トライバルメディアハウス ソリューション開発部 阿部です。
前回に続き、音楽・テック・カルチャーの祭典「SXSW」(サウス・バイ・サウス・ウエスト)へのチャレンジから何を得た3つのこと、そしてどんな体験だったのかをシェアするシリーズの第3回。
今回のキーワードは「チャレンジのための “心”・“技術”・“場” について」。
これから何かにチャレンジしようとする人・チャレンジしている人に向けて、それを乗り切りワクワクするための私なりのTipsをシェアしたいと思います。
(第1回) - 志を口にすることの重要性
(第2回) - モノゴトをかけ合せる力・視点の重要性
(最終回) - SXSW・オースチン体験記
チャレンジのためのTips -いかに “心”・“技術”・“場” を整えられるか
今回の“SXSWのコンテンツ制作”は、自分にとってとても大きなチャレンジでした。
今回の仕事は「展示ブースに人を惹きつけ入場者を増やすためのコンテンツ制作」。 出来合いのものではなく新しい技術を使い、一からの設計・開発をするというもので、これだけでもプレッシャーのあるチャレンジですが、さらに初の国外での仕事で、しかも憧れのSWSX。本当にワクワクするとともに、時に恐ろしくなるチャレンジでした。
そのプロセスの中では、失敗したり焦ったり苦しんだりとチャレンジに付き物の壁が立ちふさがる。それらを一つ一つ乗り越えていくことで確実な成長を感じ、チャレンジがいかに重要かを再認識するプロセスでもありました。
ただ常にチャレンジし続けるには相応の大変さもある、それに対してどう向き合えばいいかを考えた先で、私は “心”・“技術”・“場” という3つの要素をいかに日頃から整備できるか が勝負なんだと感じるようになりました。
それらは具体的にどういうことか、感じたことをシェアしていきたいと思います。
【心】「大変かも」と「面白そう」が同時に現れた時、どちらを取るか
常にチャレンジとは今現在の自分自身のスキルを超えることを求めてきます。それに対面した時、私の場合は「大変だろうな…」という気持ちと「出来たら面白いだろうな」という気持ちが同時に起こりがちです。
ではそれらの気持ちにどう向き合うか。私は「少しでも“面白そう”がそこにあるのであれば、チャレンジを選択する」ということを日頃から言い聞かせるようにしています。
(よく聞く話かもしれませんが、今回のチャレンジを通じてこの言葉の意味を強く痛感しました)
「大変だった」ということは時間が経てば笑い話にできる、ただ「チャレンジをしなかったことの後悔」は時間が経てば経つほど重くのしかかってくる、と考えているからです。
「チャレンジしても失敗すれば後悔する」と言われることもありますが、私は後悔には2種類あり、そちらの後悔は「自分自身の成長の糧にできる“後悔”の最たるもの」 だと思っています。
もし「チャレンジの機会があるのになかなか踏み出せない」という方、試してみてはいかがでしょうか?
【技術】常に磨くべき技術、ただそれが足るかの評価はチャレンジにこそある
チャレンジの中に身を置く中でどうしても感じるのは「もっと技術・スキルがあれば…」「もっと勉強しておけばよかった…」ということ。常日頃からチャンスが来た時に、後悔しない自分を作り続ける・磨き続ける努力はやはり重要だと痛感します。
ただその反面思うのは「技術・スキルがまだ足りないからチャレンジしない。もっと力がついたらチャレンジしよう」というのは勿体ない、と言うこと。
概して、
・「チャレンジする前に必要だと思っていた技術・スキル」と「チャレンジしてみて“もっと磨いておけばよかった”と思う技術・スキル」には差がある
・「自分自身の評価(自分の作ったものへ自分が下す評価)」と「それを他者が見た時の評価」にも差がある
ものだと思っています。
前者は、チャレンジを実際にしてみると、新たに気づく/知るアイディアや知識によって、実は事前に必要と思っていたことが不要であったり迂回できたりするものだった、というもの。実はチャレンジしてみると、その弱い部分をサポートしてもらえて不要だった、ということもあります。
また後者は、「自分ではまだまだ…」と思っていても、実は一般的に見ると十分WOWを生み出せるものだったり、ということもあります。(特にスキルを磨いていくと、意識せず “スキルの高い人の目線” で評価してしまい、他者からの評価と乖離してしまうことが起こりがちです)
驕らず、かといって臆病にならずにスキルを磨き続けたいものですね。
【場】機会が来る場、チャレンジに踏み切れる場に入れるかどうか
“心”と“技術”の準備が整っているとしたら、あとは「チャレンジの機会を得られる“場”」「心置きなくチャレンジできる“場”」に身を置けるか、が重要になってくると感じています。
どんなに準備しても、機会がなければチャレンジできず。また機会があっても、足かせがあるであればチャンスを掴めないことや、実力を十分に発揮できないことにもなりかねません。
今回のSXSWのチャレンジにおいては、第一回でご紹介したような「自分の志を示す“場”」があったこと、またトライバルメディアハウスがこのような活動OKしてくれる環境が、チャレンジしやすい“場”であったことは幸いだったと感じています。
またSXSW参加以降は、より積極的に機会を得られる 社外イベント/セミナー へ積極的に参加するマインドが確立できたように感じます。
積極的にチャレンジのための“場”に身を置き、時として“場”を作ること。これもワクワクする未来のための重要なファクターではないでしょうか。
次回、最終回。オースチンでの体験とこれからについて。
チャレンジへのTips、いかがだったでしょうか。この記事を読んだ人が新しいチャレンジに挑戦し、ワクワクする未来が生まれると幸いです。
さて、ついに次回は最終回、SXSWでの展示がどうだったのか、現地でどんな反応が待っていたのかをシェアします。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ次回も読んでいただけますと幸いです。
(第1回) - 志を口にすることの重要性
(第2回) - モノゴトをかけ合せる力・視点の重要性
(最終回) - SXSW・オースチン体験記
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