マーケティング戦略とクリエイティブの融合を追求するためには、表面的なスキルだけでなく、クライアントの本質的な課題に向き合う力が求められます。今回、こうした姿勢を持ちながらトライバルメディアハウス(以下、当社)で活躍する西畠勇気さんに、これまでのキャリアや当社での経験、そして今後の展望についてお話を伺いました。
マーケティングDX事業本部 ソーシャライズデザイン事業部
コミュニケーションプランナー 西畠勇気(2024年入社)
事業会社の視点を持つマーケターが選んだ、支援側での新たな挑戦
ーーまずはこれまでのキャリアについて教えてください。
これまでCM制作プロダクション、大手広告代理店系の総合制作会社、デジタルエージェンシー、BtoB企業、ホテルと、さまざまな環境を経験してきました。最初はクリエイティブ領域に強い関心があり、広告制作の現場からキャリアをスタートしました。
その後、デジタル領域の可能性に惹かれ、デジタルエージェンシーで経験を積む中で、戦略とクリエイティブディレクションを学びました。さらに、BtoB企業やホテルといった事業会社での経験を経て、クライアント側の意思決定プロセスやマーケティング戦略の重要性を理解するようになりました。異なる業界での経験を積むことで、多角的に物事を捉える力が養われ、現在の仕事に大きく活かされています。
ーー支援側⇒事業側と転じてこられた中で、改めて支援側への転職を考えたきっかけは何でしたか?
代理店時代はプロモーション領域に特化していたので、より広範なマーケティングやブランディングに関わりたいと考えるようになりました。プロモーション単体ではなく、事業全体の戦略を考える仕事がしたかったんです。そこで、事業会社に転職し、マーケティング戦略の立案やブランド戦略を経験しました。実際に事業会社で働くことで、社内での意思決定プロセスの複雑さや、短期的なKPIと長期的なブランド戦略のバランスを取る難しさを学びました。その経験を通じて、より実践的なマーケティング戦略を考えられるようになったと感じています。
その後、再び支援側のキャリアに戻る決断をしたのは、事業会社の視点を持った上で、より深くクライアントの課題解決に貢献できると考えたからです。
ーーそういった中で、当社を選んだ理由は?
当社を選んだ理由は、戦略立案からクリエイティブの実行まで一貫して関われる環境が整っていたこと。また、組織の規模が大きすぎず、フラットな文化の中で意思決定が早く、柔軟に動けそうな点も魅力的でした。
信頼できる仲間とともに、マーケティングの未来を切り拓く
ーー入社後、実際に感じたことは?
期待した通り、戦略からアウトプットまでを一貫して考えられる環境があり、自分が思い描いていた働き方ができています。また、社内のメンバーのマーケティングリテラシーが高く、共通のフレームワークを活用した議論がスムーズに進む点も大きな魅力です。
たとえば、ある施策を提案するときも、長期的なブランド価値の向上と短期的な成果のバランスをどのように取るかといった観点で議論できます。こうした思考の共通言語を持っていることで、チーム全体の生産性が非常に高いと感じます。
ーーチームで課題に向き合うのはトライバルの特徴ですよね。特に頼りにしているメンバーはいますか?
上司である平井さんの存在はとても大きいです。バランス感覚に優れ、冷静かつ的確な判断ができる方なので、日々学ぶことが多いですね。業界経験が豊富なだけでなく、マーケティングの本質を理解しながら、柔軟な発想で課題解決に取り組む姿勢は本当に尊敬しています。また、部下の意見にも耳を傾け、必要なときには的確なアドバイスをくださるので、安心してチャレンジできる環境が整っています。
こうした上司のもとで働けることは、自分にとって非常に恵まれていると感じていますし、同僚も互いにリスペクトし合う文化が根付いていることが、会社全体の雰囲気を良くしていると感じます。
仕事のやりがいと今後の挑戦
ーー現在の業務についても教えてください。
現在は主にマーケティング戦略やブランディングの設計を担当し、それに基づいたSNS運用やコンテンツマーケティングの提案を行っています。特に戦略とクリエイティブの整合性を重視しており、単に見栄えの良い広告を作るのではなく、しっかりと成果につながる施策を考えるようにしています。
また、クライアントとの関係構築も大切にしており、戦略を一方的に押し付けるのではなく、クライアントと共に最適なマーケティング施策を作り上げることを意識しています。ブランドの長期的な成長を見据え、単発の成功だけでなく継続的な成果を生み出すことを重要視しています。
ーー今後、どのようなことに挑戦したいですか?
事業全体を踏まえた支援を続けることはもちろん、クリエイティブ領域のレベルアップにも貢献していきたいと考えています。特に、ソーシャル起点でのブランディングの可能性を探っており、企業のマーケティング戦略をより高いレベルで実現できるようにしたいですね。
また、組織貢献やサービス開発にも積極的に関わり、より広い視点でマーケティングを考えられる環境を作っていきたいと思っています。市場の変化に対応しながら、新しいマーケティング手法の導入にもチャレンジし、クライアントの成長に貢献できるような存在を目指したいです。
――最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
「自分のスキルをより活かせる環境を探している」という方にとって、当社は非常にやりがいのある職場だと思います。特に、「自分の領域が限定されてしまっている」と悩んでいる方には、幅広いスキルを活かしながら成長できる環境があります。
また、事業会社でマーケティングの全体感を持ちながら、社内の調整や意思決定のスピードに課題を感じている方にとっても、スピーディーに動ける環境は魅力的だと思います。ここでは、戦略立案から実行まで一貫して関わることができ、マーケターとしての視野を広げることができます。
今回は、コミュニケーションプランナーとして活躍する西畠のインタビューをお届けしました。総合代理店、事業会社でのマーケティング経験を活かして活躍する姿勢が伝わっていれば幸いです。
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