SNS領域で新しい価値を提供し続けるテテマーチ。今、私たちは新しい仲間を求めています。今回は、コミュニケーションデザイン室 マーケティングチームの小山に、部署・チームの役割やこれから目指す方針などを聞きました。
※インタビューはオンラインで実施し、撮影は感染対策をしっかり実施した上で行っております。
会社の窓として情報発信を司る、コミュニケーションデザイン室
―まず初めに、コミュニケーションデザイン室とはどんな部署ですか?
コミュニケーションデザイン室は社内でCD室と呼ばれていて、今の体制になったのは2021年6月からで「企画」「広報」「マーケティング」の3つのチームから成る部署です。私が所属するマーケティングチームの視点でいえば、CD室は「未来を伝える」ための部署だと考えています。
※CD室が開催したオンラインカンファレンス「Social談」
テテマーチが支援しているSNSマーケティングの市場は、まだまだ市場として成熟してると言えません。というのも、時代と共に形を変える市場であり、新たなSNSの登場やそのビジネス活用の展開など、目まぐるしく変化するからです。
その中で、テテマーチが市場に対して創り出す「価値」や「未来」を、顧客にどう伝えるのか、コミュニケーションをデザインしていく役割を担っているのがCD室です。私たちマーケティングチームは、CD室の中でも「伝えた結果がどう市場でインパクトしたのか」を見ていく立場だと考えています。
―CD室は新しい部署ということですが、どういった経緯で生まれたのでしょうか?
テテマーチは2021年に7期目を迎え、企業としてさらなる成長が求められています。その中で当社ならではの価値や、企業におけるSNSマーケティングの意義をより積極的に世の中に伝えていくために設立されたのが、CD室です。
このようなミッションが生まれた背景には、コロナ禍における市場の急成長があります。直近1~2年のSNSマーケティング市場では、事業会社であらゆる施策が打たれ、テテマーチのようなSNSを主軸とする代理店が活躍し、既存の総合代理店でもSNSに力をいれる動きがありました。
一方で、SNSの機能が多岐に渡ったことで、手法にとらわれる企業が増えてしまい、「SNS活用の本当の価値とは?」という視点で施策を考えきれないケースが多くなっているのも事実です。だからこそ、7年前から市場の先を走ってきたテテマーチが、正しい知識や実例を提供することで、この市場をあるべき形へと導いていく必要があるという考えになりました。
―フェーズが一段階上がったような印象ですね。
そうですね。これまでマーケティング活動をしてきた中でも、手法の話のみでは市場はつくれないと感じるシーンはよくありました。クライアントのイシューまでたどったマーケティングを進めるためには、会社全体を巻き込んだ施策が重要になりますし、「企画・広報・マーケティング」の連携強化は必要不可欠だと思っています。
常に変革するSNSマーケティング市場において、手法ではなく考え方を伝えていくこと。それによってSNSマーケティングの必要性を広く知ってもらい、市場拡大に繋げていくこと。これこそ今のテテマーチのフェーズにおいて重要な点であり、CD室のミッションです。
―そのミッションを実現するため、CD室では具体的にどのようなことをしていますか?
CD室のマーケティングチームは目まぐるしく状況が変わるSNSマーケティングという市場の中で、テテマーチが創り出す価値や未来を顧客に伝えています。その中でも私たちマーケティングチームは、他の部署が生み出す「テテマーチができること」を市場に対してしっかりと伝え、その結果、どうインパクトしたかまで追いかけます。
―他企業のマーケティングチームとは少し違いますね。
企業によっては、インサイドセールスとマーケティングが一体となり、商談創出を目的とした体制を組んでいるところもあります。しかしテテマーチのCD室は「市場を創っていくためにどう動くか」という考え方をもとに、事業のグロースや市場形成といった目標を掲げ、業務を進めています。
もちろん営業への商談創出もしますが、その先でお客さんが「どんな部分でテテマーチに魅力を感じてくれているのか」「何を必要としてテテマーチに問い合わせてくれているのか」といった顧客ニーズを把握しておけないと、最終的な受注や継続的な契約更新・LTVの向上には辿り着きません。
特に、SNSプロモーション市場は形を変え続けているため、施策や考えなどアウトプットの形もどんどんアップデートが必要で、その効果検証も求められます。そういった情報をいち早くまとめ、世の中に提供できるのは、企画・広報・マーケティングが一部署として活動しているCD室という組織形態を持ったテテマーチの強みと言えると思います。
※CD室開催:SNSでバズったネタを全身で体験できる展示会「#あぁアレね展」
―「市場を作る」ことは、単に商談を増やすよりも難しいことですよね。
そうですね。こうしたビジョンを持てるのは、テテマーチの変化を恐れず積極的に取り入れる組織風土に支えられている面も大きいです。メンバーの一人ひとりがトレンドやプラットフォームの進化に合わせて、いち早く情報をアップデートして、提供するスキルとマインドを持っています。
また、市場を作るためにどんなニーズがあるか、どんな施策が必要かを組織全体でとらえることができていますし、自社プロダクトの「SINIS」や「boite」によるビッグデータを扱える点も強みです。これらのデータを活用し、市場調査や実利貢献を研究する動きを活発化させるために研究機関の「サキダチラボ」を立ち上げたばかりです。
テテマーチとして独自性のある情報を発信していくことで、SNSマーケティング市場そのものの追い風になればと思っています。
市場全体を成熟させることで、テテマーチはより上位のミッションに取り組める
―CD室のマーケティングチームは、どのような業務を行うのでしょうか?
