プロフィール
埼玉県出身。これまでに社内SEやWebエンジニア、ディレクターとして幅広くシステムの開発に携わる。2017年8年にサーバーサイドエンジニアとして Timers にジョイン。
大学中退の未経験者がサーバーサイドエンジニアになるまで
--エンジニアを目指したのはどういうきっかけですか?
きっかけは、小学校6年生くらいのときにポケモンの攻略情報を掲載したウェブサイトを作りたくて HTML や CSS を調べながら作り始めたことだと思います。
ウェブサイトを公開すると、アクセス数が増えたり、サイトに設置した掲示板ページに書き込みをしてもらえることを面白いと思うようになりました。自分で作ったものを人に使ってもらえている喜びをこの頃から感じていたと思います。
--では、その頃からプログラミングへの興味を持ち始めたのですか?
それがそうでもないんです。
学生時代は、中学は器械体操、高校はバレーボールとほとんどの時間を部活に費やしていて、その間はコンピュータには触れていませんでした。
転機はそのあとです。理系の大学に入学したんですが、自分が想像していた場所と違っていて大学は自分で勉強するところであると分かりました。自分で勉強をするのであれば、大学に通わずに自身で勉強をしたほうが自分に合っているのではないかと思うようになり中退をすることにしました。今思い返せば、かなり冒険的な判断だったと思います。
当時、アフィリエイトをやってみたいと思っていて、それを機に独学で勉強をしながらウェブサイトの制作を行うようになりました。ネット上に公開されているゲームのまとめサイトや学習したプログラミングの知識をブログなど様々なことを試みましたが、全く成果がでませんでした。そのままでは生活が立ち行かなくなりそうだったので、働きながら知識やスキルを習得することを決意しました。
--その後は、志望通りエンジニアとして会社に就職されたんですか。
IT未経験で働ける環境が少なく、社内SEとして就職したのが最初のキャリアでした。就労経験が無く、プログラミング未経験の自分を受け入れて頂いた介護事業会社の社内SEとして就職したのが最初のキャリアでした。主に担当していた仕事は社内の方からのPC関連の質問に答える社内ヘルプデスクと、社内で使用するシステムの開発です。開発自体は開発会社に外注をしていたため、システムを開発するという経験を積むことはできませんでした。次第に仕事としてプログラミングがしたいという思いが強くなり、2年弱ぐらいで転職を決意しました。
向上心と情熱で理想のキャリアを拓く
-その次はどんな会社に入られたんですか?
スタートアップのウェブ制作会社に4人目の社員として入社しました。
面接時にプログラミングのスキルをアピールするため、PHP で作った簡単な掲示板をプレゼンした結果、開発エンジニアとして参画する機会を頂きました。キャリアには空白期間がありましたが、そこで独学で勉強したことが活きた瞬間でした。
最初は HTML コーディングから始まり、徐々に WordPress を使ったウェブサイトの制作や、フレームワークを使った PHP でのアプリケーション開発を担当するようになりました。この頃から「自分の手で開発することが楽しい」という思いが一層強くなってきました。
次第にディレクター業務も兼任することになり、ウェブサイト制作におけるいろいろな工程を浅く広く担当するようになりました。
しかし、最終的にはディレクター業務がほとんどの割合を占めることになり、自身が手を動かして開発を行う時間が減ってしまうことになりました。ソフトウェアエンジニアとしての自分の市場価値を高めるには、開発に携われる時間を増やす必要があると考え、再び転職を考えるようになりました。
--Timersに転職した理由はなんだったんでしょうか?
何度か面談の機会を頂くなかで、ソフトウェアエンジニアとしての開発業務に集中して携われそうであること、エンジニアリングの価値に理解がある文化を築かれていることがマッチしていると思いました。
今や多くのソフトウェアを扱う企業で標準となっているかもしれませんが、業務での開発に GitHub を使ったり、CI で自動テストを実行したりする経験が無かった自分にとって、そういった開発を効率化するためのツールが導入されている環境で仕事ができることは自身のスキルアップにつながると確信していました。
また、個人的にはエンジニアリングを単なる手段の 1 つではなく注力するべき重要な領域と捉えている文化がある会社で働きたいと思っていました。このあたりは定性的ではありますが Wantedly やコーポレートサイト、テックブログなどを読むことでも事前に感じ取れました。
そして、会社の規模やフェーズとして、これから事業を拡大させるためにアクセルを踏み込む時期の会社にジョインしたかったという点もあります。
-Timersのエンジニアが他社と異なるところはどんなところですか?
技術的なスキルの高さがあることはもちろんのこと、それをどのように使っていくべきかを慎重かつ速く判断を行えるバランスのとれた人達が集まっていると感じます。元々は PHP で開発されていたプロダクトも、一部を Golang に置き換えるプロジェクトが進んでいたり、また別の一部の機能を AWS が提供しているサービスを利用する方向に寄せたりと、チームで適切と判断されたものについては積極的に新しい技術を取り入れています。
また、やりたい事を伝えれば、どのように実現しようか一緒に考えてもらえるので、常にチャレンジできる環境だと思います。
--Timersでは、どんなお仕事をしていますか?
主にサービスを成長させるための新機能の開発を行いつつ、テスト基盤の整備や拡充を行っています。入社してから4ヶ月ほどで自身が関わる新機能をリリースするこができました。最初はキャッチアップをしながらプロジェクトを進めなければならなかったためとても忙しかったですが、優秀なチームメンバーと一緒に奮闘しながらリリースに繋げることができてとても達成感がありました。
その後、現在は別の新機能の開発を担当しています。とてもありがたいことにたくさんの方に使って頂いているので、限られた期間でニーズに答えながらどんどん改良していくことは大変ではありますが、とてもやりがいを感じています。
Timers のメンバーは、情熱的でありながらも冷静に仕事に取り組んでいます。課題に感じることがあれば、しっかりと発信し、改善に向けたアクションにすぐに繋げることが頻繁に行われており、入社当初に驚いたことを覚えています。
また、ものごとを判断するときに費用対効果が高いかどうかを常にディスカッションして合理的な判断が行えるようにしているところは素晴らしいと思っています。
情熱的でありながら冷静な人が集まる環境
--Timersの開発チームについては、どんなことを感じていますか?
現在、僕が所属しているチームはメンバー全員がそれぞれ異なる職種になりますが、自然と HRT が浸透しており円滑に開発が進められています。もちろん課題も出てきますが、毎週行っているスプリントの振り返り会にて議題に上げられ、チームでディスカッションした上で次のアクションにつなげていく、という流れが機能しているので心理的安全性が高い状態で開発に集中できているのではないかと感じています。
--今後やっていきたいことを教えてください。
事業の成長に繋がるプロダクトの開発をしつつも、自動化を駆使してエンジニアが効率的な開発を行えるような開発環境を整備することです。
「Famm」は自分が入社する前からあったプロダクトですが、現在は課題に対してのプロダクトを成長させることと、顕在化しつつある課題の改善をバランスよく行っていかなければならないフェーズです。自動テスト、自動デプロイを行う継続的インテグレーションを中心として、よりバグの少ないプロダクトをより早くユーザーに提供できるような開発環境を作りたいと考えています。