたいと考えています。当社のバリューである「道をつくる人」を体現するメンバーから学ぶことはもちろん、モダンエイジのリーダーとして、おしみなく打席に立つ回数を増やすためのサポート・支援をしたいと考えています。
自分の成長とエンターテイメント業界の発展を両立できる仕事にチャレンジしたい方、ぜひ一緒に挑戦しましょう!
今回は、プロデューサーとして活躍する栗原のインタビューをお届けしました。「Will(やりたいこと)」を常に考えつつ、「Can(得意なこと)」を磨いたうえで、自身の成功体験に繋げていく大事さが伝わっていれば幸いです。
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