マーケティング戦略策定、戦術のインプットと立案、ROIの最大化のような上流設計から、施策立案、ウェビナー/ebook/記事企画などのKPI策定、顧客データの蓄積と活用であったり、マイルストーン策定、マーケティングロードマップ策定のようなアクションまわりなど、業務としては様々です。
マーケティングチームは、常に主体性を持って各事業部と連携しながら、施策の企画・実施を行い、その結果を定量面・定性面の両方で判断していかなければいかない部署だと思います。今1番母数が多い顧客層は「興味/関心」「検討」層なので、CD室以外にもISチームとともにさまざまな施策に取り組んでいます。今後も、フェーズに合わせて各部署と積極的に連携を取っていきたいと思っています。
―そうした業務は、どのような方針にもとづいて行われているのですか?
大きく3つの方針があります。1つ目は、CD室設立のきっかけにもなっている「市場を作る」です。月に数百~数千万円の予算をかけて成果を出し続けている企業がある一方、「それほど予算をかける必要があるのか」と疑問視する企業がいることも事実です。
まだ価値を理解しきれていない企業に対して、結果を出している企業がどんな取り組みをしているのかを積極的に伝えていきたいと思っています。予算をかける意味やSNSマーケティングにおける根本的な考え方などを知ってもらい、より前向きに捉えて行動変容を起こしてもらえるように訴求します。
2つ目の方針は、「新しいことにチャレンジできる企業と協同する」です。これは、変化の激しいSNSの中では、常に新しいことに取り組み、進化し続けることが企業側にも求められるからです。SNSマーケティングの第一線を目指すクライアントと一緒に、プラットフォームやユーザーニーズに合わせた新たな取り組みを進めていくことで、社会に一石を投じることができます。
実際に、クライアントの挑戦はときに革新性による注目や話題を生みます。それらはユーザーからの評価を上げたり、新たなコミュニケーションが形成されたりと、今までにない発見を作り出してくれます。
また、クライアントとの取り組みによって得た新たな発見は、果敢にチャレンジした1つの事例として市場に還元したいと考えています。表面的な手法論や成功例としてではなく、挑戦するまでの施策背景やコンセプトを伝えて、SNSマーケティング市場の可能性を醸成したいです。驚きや発見は市場全体にポジティブな影響を与えると思っています。
3つ目の方針は、「顧客にテテマーチのファンになってもらう」です。ファンになってもらうためには、市場・顧客のニーズを知り、マーケティング活動を通じて有益な情報を還元しつづけ、信頼を得ていく必要があります。
目先の目標に踊らされることなく、市場の第一線で活躍する顧客へ新しい驚きや発見を提供し、評価の本質を追い求めることが重要です。
また事業会社だけでなく、競合企業に対しても私たちを知ってファンになってもらう状態を作りたいと考えています。互いを認め合い、尊敬し高め合うことが市場全体を成長させ、可能性を広げるからです。
―方針のすべては、「SNSマーケティング市場を作る」というビジョンに集約できますが、なぜそれほどまで市場形成にこだわるのでしょうか?
SNSマーケティング市場はこれからの時代に欠かせない、未知なる可能性を秘めているからです。現状、多くのユーザーに支えられながら発展しているとはいえ、まだ市場としては不確定要素が多く「安定している」とは到底言えません。
第一線で活躍する事業会社ととにも、私たちが支援内容やノウハウを啓蒙できれば、新しい驚きや発見を生み出せると考えています。それら情報は受け手の感情を揺れ動かし、本質的な価値提供をできる企業やユーザーが増えていくことでしょう。
引き上がった意識はクオリティの高い市場を形成する一歩となり、今までの常識をアップデートしていけると考えています。健全な企業を増やし、市場への期待を高めることが、私たちが貢献したいマーケティングのあり方です。
今回は、CD室の生まれた背景や役割などについてご紹介しました。次回は、CD室のミッションを達成するためにテテマーチのどんな強みを活かせるか、これからどんな新メンバーを迎えたいかについてお話していきます!
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